酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

日本文理に優勝してもらいます

2009-08-24 06:19:45 | Weblog
 熱戦が続く夏の高校野球もきょうが決勝戦。

 顔合わせは対照的だ。中京大中京は夏の甲子園最多勝利数を誇り、優勝6回は広島商業と並んで1位、名門中の名門である。対する日本文理は、5回目の出場ながらこれまではいずれも初戦敗退。今大会前までの新潟県勢の甲子園勝利数は全国最下位だった。

 これだけを見れば中京に分があると思うのが普通だろう。1試合に4本塁打する打力は超高校級だ。中京には「決勝戦不敗」の伝統もある。

 だが、ここは日本文理を推す。まあ、地元だからね。という身びいきはおいておき…。

 甲子園で勝つにはそれなりのドラマが必要だ。大河ドラマならどうだろう。今年は上杉家の家老、直江兼続が主人公のドラマ「天地人」の年だ。戦国最強といわれた上杉謙信でも果たせなかった全国制覇を、文理高校が成し遂げる。

 美濃(県岐阜商)、尾張(中京大中京)と撃破すればドラマ完結にふさわしい。日本文理を率いる大井監督は50年前の夏、宇都宮工のエースとして甲子園に出場、決勝まで進んだが延長15回、西条に屈している。半世紀ぶりの悲願成就、これも十分ドラマになりうる。

 戦力的に見ると投手力と守備力はほぼ互角、打力は長打という点では中京が1枚上手だが、ここまで60安打(1試合平均15本)を放っている文理打線は本物だ。特に5番の高橋義人。広角に打てて長打力もある。

 機動力や戦術は中京が数段勝る。メディアは「接戦になれば文理にもチャンスがある」という予想をしているが、どうかな。文理が望むのは、結果としての接戦であって、打ち合いを挑みたいはずだ。堂林は3回戦で同じ北信越の長野日大にkoされている。

 ということで、日本文理に7-4で勝ってもらいます。09年は日本のすべてが変わり始めた年、と記憶されることになるでしょう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする