奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

「らき☆すた」と「マリみて」

2007年05月22日 22時06分45秒 | 2007春アニメ
作品としての評価は別として面白さでは現在最も見るのが待ち遠しいアニメ「らき☆すた」。第7話ではいきなり「マリみて」パロにクリティカルヒットした。ちょうどAT-Xで「マリア様がみてる」及び「マリア様がみてる~春」を月金で2話ずつ放送中。それを見ている最中だったから余計に面白かった。

「マリみて」は2002年頃にブレイクした時に、私のサイト「青天、一迅の風」内でも一部に流行ったのだが、たまたま乗り遅れてしまい読まずじまいだった。その後、アニメ化の話も聞いていたが見ることもなく今まで経過してしまった。もちろん少女向けだから触れなかったのではなく、めぐり合わせの問題だ。
今回興味を持ってアニメを見ているが、さすがに面白いと感じている。アニメとしては構成が物足りなく思うが、キャラクターの個性と、何より舞台となる学園の雰囲気をうまく表現している。今更ながらだが原作も読んでみたくなった。

「らき☆すた」の場合、楽しむにはある程度元ネタを知らないと無理かなと思う。ラノベ系などはさすがに分からないが、元ネタのジャンルの幅が広く、意外と古いネタも多いので「ホンマに女子高生かよ!」とツッコミを入れたくなるが、それこそが楽しいとも言えるわけで。特に毎回変わるエンディング曲は、世代的にツボにハマるものも少なくない。
6話ED「バレンタイン・キッス」はおニャン子クラブ時代の国生の歌。当時、反「おニャン子クラブ」派だったので番組は見ていなかったがそれでもこの曲は耳に馴染んでいる。その頃に引き戻される曲とでも言おうか。ティモテやマンダムネタなんかもかなり古いしね。
あとネトゲ話。5話はリネ2が元ネタっぽいが、2話ではかなりFFXIっぽかったし、まあノリとして共通する部分もあるし。ゲーム関連のネタはネトゲに限らず共感しやすい。

オタクを題材にした作品と言えば「げんしけん」があり、あれはあれで面白かった。ただ「げんしけん」はオタクを扱っているがテーマは青春期の人間関係であり、徹底したパロディの面白さを追及する「らき☆すた」とは方向性が違う。まあ原作が4コマだからテーマとは無縁で違って当たり前だから。
ただエロゲや同人誌などにあまり興味がない身からすると、「げんしけん」のオタクは自分とはちょっと違う感じで、「らき☆すた」のこなたの方がダイレクトに感じられるというのもある。

最後に「らき☆すた」の元ネタまとめサイトを挙げておく。
まだ、その域に達していない『らき☆すた』ファンサイト