奇想庵@goo

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現在放映中アニメの一言コメント(辛口?)

2007年05月23日 23時48分01秒 | 2007春アニメ
ネタが無いので、現在見ているアニメの話を。
昨年暮れから自分の中でアニメ・モードに突入した。それまでほとんど見ていなかった地上波のアニメをチェックしたり、アニメ専門チャンネルのAT-Xに加入したりと積極的にアニメを見るようになった。

新作とここ数年の間に放映された作品の再放送を主体に見ていたが、質的に評価するのは『桜蘭高校ホスト部』くらいか。終わった作品で興味深かったものは他に『ARIA the ANIMATION』『ひだまりスケッチ』『シムーン』『まなびストレート(但し前半のみ)』といったところが挙げられる。

現在見ている新作アニメは21本。これにスカパーで見ている旧作数本を加えて全てとなる。まあまだ多いので半分くらいに減らしてもいいかと思うが。正直見る価値があると呼べる作品は見当たらない。でも、見て楽しめる作品はある。とりあえず放送中の作品をランキング形式で一言コメントで語ってみよう。

○セイントオクトーバー
演出の面白さが光る。ただ最近は手堅い作りになってきたのは残念だ。2007年にスタートしたアニメの中ではずば抜けた出来。

○らき☆すた
内輪ネタ主体ゆえに、ツボに入ると最高の面白さと言える。で、ツボに入っているので面白さには文句のつけようが無い。でも、ターゲットを絞った作品だし、会話ネタのみだから評価は当然低いのだけどね。

○ひとひら
話の骨格がしっかりしているし、手堅い演出も評価に値する。教師の出てこない「学芸会」アニメではあるが、キャラ立てがうまいのでそう気にならない。

○瀬戸の花嫁
ギャグアニメとしてテンポの良さが目に付く。ベタな展開だが勢いをパワーに変えている。ここまであまり失速していない点も見事だ。

○おおきく振りかぶって
野球部のなかった無名の公立高校にこれだけのメンバーが揃った点を除くとリアリティを強く感じる野球アニメ。細かな部分の描写は野球好きにはたまらないものがある。ただ最初の試合長すぎ(笑。

○電脳コイル
まだ2話までだがよく出来ている。子供のコミュニティの姿をこれからどう描いていくか楽しみだ。

○ヒロイック・エイジ
同時期に始まった多くのSF系アニメの中ではベストの出来だ。ありがちな設定だが、主人公に課した過酷さが物語に緊張感を与えている。このテンションを最後まで維持して欲しいものだ。

○風の少女エミリー
やはり「赤毛のアン」を連想しながら見てしまうが、北米的精神があちらこちらに表れていて興味深い。今の日本には失われてしまったものもたくさんあることが改めて思い知らされる。

○天元突破グレンラガン
現在最も燃えるアニメ。良くも悪くもガイナックスらしい作品だが、今後の展開で作品の評価は大きく変わっていくだろう。

○ラブ★コン
関西弁の会話を聞いているだけで楽しい作品。でも、これが標準語だったら全然面白くないかも。

○精霊の守り人
質は高いが、「攻殻機動隊」にあった地続きのリアリティが感じられない。「攻殻」の舞台は近未来だがそこに生きるのは我々だ。「精霊」にはそんな共感をする部分が乏しい。それはファンタジーだからではない。

○アイドルマスターXENOGLOSSIAゼノグラシア
現状は能天気系ロボットアニメといった感じ。演出や物語の質の低さは気になるが、今のところ肩の力を抜いて見ていられるレベルだ。

○のだめカンタービレ
原作に忠実なので音付きのマンガ感覚で見てはいるがそれ以上のものではない。

○地球へ…
全体的にキャラが硬く、それが古さの現われのように見えてしまう。もう少し現代風にライトなノリを織り交ぜてもよさそうだがなかなか難しいのだろう。

○風のスティグマ
最初のエピソードは悪くなかったが、現在進行中のエピソードはつまらない。

○機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ
面白い部分もあるのだが、主人公のキャラ立てに感情移入しづらい点が気になるところ。人間関係も単調で厚みが欲しい。

○ぼくらの
繊細すぎるというか極端すぎるというか、意図的なのだろうがそういうキャラクターばかりという点にかえって不自然さが鼻に付いてしまう。

○ハヤテのごとく!
テンポやメリハリといった演出面での出来の悪さがどうしても目に付く。もっと面白くできそうなのに作り込みが不十分といった感じだ。

○Darker than BLACK―黒の契約者―
面白くなるかと思って見続けているが一向に面白くならない。見た目だけで内容が無さ過ぎる印象だ。

○キスダム―ENGAGE planet―
第1話の評価は最上級だったが話が進むごとに評価が落ちていく。作画は一時の最悪の状態は脱したが、演出も物語も評価に値するレベルに達していない。

○大江戸ロケット
まだ1話しか見ていないので評価し難いが惹かれる内容とは言えない出来だった。2話次第で見続けるかどうか決まるだろう。

関西では見られなかった、「スカルマン THE SKULL MAN」が28日からBSフジで、「エル・カザド」が6月7日からAT-Xで放送開始される。また、「鉄子の旅」が6月24日からファミリー劇場でスタートする。というか、7月からまた新番組も始まるわけで、ハートを鷲づかみにするような作品と出会いたいものだなあ。