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バンクーバー五輪開幕

2010年02月13日 21時13分03秒 | バンクーバー五輪
開会式は見応えがあったが、やはり長い。オリンピックの開会式は一大セレモニーだが、2時間くらいのコンパクトにやって欲しいものだ。バンクーバー五輪のテーマは伝わってきたので良い演出ではあったのだけれどね。

開会式に先立ち、スキージャンプノーマルヒルの予選が行われた。大きなトラブルはなし。予選免除のポイント上位の選手たちのジャンプが抜きん出ている印象。

最後に、本日の読売新聞の編集手帳の感想を。
オリンピックの舞台で世界中から集まったアスリートたちの競技への関心ではなく、ひたすら日本選手団への応援のみを記す島国根性は百歩譲ろう。
「ほぼ全員」と書き、「あえて『ほぼ』とした理由は言わない」と述べている。まるで陰湿ないじめのようなこの表記に吐き気すら感じた。スノーボード国母和宏の服装問題を指していることは明らかだ。この件に関しての感じ方は人それぞれだろう。批判するなとは言わない。しかし、大新聞の一面のコラムで吊し上げようとする精神に醜さを感じた。
朝青龍引退の時も感じたが、現在の日本人の醜さが、公器を標榜するマスメディアに如実に表れている。上っ面の正義を振りかざし、集団で叩く姿を一歩引いて見てみたらと思うのだが。

スポーツファンとして、オリンピックは普段見る機会のない競技を見ることができる素晴らしい機会であり、多くの人が関心を持つことは競技にとってプラスであることは理解しているが、同時にスポーツを冒涜するような発言に晒される機会でもある。純粋にスポーツの素晴らしさを堪能したい、そんな願いさえなかなか叶わない哀しい環境だ。