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☆バンクーバー五輪5日目まとめ

2010年02月17日 12時32分03秒 | バンクーバー五輪
男女カーリング、アイスホッケー男子と団体種目が開幕。一方、アルペンはまたも順延。女子スノーボードクロスも時間変更が行われた。

バイアスロン女子10kmパシュート

金 Magdalena Neuner(ドイツ)
銀 Anastazia Kuzmina(スロバキア)
銅 Marie Laure Brunet(フランス)

バイアスロン男子12.5kmパシュート

金 Bjorn Ferry(スウェーデン)
銀 Christoph Sumann(オーストリア)
銅 Vincent Jay(フランス)

スノーボード 女子スノーボードクロス

金 Maelle Ricker(カナダ)
銀 Deborah Anthonioz(フランス)
銅 Olivia Nobs(スイス)

スピードスケート女子500m

金 Lee Sang-Hwa(韓国)
銀 Jenny Wolf(ドイツ)
銅 王北星(中国)

リュージュ女子一人乗り

金 Tatjana Huefner(ドイツ)
銀 Nina Reithmayer(オーストリア)
銅 Natalie Geisenberger(ドイツ)

☆アイスホッケー男子
[グループA]
United States 3-1 Switzerland
Canada 8-0 Norway
[グループB]
Russian Federation 8-2 Latvia

☆アイスホッケー女子
[グループB]
Russian Federation 0-13 United States
Finland 2-1 China

☆カーリング男子
[Session 1]
Great Britain 4-6 Sweden
Norway 6-7 Canada
United States 5-7 Germany
Switzerland 6-5 Denmark

[Session 2]
Canada 9-4 Germany
China 5-6 France
United States 5-6 Norway

☆カーリング女子
[Session 1]
United States 7-9 Japan
Denmark 5-6 Sweden
Germany 9-5 Russian Federation
Canada 5-4 Switzerland

チーム青森の緒戦は強豪アメリカ戦。序盤はアメリカ優位の展開で1-4とリードを許すが、第5、第7エンドに3点ずつ奪取して7-6。その後1点ずつ取り合って迎えた最終エンド。アメリカのラストショットが狙いからやや外れ、ほぼ同距離に両チームのストーンが残る。日本が近ければ日本勝利、アメリカが近ければ延長戦。メジャーによって計られた結果は日本のポイント。激戦を制していいスタートを切ることが出来た。

☆フィギュアスケート男子ショートプログラム

1. Evgeni Plushenko(ロシア) 要素点51.10(44.10+7.00)+構成点39.75=90.85 [0.00]
2. Evan Lysacek(アメリカ) 要素点48.30(40.00+8.30)+構成点42.00=90.30 [0.55]
3. 高橋大輔(日本) 要素点48.90(40.40+8.50)+構成点41.35=90.25 [0.60]
4. 織田信成(日本) 要素点46.00(39.80+6.20)+構成点38.85=84.85 [6.00]
5. Stephane Lambiel(スイス) 要素点41.48(36.20+5.28)+構成点43.15=84.63 [6.22]
6. Johnny Weir(アメリカ) 要素点42.90(39.30+3.60)+構成点39.20=82.10 [8.75]
7. Patrick Chan(カナダ) 要素点41.42(38.90+2.52)+構成点40.70-1.00=81.12 [9.73]
8. 小塚崇彦(日本) 要素点42.14(39.80+2.34)+構成点37.45=79.59 [11.26]

要素点のカッコ内はベース点+GOE。GOEは各要素への出来に対する評価点。[]内はトップとの差。

Plushenkoが帰ってきた。4回転を予定していた5人のうち完璧に跳んだのは彼一人。その安定感こそPlushenkoだ。要素点は全選手中トップ。しかし、構成点はTransitions/Linking Footworkが6.80と低く、王者にしては伸び悩んだ印象。全盛期を知るものにはまだまだ万全ではないという思いを抱かせた。
長い手足をこれでもかと見せつけるLysacekは4回転はないものの見事なジャンプだった。構成点も高く、完璧な演技と思わせる出来。Plushenkoとの差もわずかで、フリーでは横一線の戦いと言えるだろう。
高橋はほぼ完璧な演技。4回転こそ狙わなかったが、GOEの加点はPlushenkoを上回った。負傷により一シーズン欠場したせいで今シーズンはフリーでやや息切れする場面があったので、フリーでは体力面が最大の課題と言えるだろう。
織田もミスなく滑り切った。4回転は狙わず3回転を軽々と跳んでみせた。見栄えに関しては上位二人に比べるとやや見劣りする分、構成点は8点台が2つに留まった。
トリプルアクセルがなく、4回転のコンビネーションも崩れて後半2回転となってしまったLambielだが、構成点はずば抜けて高く、ジャンプの出来次第では十分トップもあった。当然明日も4回転の出来が鍵を握るだろう。
トリプルフリップにGOEで-2.00が付いたため点が伸びなかったWeirだが、観客を惹き込む彼らしさは随所に発揮された。調子の良さはうかがえるが、彼独特の世界の表現はフリーではやや長すぎる気もするだけに、技術的な部分でいかにアピールできるかが鍵になりそうだ。
地元カナダのChanは最初のトリプルアクセルのミスが響いて7位。ステップ中にも転倒し、メダルを狙うにはかなり厳しい状況に。
小塚は最初の三回転三回転こそ素晴らしかったが、残る2回のジャンプが減点された。それでも演技全体としては伸び伸びとして悪くはなかった。

アメリカJeremy Abbottはトリプルアクセルが抜けて失敗。それが響いて立て直すことが出来ずに15位。フランスのBrian Joubertは4回転の失敗から大きく崩れてまさかの18位となった。

◆6日目のスケジュール
[決勝種目]
アルペン女子ダウンヒル、クロスカントリースキー女子個人スプリントクラシカル、クロスカントリースキー男子個人スプリントクラシカル、スピードスケート男子1000m、リュージュ二人乗り、ショートトラック女子500m、スノーボード男子ハーフパイプ
[その他の種目]
カーリング男子セッション3、カーリング女子セッション2,3、アイスホッケー男子グループB(チェコ-スロヴァキア),グループC(フィンランド-ベラルーシ、スウェーデン-ドイツ)、アイスホッケー女子グループA(カナダ-スウェーデン、スロヴァキア-スイス)、ショートトラック男子1000m,男子5000mリレー


★リュージュ女子一人乗り@バンクーバー五輪

2010年02月17日 09時52分10秒 | バンクーバー五輪
2大会連続でドイツが表彰台独占中。しかし、大会直前の死亡事故によりスタート地点がジュニアのものに短縮されたことが影響を及ぼした。
4回の合計タイムを競う種目だが、その1回目トップタイムを出したのはなんとオーストリアのNina Reithmayer。ラトヴィアのMaija Tirumaが4位に食い込むなど波乱の幕開けとなった。
ドイツTatjana Huefnerは2回目以降はトップタイムを叩き出し、すぐに1位の座を取り戻したが、2位争いは熾烈だった。3回目にいいタイムを出したドイツNatalie Geisenbergerが最終4本目の前に2位と62/1000秒差まで迫った。しかし、4本目の最後のところで失速し、4本目だけでは7位のタイムに終わってしまう。それでもロシアTatiana Ivanovaを上回り銅メダルは死守した。

ドイツAnke Wischnewskiは5位で表彰台に届かず。6位ロシアAlexandra Rodionova、7位スイスMartina Kocher、8位のポーランドEwelina Staszulonekは4回目に逆転で入賞を果たした。
日本勢、原田窓香は2本目こそ16番だったがトータルでは27人中の26位。安田文は重りの超過違反により失格となった。

金 Tatjana Huefner(ドイツ)
銀 Nina Reithmayer(オーストリア)
銅 Natalie Geisenberger(ドイツ)


★スピードスケート女子500m@バンクーバー五輪

2010年02月17日 09時33分25秒 | バンクーバー五輪
1回目同組で滑った韓国Lee Sang-HwaとドイツJenny Wolf。圧倒的な強さを見せてきたWolfだがLeeが上回りトップに立った。その差は6/100秒。3位以下には差をつけていた。
日本は吉井小百合が1本目6位とメダル圏内に。2本目は1本目を上回るタイムで入り、残り2組を残してトップに立つ。
しかし、17組の中国王北星、オランダMargot Boerもまた1本目を上回り、1位2位に立つ。そして、最終組の二人は別次元の滑りを見せた。Wolfが前半から素晴らしい滑りで一気に突き離すかに見えたが、Leeが最後に粘りを見せた。先にゴールに入ったのはWolfだったが、その差はわずかに2/100秒。合計タイムでLeeが上回り、昨日の男子に続いて韓国勢が金メダルを獲得した。女王Wolfは5/100秒差の銀メダル。

6位にアメリカHeather Richardson、7位8位は中国の張爽と金佩鈺。
日本勢は小平奈緒12位、新谷志保美14位、岡崎朋美16位。岡崎は最初の100mは1本目2本目とも素晴らしかったが、その後失速した。

金 Lee Sang-Hwa(韓国)
銀 Jenny Wolf(ドイツ)
銅 王北星(中国)


★スノーボード 女子スノーボードクロス@バンクーバー五輪

2010年02月17日 08時22分24秒 | バンクーバー五輪
霧のため試合開始が遅れ、生放送が予選のみというあんまりな状況となってしまったため、とりあえず結果のみ。
優勝は地元カナダのベテランMaelle Ricker。前回は決勝で転倒し負傷したが、雪辱を果たした。2位にフランスのDeborah Anthonioz。3位スイスOlivia Nobs。

4位ノルウェーのHelene Olafsen。スモールファイナルで勝利したアメリカのLindsey Jacobellisは前回優勝目前で自らのミスで金を失った。期待されたが今回は準決勝敗退となった。6位にフランスNelly Moenne Loccoz、7位スイスMellie Francon、8位イギリスZoe Gillings。

日本期待の藤森由香は脳震盪のためドクターストップが入り欠場。土井奈津子は1/4ファイナルで3位敗退となった。

金 Maelle Ricker(カナダ)
銀 Deborah Anthonioz(フランス)
銅 Olivia Nobs(スイス)

追記:男子とは違って、競い合うというよりも自らミスして落ちていくといった印象。もう少しコースの難易度を下げた方が面白かったように思う。


★バイアスロン男子12.5kmパシュート@バンクーバー五輪

2010年02月17日 06時35分52秒 | バンクーバー五輪
10kmスプリント優勝のフランスVincent Jayが順調に逃げていたが、立射になって初めてのミス。しかし、2位グループのノルウェーEmil Hegle Svendsen、スロベニアKlemen Bauerがここで2発外す致命的なミス。
ここでJayに追いついたのがスウェーデンのBjorn Ferry。更にノルウェーのベテランOle Einar Bjoerndalenが3位に浮上。混戦の様相に。
最後の立射で、上位二人が1発ずつ外す。しかし、追い掛けていた選手たちも次々と外してしまい追い上げならず。Bjoerndalenに至っては2発外してメダル圏外へ。最後の距離2.5kmに入ったときはほぼ同時だった上位二人だったが、Jayがずるずると遅れだす。独走となったFerryは余裕の勝利。JayはオーストリアのChristoph Sumannに抜かれて3位。オーストリアSimon Ederはわずかに及ばず4位。
5位に21番スタートのドイツMichael Greis。6位ロシアIvan Tcherezov、7位Bjoerndalen、8位Svendsenとなった。

金 Bjorn Ferry(スウェーデン)
銀 Christoph Sumann(オーストリア)
銅 Vincent Jay(フランス)


★バイアスロン女子10kmパシュート@バンクーバー五輪

2010年02月17日 04時17分04秒 | バンクーバー五輪
三日前の7.5kmスプリントのタイム差を受けてスタートするパシュート。スプリント1位スロバキアのAnastazia Kuzminaと2位ドイツのMagdalena Neunerが序盤から抜け出す展開。この二人はスプリント同様非常にスキーが滑っている。
Kuzminaが2回目の伏射で1つ外し差が付いた。次の立射は共に1つ外し、迎えた最後の立射。先行するNeunerが5発目を外してペナルティのラン。一方、追うKuzminaは全発命中で一気に差が詰まる。しかし、余力の差なのか、そこからの走りはNeunerが良く、最後は後続を突き放してゴール。

スプリント3位はフランスMarie Dorinだったが、今日は不調なのか順位を大きく落とした。代わって同じフランスのMarie Laure Brunetがノーペナルティで躍進し銅メダル。
4位には58秒差でスタートしたスウェーデンのベテランAnna Carin Olofsson-Zidekが入り、5位は1分47秒差でスタートしたノルウェーTora Berger。Bergerはベストタイムの走りだった。
6位7位はロシア勢、Anna BoulyginaとOlga Zaitsevaが入り、8位はノルウェーのAnn Kristin Aafedt Flatlandが入った。
44番スタートの鈴木芙由子は順位を落とし54位だった。

金 Magdalena Neuner(ドイツ)
銀 Anastazia Kuzmina(スロバキア)
銅 Marie Laure Brunet(フランス)