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2011年5月発売予定の本

2011年05月03日 20時51分49秒 | 本と雑誌
今月なんと言っても注目なのは、25日発売予定の『涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版』。

涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2011-05-25


前作である『涼宮ハルヒの分裂』が発売されたのが2007年4月1日。その際、実質後編にあたる「驚愕」は6月1日発売予定とされた。しかし、発売延期となり、シリーズは中断。
シリーズがブレイクした要因はTVアニメ化だが、それが2006年4月。5月に雑誌連載分を掲載した「憤慨」が発売されたが、ブレイク後に書かれた作品としてはこの「分裂」が最初だった。かなりの重圧の中で書かれたであろう「分裂」だが、事実上の前後編を前編だけ書いた段階で先行して出版したのだとしたら明らかに編集サイドのミスだろうとは以前にも指摘した。
「分裂」をなかったことにするという手もあっただろうが、「驚愕」の刊行は作家としての決意の表れだろう。ゼロ年代を最も代表するであろうタイトルの新たな一歩に注目せずにはいられない。
なお、通常版は6月15日の発売予定である。

他に、角川スニーカー文庫では、『サクラダリセット5 ONE HAND EDEN』が1日発売。

サクラダリセット5  ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫)サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 680(税込)
発売日:2011-04-28


「サクラダリセット」シリーズは手を出したいと思っているうちに5作目まで刊行された。

ライトノベルのメインストリーム、電撃文庫では、

なれる!SE 4 (電撃文庫 な)
価格:¥ 599(税込)
発売日:2011-05-10
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8 (電撃文庫 ふ)
価格:¥ 578(税込)
発売日:2011-05-10
さくら荘のペットな彼女 5 (電撃文庫 か)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2011-05-10
煉獄姫 3幕 (電撃文庫 ふ)
価格:¥ 599(税込)
発売日:2011-05-10


に関心を持っている。「なれる!SE」は1巻、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は5巻までしか読んでいなくて追いついてはいないが、楽しみなシリーズではある。「さくら荘のペットな彼女」は積読中。「煉獄姫」の藤原祐もまだ手は出していないが気になっている作家だ。

ガンパレード・マーチ2K北海道独立 3 (電撃文庫 J)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2011-05-10


電撃ゲーム文庫では、『ガンパレード・マーチ 2K 北海道独立 (3)』が10日発売。2巻は買ったまま読んでなかったので、発売までには読まないと。

メディアワークス文庫では、『有川浩 脚本集 もう一つのシアター!』『僕の小規模な奇跡』が25日発売予定。
前者は、有川浩の『シアター!』が舞台化され、その脚本の刊行。「シアター!」は続編の刊行が最も待ち遠しいシリーズだ。
後者は、2009年10月にハードカバーで刊行された入間人間の長編の文庫化。ヒロインが「戦場ヶ原ひたぎ」っぽいと言われていたが……。

MF文庫Jからは、早くも「このライトノベルがすごい!2012」大賞候補と噂される、

僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2011-05-25


「はがない」の新刊が25日に発売予定。この6巻ではドラマCD付き特装版が出るが、アニメ化への布石だろうか。既にコミック版は出ているので、次は当然TVアニメ化が期待されるわけだが。

ファミ通文庫では、

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)
価格:¥ 651(税込)
発売日:2011-05-30
ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2011-05-30


が注目。前者は、”文学少女”シリーズの野村美月の新シリーズ。手を出すかどうかはまだ決めていないが……。後者、「ココロコネクト」シリーズは現在積読中。

スーパーダッシュ文庫では、『パパのいうことを聞きなさい!7』が25日発売予定。評判が良くて1巻だけ買ったのだがまだ未読。

HJ文庫では、

はぐれ勇者の鬼畜美学 5 (HJ文庫 う)はぐれ勇者の鬼畜美学 5 (HJ文庫 う)
価格:¥ 670(税込)
発売日:2011-04-28


が刊行。1巻のみ既読。悪くはないがもう少し惹きつけるものが欲しかった。2巻は積読中。

ハヤカワ文庫JAからは、

天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち
価格:¥ 903(税込)
発売日:2011-05-31


が発売予定。3巻がまだ積読なので読んでおかないと。

今朝の新聞広告で見かけたのが、

ばらばら死体の夜ばらばら死体の夜
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2011-05-02


桜庭一樹の新刊。彼女の新刊は、4月刊だが、

ブルースカイ (ハヤカワ文庫JA)ブルースカイ (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2011-04-08


も。こちらは「読書メーター」の新刊チェックから今知った。

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-05-20


リライトしての刊行が続く「ゴーストハント」シリーズはいよいよ4巻に突入。4巻、5巻あたりが一番好きだったので楽しみだ。

ハルキ文庫で、『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』が上下巻で出る模様。ただ上下巻なので安くなった感じはない。この機会にハードカバーの方を借りるのもありかな。

図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
価格:¥ 700(税込)
発売日:2011-04-23
図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
価格:¥ 700(税込)
発売日:2011-04-23
図書館危機  図書館戦争シリーズ3図書館危機 図書館戦争シリーズ3
価格:¥ 700(税込)
発売日:2011-05-25


4月から文庫化され始めた「図書館戦争」シリーズ。読み直したいと思うが、なかなか時間が……。

4月刊行だが、

サクラコ・アトミカ (星海社FICTIONS)サクラコ・アトミカ (星海社FICTIONS)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2011-04-15


犬村小六の『サクラコ・アトミカ』は読んでみたい作品。とはいえ、積読中の「とある飛空士の恋歌」シリーズを読むのが先か。

読みたい本が次々と出てくるので、積読本が減らない!


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ついにハルヒ発売なのですね。 (名無し)
2011-05-03 21:29:12
散々伸ばされたので現状の最新刊でも読み返さないと展開が思い出せないかもw

>一覧
ブルースカイ、「また?」と思ったら新装版なんですね。うーん、既読なので解説付きでも流石に、ですかね(苦笑)。
サクラダは文章が割合綺麗で話運びも違和感なく、村上春樹を意識した「ぼく」語りも嵌ってて、と瑕が特に見当たらない作品ですが、アクのなさで二冊読んでからは「まあいいかなあ」状態でした。なれるSE!は、評判だけ聞きつつも手が伸びてない状態です(苦笑)。職業モノラノベ(というジャンルがあるかはわかりませんが)では至道流星を追ってればとりあえず、という状態だったのもありますが。
僕の小規模な奇跡は立ち読みで済ませたので文庫化は買う切っ掛けには良さげですね。内容は……うーん、元々西尾エピゴーネン色が強いので、今更、という感じはしましたが。「いつもの入間」なので、文章に慣れた人向けかつ、みーまー以外の入間作品に体性があれば、かと。
というか、こうして出されるだけでも知らない作品が大量に!w

ゴーストハントは少し前、正に旧版を集めようとしていたのでありがたいです。
というか、旧版を呼んでらしたのですね。かなりリライトされているようですが、「結末まで違うのではないかと予測できる」ような差なのでしょうか。
となると、やはり絶版状態の旧版も探したくなってしまうのですが……(苦笑)。
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>驚愕 (奇天)
2011-05-03 23:39:10
少なくとも「分裂」は読み直さないともう覚えてません(笑)。
「消失」あたりまでは何度か読み直したことありますが、それ以降はあまりそういう気にならないですね。

>ブルースカイ

むむむ。2005年に刊行されてますね。桜庭一樹は作品一覧を何度もチェックしていたので、読んでいなくてもタイトルは全部頭に入っているつもりでしたが、完璧に抜け落ちてました。
それなりに読んでいるつもりでも、まだ未読の作品も多いので、なんとかカバーしたいなと思います。

>サクラダ

実は一度図書館で借りたのですが、本の状態があまり良くなくてなんとなく読みそびれて返却してしまいました。

>なれるSE!

職業ものですが、至道が経営側なのに対して「なれる!SE」は使われる側ですしね(笑)
現代版「蟹工船」って感じですかね。まあ上司が萌えなら苛酷な労働もOK!なのかもですがw

>僕の小規模な奇跡

入間人間で検索してこのブログに来る人が多いのですが、実際にはあんまり読んでなかったりするので心苦しく思ってたりします。もうちょっと読みたいんですけどねえ・・・。

>ゴーストハント

旧版が少女小説の直球なら、この新版はかなり一般小説(ホラーですが)にはなってますね。旧版は勢いがある感じですが、同時にアラも目立つので新版を読んでからだときついかもしれません。
ただ「十二国記」にはない瑞々しさみたいなものがあったので、個人的には旧版は大好きだったりしますがw
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>ハルヒ (名無し)
2011-05-04 17:49:18
一巻の完成度と映画化作品の流れは凄いと思うのですが、全巻が飛び抜けているというほどではないですしね。
今回の場合、エピソード的に重要な分裂は読んでおかないと難しいですw

>ブルースカイ
桜庭作品としては……うーん、今の桜庭人気便乗的な感があります。
特にライトノベルの初期時代の作品は評価が分かれる所ですが、「どうしてわざわざアニメ絵を削るんだ」という人もいますし、求める作品がどの辺りかを考えていけばいいかもしれませんね。

>サクラダ
シュガーダークもそうでしたが、角川のこのところの作品だと強いクセがない作品が多いです。

>なれるSE!
ああ、職業モノ、としてもいいんですねw
出て来るのが予想できるタイプの作品でもあったのですが、かなり露骨だなあ、とw
至道流星が物語性を放棄しつつ前進していく作品になっているので、そこらへんも視線の違いなのでしょうね。

>僕の小規模な奇跡
ああ、検索ワードに掛かってるのですねw
感想を一通り読ませて頂いた限りでは、みーまー以降の作品はもしかしたら合わないのではないかな……と思ったりします(苦笑)。
あの作品の中盤の感想で書かれていたような問題意識は、最近の作品では(意識的にかそうでないかはともかく)薄れていますので。
意識の変化か、最初から書きたい事は別だったのか、その辺を追ってる状態ですね。

>ゴーストハント
アマゾンを読んでも、新旧読んだ人は真っ二つに感想が別れてましたw
今やトップクラスの作家として揺ぎ無い位置を締めてるので、こんなライトな作品も書いてたんだなあと漫画版を読んだ時には思ったのですが、そのへんの差かもしれませんね。古本屋の捜索は続けてみようと思います(苦笑)。
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>ハルヒ (奇天)
2011-05-04 23:38:26
「分裂」では新キャラとか出ましたけど、印象残ってませんしね(苦笑)。
正直、シリーズとしてのケリをつけなくても・・・って思っているんですが、作者的には放り出して新シリーズってワケにはいかないんでしょうかねぇ。

>桜庭一樹

桜庭一樹が評価されたのは少女小説系の作品ですが、破天荒な法螺話のほうが”らしく”感じます。
その意味ではライトノベルは合ってると思いますが、「GOSICK」の場合ミステリ要素がかえって作品のバランスを崩しているようなw

>ゴーストハント

小野不由美のファンであるとあらかじめ言っておきますが、そのうえで気になるのが、高評価されすぎなんじゃ・・・と。
寡作なのも無駄に高い評価に一因があるのではと思ってしまいますが。特に「十二国記」は。
少女小説として世に出たので、主人公が少女ですが、作品の本質はBLだし(笑)。←だから悪いってわけじゃないですが

リライト版ゴーストハントは作家の技は堪能できますが、元々あったノリの良さはキープできているのかどうか気になりますね。旧版のイメージが残っているので純粋に見ることはできませんし。
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