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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

元住吉 牛仙 by ドラゴンカルビ

2009-06-20 | お出かけ
久しぶりに焼肉屋に行った。
ぐるなび:牛仙 by ドラゴンカルビ

こちらは肉問屋直営だそうで、
普段利用しているチェーン系の店より肉質がよさそうなのと、
焼酎のメニューが豊富なのが気に入って決めた。

レバ刺から始まってタン、限定品のZABUTONカルビ、
黒胡椒角切りロース、赤とうがらしのピリ辛カルビ、
豚ピーとろ(わさび風味)、岩塩ミノなど、食べに食べた。

裏メニューという名の「その日のおすすめ」を
店員さんがそっと耳打ちしてくれる。
どれどれ、いただいてみましょうか。

これはその裏メニューのひとつ。
牛肩ロースをしゃぶしゃぶ風に炭火の網の上でさっと炙り、
ポン酢で食べるというもの。

さっぱり食べられてよろしいですなー。

お店に入ってすぐから気になっていたのがこちら。

8Lの果実酒瓶が廊下や棚にずらりと並んでいる。


ひときわ目立つ杏の実にココロを奪われる。

シーズン中にどのくらい仕込むのか聞いてみればよかったな。

後半になってから頼んだので舌は鈍っていたものの
すっきりと脂を流してくれて酸味と甘さが心地よくしみていった。


お肉も美味しかったし、熱源も深めの七輪に
たくさん炭を入れたものを持ってきてくれるので
3時間ほどの滞在中、ずっとよい焼き加減が保たれていた。

半個室スペースにいたのだけれど、店員さんは
よくテーブルを見てくれているのでストレスなく
ついつい頼みすぎてしまいましたわ。

みなとみらいのドラゴンカルビと姉妹店だそうだが
元住吉はベッドタウンでのんびりした街であり、
商店街や飲食店も充実という穴場的な魅力があって、
ぜひまたここに来ようということで意見が一致した。

*

今回、ドコの焼肉店にするかウェブで探していたら
こんなものを見つけてしまった。

エア焼肉

曰く、白飯と焼肉のタレを用意してパソコンの前に座る。
タレをごはんにちょちょっとまぶす。
しかるのち、画面の中で焼きあがった肉をみながら
焼肉タレ味のごはんを口に運ぶ。

なんですかこれは。

焼きあがる前に箸をのばすと(クリックすると)
「まだ焼けていません」と叱られる。
な、なんか地味にイラッときます…。




一泊二日で仙台ひとり旅 ~松島から塩竃へ~

2009-03-19 | お出かけ
JR仙石線は、あおば通駅が始発駅なので
そこから乗って座っていくことにした。

松島海岸駅まで行くために石巻行きを待っていたのだが
ホームに流れる発車メロディが荘厳で素晴らしい。

帰ってから調べたところ、青葉城恋歌を編曲したものだそうな。

最後の鐘の音にココロをうたれる私であります。

さて松島海岸駅でおりると、
平日の午前中とはいえぼちぼち観光客もおり、
大きなルックザックを背負った外国人の姿も見える。

松島は日本三景のひとつであること、
ミシュラングリーンガイドに三ツ星で紹介されたことも
あるのかなと親しみを覚えながら見送っていると、
土産もの屋の店頭に何気なく置かれていた
プランターに植わったハボタンを見つけて
嬉しそうにはしゃぎながら写真を撮っていた。
ハボタンの何が彼らの琴線にふれたのであろうか。

駅をおりてすぐから港までの道には
遊覧船を奨励するおじさんたちが何人もいるのだが
その多くが私と同じように白いマスクをつけている。

海沿いなので花粉は少ないのではと
内心思っていたけれどそうでもないのかな…。

右は海、左は松林。潮の香りが心地よい。



少し歩いて瑞巌寺総門まで来た。


一歩中に入ると、参道は見事な杉並木だ。

さっきのおじさんたちがマスクをしていた理由はこれか!
その場で引き返すことに決める。
花粉の飛ばない頃にまた来て、じっくり見せてもらおう。


朝ごはんを食べずに来たのでおなかがすいた。
「松島 独まん」に入る。

こちらは季節限定の朝採れ生牡蠣。

牡蠣の目利きはできないのだけれど、食べてみると
これは右の牡蠣のほうがミルキーでとっても美味しかった。


松島膳。焼き牡蠣、牛たん、カキフライ。

白こんにゃくのカツオ梅和えに漬物など、どれも美味しかった。


松島から塩竃までの遊覧船に乗ってみよう。

遊覧船待合室にあったポスター。

……可愛いじゃないですか。(・д・)

やってきた船は、はくつるだった。


500円追加して二階のグリーン席に座る。

このフロアには自分しかいないので自由に移動する。

出航するとカモメが追ってくる。

かっぱえびせんをもらいにくるそうな。

船内には湾内の名物岩を紹介するアナウンスが自動で流れている。
それにあわせて右を見たり左を見たりするが、
ガラスごしに温かい太陽を感じることもあって眠くなってきた。

これはとくに有名だという仁王岩。

目も口もあり、タバコを1本くわえている姿が
自然の造形によるものであるとのこと。

穏やかな湾内を楽しんでいるうちに塩竃港が見えてきた。

せり場や水産加工工場などがある。

マリンゲート塩竃に到着~。

私にはあまり時間がなかったので、
中を通り抜けて塩竃駅に向かった。

駅の正面に抜けてみると、ポストの上にマグロが!


仙石線で仙台に戻った。
エキナカで阿部蒲鉾店と萩の月を買い、
モバイルスイカで新幹線こまちのチケットをおさえる。

はやての後ろに連結されてやってきたこまちは
それはそれはすごいスピードで走り出した。
何しろ仙台から大宮までノンストップだ。

車両端の席だったこともあるのか、
ガタガタと揺れはするけれど、これが安眠を誘って
乗車時間のほとんどは夢の中にいた。

気がつくと東京駅に。
やはり新幹線は素晴らしいわ。

仙台は思っていたより近いところだった。
今度は塩竃のお鮨を目当てに来よう。



一泊二日で仙台ひとり旅 ~スーパーひたちで仙台へGO!~

2009-03-18 | お出かけ
3月15日(日)の夕方に仙台で用事があり、
せっかくなので一泊してくることにした。

18きっぷやJRの昼行バスなども考えたのだが
今回は体力に自信がなかったのでパス。

泊りがけのひとり旅は、去年のにいがた酒の陣以来、
ちょうど一年ぶりだ。

今回乗るのはこれ!
特急スーパーひたち7号 上野(08:00)~仙台(12:23)

タキシードボディと呼ばれるデザイン。
言われてみればたしかに。

この列車の内部について、こちらのサイトが詳しい。
座席探訪 JR東日本 651系 「スーパーひたち」「フレッシュひたち」
(いつもお世話になってます)

スーパーひたちのグリーン車は
今や珍しい1+2席の配列だそうで、
その1人席にぜひ乗りたく、
えきねっとでグリーンC席を指定。

通常のスーパーひたちは、途中のいわきで
グリーン車を含む数車両が切り離されるため、
いわき以降はグリーンなしの車両に乗り換えないとならない。

だが15日は全車両とも仙台まで連結していくので
上野から仙台までグリーンで乗りとおすことができる。
また梅まつりの時期ということもあり、特別に偕楽園にも停車する。

滅多に乗れないグリーン車なので、
この日に仙台まで乗りとおせるとは嬉しいな。

自宅から上野まで小一時間かかるので私にしては早起きをした。

乗り口すぐのところに毛布があったので1枚借りる。
グリーン車の乗車率は40%くらいかな。

仙台に向かって左からC BAだ。

念願の1人席に座って足をのばす。
一度乗ってみたかった!

走り出すと少しガタガタと揺れる。
車両じたいは古く、1990年にブルーリボン賞を受賞している。
wikipedia.JR東日本651系電車

座席は広くリクライニングも深い。
シートが大きいので短足の私がフットレストを使うと、
腰のあたりのホールド感が微妙になるが快適、快適♪
毛布をかけてのんびりと寛ぐ。


常磐線では取手駅まで直流、藤代駅から交流となるので
その区間がデッドセクションとなる。

デッドセクションとは、
# 直流電化区間と交流電化区間の境に設けられるもの
なんだそうだ。
よくわからないけれど、つまりAC/DCってことですか?

「交直セクション切替」なる縦看板を探すつもりだったのだが
100km/h強でとばすスーパーひたちの車窓から
それを見つけるのは私には無理だった。
なんというRock 'N Roll Train...

車内放送で取手から藤代の間、車内のカード式電話は使えないことや
お手洗いのある車両についてなどの説明がされたが
「このクルマは全車仙台まで参ります」という言い回しが気になった。

「クルマ」? 列車とは言わないのかしら。

あまり聞き覚えがないので、帰宅してから鉄分多めの友人に
聞いてみたところ、昔の車掌さんはよくそういうらしい。
スーパーひたちも特急とはいえややローカルなラインなので
あえてそういう言い方なのかどうか、よくわからないけれど新鮮だった。

車内販売がまわってきたのでコーヒーを買う。
ちょうど目の高さに販売員さんのエプロンがあるのだが
すそにグルリと小さな足跡がデザインされているので
お願いしてその続きである右側を見せてもらうとなんと!

Suicaペンギンが車内販売をしていた。可愛い…!

いいな~と思ったけれど、これは一般販売しないだろうな…。

カップにもペンギンがいた。


臨時停車駅の偕楽園についた。
このときだけ、スーパーひたちのヘッドマークに
梅まつりの表示がされるらしいが確認はできなかった。

ホームにはミス梅(?)あるいはミス水戸のタスキをかけた
振袖姿のきれいな女の子が2人いて、乗降客に笑顔を向けていた。

停車時間はあまり長くないので、
梅の咲き具合はよくわからなかったな。

仙台行きA席側だと途中で海が見える区間がある。
ただし午前中は太陽がまぶしいので暑いかもしれない。
通路を挟んで私の並びの列は誰もいなかったので
ときどき横目で海を見て楽しんだ。

いわきが近づくにつれ、山並みが遠くに見えてくる。
ヘッドホンで音楽を聴きながらとろとろと眠る。

4時間強、乗り続けてついに仙台に到着!
ここが本来いわきで切り離される部分だったのね。


堪能いたしました!


まあ、あえてスーパーひたちに乗ってみたい!という人でなければ
仙台には東京から新幹線で来たほうが
所要時間が2時間前後と早く着くのでいいと思う。

荷物を抱えなおして階段を上る。
仙台駅の巨大さに呆然。

エキナカ、駅ビル内をせっせと歩き回ってお店のチェック。
迷ってしまって自分がどこにいるのかわからなくなる。

とりあえず駅の外に出て、今日泊まる宿と
夕方からのZepp Sendaiの場所を確認しなければ。





浅草 酉の市

2008-11-29 | お出かけ
今月の初旬にフラリと入った蕎麦屋で
店の奥に立派な熊手が掲げられており、
そういえばこれって…と調べてみたら、
今年は珍しく三の酉まであるとのことで出かけてみた。

こういう縁起物とはご縁のない生活だが
手ごろなものがあれば買ってみようと
意気込んで出てきたものの、
土曜日ということもあって大変な人混みだ。

日比谷線の三ノ輪駅で下車すると、ホームに
「酉の市はこちら」と張り紙があるので
そのとおりに進む。

古びた駅から地上に出ると、
人の流れが出来ているのでそれについていけばよし。

広くはない歩道のかたえにびっしりと屋台が並んでおり、
2~3人並べば道幅いっぱいになる細いところを
往復する老若男女でごったがえしている。

屋台はミニカステラ、骨付きソーセージ、お好み焼き、
りんごあめ、チョコバナナ、ドライフルーツ、
やげん堀の七味唐辛子など。

店脇に急ごしらえの床机を用意している店もあるけれど
ほとんどは食べる場所などないので、路地に抜けて
立ったまま頬張るしかないらしかった。

こんなに混むなら、うんと早朝にすればよかった…と
後悔しつつ、じりじりと進んでようやく境内に入る。

予習のために事前に読んでおいたのがこちら。
浅草 酉の市オフィシャルサイト
お菓子が買いたいな~。

カキーンと晴れた空。

「こないだTVで紹介されたからかな、こんなにすごいのは」と
と語る地元の人らしき声に納得しつつ、必死に中をみてまわる。


熊手ミュージアム。


これは売り物とは別の場所にしつらえられていた。
実際の売り場はもっと豪奢なものも含めて
びっしりと並べられており、それはそれは壮観だった。

熊手もザル形式のものや宝船形のものなどがあり、
気になるデザインの熊手をみつけたものの、
通例として値段を明記していないので
店員さんに聞かねばならない。
ここが初心者には、なかなか敷居の高いところ。

結局、熊手は買わないまま場をあとにしたが、
そこここで景気のいい手締めを聞くことができた。
まける、まけないのやりとりにも興味があったのだが
あいにくそれは聞くことができなかった。

地元の駅まで1時間ばかり電車に揺られて戻る。
往復の車内では、幸田文の「流れる」を読んでいた。

江戸の女である作者はきっと、浅草 酉の市にも
行ったことがあるだろうな、などと思いつつ家に帰る。

関係ないけれど、熊手の下方についている鯛が
2匹とも腹を上に向けているのが気になった。
たんにデザイン上の都合なのか、
それとも鷲に捕まれているという意匠なのか。



ビアフェス横浜2008

2008-09-06 | お出かけ
日本地ビール協会主催のビアフェスに行ってきた。

出展している蔵一覧はこちら。
http://www.beerlinetoday.com/gjbf-yokohama/beerlist/

前売り券はすでに買ってある。
会場は混雑しているので
あらかじめ目星をつけていこう。

今までに飲んだことがあるもの、
18きっぷで行かれそうな場所にあるものは
選択肢から外そう…と思いながら会場に着くと
ものすごい人だかりで圧倒される。

開場から1時間ほど遅れていったのだが
ちょうどに来た人は入場まで30分待ちだったらしい。
待たずに入れただけよかったのかも。

芋洗い状態のなか、どこにどの蔵がいるのかを
見極めるのも難しく、ちょうど目の前にきたこともあって
お気に入りの大山Gビールからいくことにした。

こちらは限定の大山ゴールド。

フリースタイルライトエールで
最初の一杯としてもとても美味しかった。

その近くにあった呉の海軍さんの麦酒。

ジャーマンスタイルケルシュでこちらもなかなか。
いずれ取り寄せてみよう。

会場内は4箇所に流しがあり、グラスをゆすぐことができる。


しかし試飲の都度ゆすぎに行くのが大変なので、
キュッと飲み干してすぐ次の列に並ぶ。

梅錦ピルスナー、福島路ピーチエール、銀河高原ペールエール、
あくらビールのビスケットヴァイツェン、
常陸野ネストのピルスナー、ホワイトエール、
反射炉ビアの大吟醸政子、頼朝、
タップスのレッドエール、箕面ビールのイチゴいちえ、
ビアへるんのペールエールなどを飲む。

梅錦と反射炉の政子がとくによかったな。
反射炉はいつか現地に飲みに行こう。

富士桜のヴァイツェンも気になっていたのだが
ここは今年、賞をとったとかで
ひときわ長い行列ができていたので並ぶのをやめた。
これも現地に行くのを楽しみにしておこう。


混雑はすさまじいが、
ビールを注いでくれる蔵の方やボランティアの方も
みなとても感じがよく、親切でありがたい。

たちの悪い酔客などもおらず、
セキュリティも巡回しているので
混雑こそしているが和気藹々という雰囲気。


今年は室内を試飲ゾーンとし、
食べ物は野外の一箇所にまとめてあった。


品数はそこそこあるものの、
それはそれは長い行列ができている。

厚切りベーコン300円、牛肉のブラウンポーター煮300円、
香港風焼きそば300円、横浜ドーナツ200円、
チョコクレープ200円、きゅうり一本漬200円、
ミネラルウォーター100円など。

なにかちょっとつまみたかったのだが
50mくらいの行列ができていたのであきらめた。

木でできた床に座って潮風を浴び、
しばしのんびりしたあと帰ることにする。

本日の私の中でのナンバー1ビールは
大山Gビールの大山ゴールドであった。

*

会場のある大桟橋にはピースボートがいた。

ボートという大きさではないように思う。

桟橋近くからみなとみらい方面に向かう水上バスに乗る。
最終便の17時発で片道500円なり。

お客は私を含めて5人ほどと少なく、
ドラゴンボートで静かな海を進む。

前甲板にベンチがあり、そこに座って船頭さん気分を
味わっていると、右脇に気になるものを発見。



この使い込まれたクロームの輝きといい、
デザインといい、金属好きの私のツボにキましたわ。

後で調べると、もやい綱をかけるときに補助的な役割をする
フェアリーダーというものらしい。味があっていい。


夕日が傾いていく。

約30分の船旅を満喫して家に帰った。
やはり横浜のこのあたりは好きだ。

*

昨年のビアフェスの記事はこちら。
ビアフェス2007 in 横浜



第92回 日本陸上競技選手権大会

2008-06-27 | お出かけ
友人に誘われて、川崎の等々力競技場に行ってきた。
本日こちらは大会2日目で、
ハンマー投げの室伏兄貴が出るよ!と言われて
いそいそと準備。

あまりスポーツ観戦とは縁がないのだが、
室伏なら知ってるもんね!

競技会のリンクはこちら

第92回日本陸上競技選手権大会


タイムテーブルを見るとハンマー投げは18時45分だ。
早めに行って場所を押さえねば!ということで
15時過ぎに会場に入り、
じりじりと太陽にやかれながらビールを飲む。

暑い! でも湿度が低くて快適。


等々力スタジアムには初めて来たのだが、
入ってみると意外に中はこじんまりとしていて、
今回のように北京五輪予選の会場を務められるだけの
スペックはありながら、客席とフィールドが近くてみやすい。

今日は室伏の他に為末、末続、池田久美子、福士加代子など
陸上界のスーパースターが勢ぞろいしていたそうで
友人は大興奮していたが私は室伏しか知らない。

陣取ったのはハンマー投げの投擲ゾーンのすぐ近くで
他の競技を眺めつつ粘ること2時間、
17時過ぎには選手らがフィールドに
出てきてウォーミングアップを始めた。

私たちのいたゾーンは正面スタンドからも外れており、
明らかにハンマー投げが目的の人しか選ばない場所で
あるせいか、室伏は立ち止まってこちらに手をふってくれた。

「今、目が合ったね!」と私と友人が同時に叫ぶ。
おそらくそれはここ一帯にいた人全員の心の叫びでもあったろう。
みんながみんな、「いま、わたし(だけ)をみた」と思うものだからして…。


がっちり体型の多いハンマー投げ選手の中でも
室伏は抜きん出て大きく、まるでハンマーを
散歩させるかのごとくひきずっている様子を楽しく眺める。


ウォーミングアップ中もフィールドでは
別の競技が同時進行されていた。
こういう大会を見るのは初めてなので感心する。

そういえば今回、気になったものは
グラウンドを走り回る小さなリモコンカーで、
槍投げのときは、飛んできたやりを回収している人の横まで
いっさんに走っていき、背中にそのやりを固定してまた戻っていく。

働いている様子がきびきびと愛らしく、
オペラグラスでよく見るとボンネットにあたる部分に
大会マスコットらしきぬいぐるみが載っていたりする。

このリモコンカーはハンマー投げのときにもやってきて
背中につけていたヤリを固定するためのオプションを外し、
ハンマー用のオプションに交換して
また一心に仕事に励んでいた。

ハンマー投げる→測定係がかけより、ハンマーを拾う
→リモコンカーがキキーッとスキール音をならさんばかりに
かけより、キッと向きを変えて測定係りにお尻を向ける
→測定係は後部についているオプションにハンマー固定
→リモコンカー、ハンマーを背負って選手のもとへ

可愛いんだ、これが…。

さて始まったハンマー投げ。
ルールがよくわからないがとにかく室伏は5回ほど投げた。

最初は78mの後半が続き、
回数を重ねるごとに飛距離も伸びていった。

4回目だったか、頭を垂れて祈るかのような
いつものフォームから振り回す勢いがぐんと増し、
それまでよりはるか遠くに飛んだ!と思うと同時に
うおおおおお というものすごい雄たけびをあげていた。

その回で初めての80m越え。スゴイ!
投げた瞬間にこれはさっきよりも飛ぶ、というのが
本人にもわかるのかなあ。

今までの試合で雄たけびをあげている顔を見たことは
あったが、実際に目の前で見て聞くことができて嬉しい。

室伏は70m後半から80m前半の成績をあげていたが、
他の選手らは全員60m台だった。
オリンピックの予選なわけだが、室伏だけぶっちぎりの強さですなー。
さすが金メダリスト。

笑顔で手を挙げて去っていく姿に私たちはまた
熱い拍手を送った。今日はとっても満足です。

*

あのリモコンカーについて調べてみた。
ニシ・スポーツのアスレティックビークルという名前であった。
http://www.nishi.com/mobile/product/field/5.html

もうちょっと詳しい写真がこちらの電子カタログに載っている。
http://www.nishi.com/catalogue/stadium/
リンク先下部中央のボックスに半角で 83 といれ
GOボタンを押すと83ページにジャンプする。

座席があってマスコットを載せられる。
ヤリやハンマー、円盤はアタッチメントによって使い分けられ
返送作業を潤滑に行う優れた製品なのであった。



ディズニーリゾートラインに乗る

2008-02-19 | お出かけ
せっかく舞浜まできたけれど、
ディズニーランドで遊ぶ時間がない。

入場ゲート脇の柵に張り付くようにして
中の広場を見ると、プーさんや7人のこびと、
3びきのこぶたなどが出てきて
さかんに愛想をふりまいていた。

3びきのこぶたのうちの1匹は
怒った顔のキャラのようだが、
これがとても愛想よく働いているのが面白い。

気分だけでも味わいたい、ということで
ランドとシー、オフィシャルホテルなどを
ぐるりとまわるディズニーの私鉄、
リゾートラインに乗ることにした。

ディズニーランドステーションから乗車。

車内のミッキー型の窓やつり革が可愛らしい。


車窓より


反対側は海が見える


ディズニーシー駅に到着


ガラッ



駅構内の自販機にマックスコーヒーがあった。

そういえばここは千葉でした。

なんとなく、気もすんだので帰ることにする。

さすがディズニーだけに、駅員さんも
驚くくらい愛想がよく、常に笑顔の人もいる。
いつのまにかこちらも笑顔になりますね。



スプリングバレーでホットビールを飲む

2008-02-13 | お出かけ
記録的な大寒波が訪れて、
吹き付ける冷たい風に震え上がる。

生麦にあるキリン横浜ビアビレッジに
ホットビールを飲みにいくことにした。

京急の生麦駅からは徒歩で約10分だ。

今日は工場見学はせず、まっすぐに
ブルワリーレストランに入る。
一昨年に来たときの記事はこちら


まず一番にホットビールを頼んでシラフで味わうべし、と
意気込んでいたわりに、実際に席についてみると
最初からアレを頼む気になれなかった…。

というわけで、スプリングバレー。

コクと苦味がきいて美味しかった。


ヴァイツェン。

バナナ香はあまりしなかったけれど、
わりにあっさりした味わい。
フルーティで苦味は少ない。


そろそろ心の準備ができたのでメニューを手に取ると、
なんとホットビールは2種類に増えていた。

無難なほうからいこうかな。


ホットヴァイツェン。

液体としては180mlくらい。

電子レンジで温めたとおよぼしきヴァイツェンには
最初からハチミツが入っており、熱すぎずぬるすぎず。

レモンスライスとクローヴ2粒が添えられている。

そのまま一口飲む。
ハチミツの味と香りがはっきりしていてとても飲みやすい。
ビールという感じがしないので、
いきなり出されてもあまり違和感がないかも。

ほわんと温かいグラスを手に、気持ちが和んでいく。
クローヴを1粒いれてみた。ぱっと香りが開く。

ヴァイツェンにもほのかな酸味があるけれど、
レモンスライスを入れて、さらに味が変わるのが楽しい。

これはもう一杯頼みたくなるくらい気に入った。


さて真打のホットスタウト。

運ばれてきたときに、店員さんから
少し飲んで量を減らしてから砂糖を入れてくださいと
言われた。急に泡だつのだそうだ。

アドバイスに従い、そのままで2口ばかり飲む。
先日、自作したホットビールと、そんなに変わらないですね…。

黒ビールを温めると、苦味と酸味がきつく感じられる。
それが私にはいまひとつ馴染めない。

よし、砂糖を1粒いれてみよう。

急にモコモコと泡が立つ。
まだかきまわしてもいないのに!

この砂糖は溶けやすいようで、
グラスを揺するだけでも、底でハラハラと崩れていった。
そして、甘くなることでホットビールもぐんと飲みやすくなる。

この砂糖に秘密が?


砂糖を2粒とも入れてシナモンでかきまわす。
不思議なことに、2粒目の砂糖では泡が立たない。
グラスの中で何が起きているのだろう。

最初に2口飲んだのを差し引いて、
ホットスタウトが実質100ml、温度は45度くらいかな。
そこに角砂糖を2個。

かなり甘くなるので、これなら飲めるわあ…。

自作するときにはビールを150ml程度にし、
砂糖をたっぷり入れるのがコツなのかも。


「意外に美味しかった」と9割の人が答えたという
このスタウトのホットビールだけれど、
標本数が知りたい、標本数が。




テーブルウェア・フェスティバル

2008-02-06 | お出かけ
東京ドームで行われている、
テーブルウェア・フェスティバルに行ってきた。

粉雪のちらつく寒い日の夕方だったせいか
わりとすいていたものと思われる。


ドームの球場部分全てにブースがある。


微妙に段差の高い階段を降りてフロアに到着。
目の前がガラス製品特集だったので、
そこから見るとする。

ハリオの帆船とバイオリン

横のスペースではガラス楽器の演奏もあるらしい。

この後撮ったもののメーカー名は不明。
ガラス製品は好きなのでわくわくと見てまわる。


カラフルな酒器。

これは足が気になって…。


時節柄か、おひなさまや
ひなまつりのしつらえも散見される。






しかし本当にドーム内は広い。
歩き回るだけで必死になり、
このあとの写真を撮る余裕はなかった。

食器類の展示も販売もたくさんあったけれど、
ウィーンのマリア・テレジアの食卓の再現と
エルキューイのスパイスコーナーに興味を惹かれた。

お客のほとんどは女性だった。
フロアに喫茶コーナーや、
スタンド席の一角を休憩用に解放してあったりしたが、
展示物を全て見るには1日がかりになりそうだ。

私は時間もなかったので、全てを網羅できないまま
ひきあげてきてしまったけれど、
こうして写真を見返してみると楽しいな~。

期間は10日までなので、
もう一回行くか悩ましいところだわ。




国立科学博物館の大ロボット博

2008-01-25 | お出かけ
上野で降りてしばし歩くと国立博物館がある。
特別展示の大ロボット博に行ってきた。

入り口近くにSL発見。

近くで見ると大きい!

同行した友人が以前、連休初日に来たときには
チケットを買うだけで1時間待ちの大行列だったそうだが
金曜日の16時台のせいか待ち時間はゼロ。

わくわくしながら進むと、
障子の向こうでバタンバタンと音がする。
この動く影はなんだろう?

まさかハタを織っているのでは…。

おもちゃが並ぶ。


壁一面のガンプラ。

ガンダム好きの友人が貼りついて動かなくなった。

ここを通り過ぎると、いよいよロボットと対面だ。

こちらは流鏑馬ロボ。

会場内のディスプレイで動画が見られた。
プツリと矢を放ち、パタリと的が落ちるのがすごい。

こちらは筆書きロボ。

動いているところが見たかった。

マジンガーZやガンダムに並んでこの方も。

そういえばロボでした。

手塚治の鉄腕アトムの原画も展示されていた。
アトムコーナーだけは撮影禁止である。

やはりロボは動いているところを見ないと面白さも半減だなあ。
全部のロボを可動状態にしておくのは大変なのかしら。

食事介護ロボやセコムのロボなどをながめつつ
角を曲がると、こちらのゾーンは賑やかで、
このロボが身振り手振りを交えて何か話していた。

KARFE(カーフィー) 日本工学院
関西アクセントのロボである。

面白かったのは、
「今年のロボット」大賞(経済産業大臣賞)をとった
ファナックの産業用ロボ。

ランダムに流れてくるカードをせっせと
2列に並べ替えている。

高速ハンドリング知能ロボットM-430iA。

黄色いロボが4枚まとめて受け取り、箱に入れる

バラ積み部品取り出し知能ロボットM-16iB。

ファナックってたしか会社のイメージカラーが
明るい黄色で、自社ビルもその色だという噂だが
ロボットもちゃんと黄色なことに笑ってしまった。

こちらはメガネレンチの検品マシン。

レンチの一辺をつかんで持ち上げ、
しげしげと眺めて合格品を箱に入れる。

障子の向こうで働いていたのはこのロボでした。

これらの産業用ロボの勤勉ぶりといったら…。
ずっと眺めていても飽きないわ。

このフロアには他にも色々なロボットが
置いてあったけれど、お目当てのアシモ館に移動する。