酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

ボルトは速すぎる!

2009-08-17 05:45:40 | Weblog
 ベルリンで開かれている世界陸上選手権の男子100メートルで、北京の覇者・ウサイン・ボルトが驚異的な世界新記録で圧勝した。

 《ウサイン・ボルト(22=ジャマイカ)が9秒58の世界新記録で金メダルを獲得した。昨年の北京五輪で自らがマークした9秒69のレコードを0秒11更新した。2着はタイソン・ゲイ(27=米国)で9秒71、3着にはアサファ・パウエル(26=ジャマイカ)が入った》=日刊スポーツcom=

 ライブは見ていないが、どんな走りだったのだろう。さすがにこのタイムでは流したり、左右を眺め回すゆとりはなかったのではないか。

 ボルトは昨年末(新年向け)の外国メディアのインタビューで

 《「コーチが9秒58のタイムを出すのは可能だと話したのを聞いた。彼を信じる」とコメント。さらに「200メートルでも19秒台を切るのは可能だと(コーチは)言っていた」》=1月1日ロイター=。

 と話している。まさにそのとおりのタイムだ。走りが進化すればさらに速くなるかもしれない。故障さえしなければ、あと2、3年は無敵の状態が続くだろう。


 それに引き換えと言ってはかわいそうだが、日本のスプリンター連中はひ弱だ。
エースの塚原でも準決勝は最下位。タイムは10秒28だ。二次予選より遅くては話にならない。二次で10秒15なら準決は00台に持ってこないと…。

 こんな選手を甘やかすのが、スポーツメディアだ。散々持ち上げて、結果が悪くても「よくやった」でおしまい。これではファンの目も曇るというものだ。


 女子の福島千里は一次予選突破で「五輪、世界選手権での一次突破は77年ぶり」とはやされている。黒人や途上国の選手が珍しかった時代と比較して喜んでいるのはいかがなものか。むしろ、2次予選のタイムが11秒43に終わっていることを厳しく指摘すべきだ。ベストから0秒19も遅い。

 今回の選手団は全体に調整不足(失敗)との声がある。室伏などは出場を取りやめたほどだ。目いっぱいに仕上がってようやく世界と戦えるかどうか、というのが日本陸上界の現実だ。ひ弱に育てたツケがこんなところに現れている。
コメント
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