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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

かぶら寿司を作ってみた

2007-02-02 | らっきょう・味噌・漬物
別冊NHKきょうの料理
「決定版! 漬物
 ちょっと自慢の、梅干・らっきょう・ぬか漬け…」 1500円


杵島直美さんの「ふるさと漬け名人」コーナーで
石川県のかぶら寿司が紹介されていた。

かぶらずしは好きなのだが、このあたりではなかなか
手に入らないうえ、けっこういいお値段なのだ。

ちょうど今、新宿伊勢丹で金沢・能登 美味物語
開催されているが、そこに来ているかぶら寿しは
270gで1470円なり。

せっかくなので自作してみよう。
約一週間で出来上がりよ。

*

カブ1束で約500g。


皮をむかずに真横に二等分したカブに切れ目を入れて
塩をまぶし、漬物マシンにみっちり詰める。


重石をかけて3日ほど置く。
カブの上まで水があがってくる。


3日目に低温乾燥米麹を起こす。
麹はほぐして密閉できる容器に入れ、60度のお湯を
カップ3/4まわしかけてよく混ぜ、ふたをする。

私は小鍋に麹とお湯を入れ、小鍋ごとひとまわり大きな
鋳鉄琺瑯の鍋に入れて湯煎し、発酵を待った。
約1日で麹が目を覚ます。

起きた麹に味醂・砂糖を各大匙1、塩を小匙1/3入れる。

*

麹を起こす日に、刺身にできるブリを買ってくる。
…がスーパーにブリがなかったので、カンパチを使った。
薄切りにして塩と酒をまぶし、ラップでぴちっと包んで
冷蔵庫に一晩入れておく。

人参3cmを千切りにし、塩をまぶしてしんなりさせる。
カブと魚の水気を拭いて、カブの間に魚を挟む。

麹床、カブ&魚、人参、唐辛子2~3本を入れ
その上にまた麹を敷いて重石をかける。


容器ごと冷蔵庫に入れ、3~4日漬け込んでできあがり。


麹を起こすのに、どうも自信がなかったので
うまくできているかとても不安だった。

なのでしばらく味見する勇気が出ずにいたのだが、
とりあえず余分な水を捨てて中を確認することにした。


こわごわと取り出してみる。
カブもカンパチもきれいな色に漬かっているわ!


よっしゃ、ヘンな匂いもしないし、
これはきっとこれでいいのだろう。

お酒も準備。これは〆張鶴 大吟醸 銀ラベル。


この酒はフルーティな香りがし、
冷たく流れ込んできて口の中の温度でふんわりと開いていく。
味がしっかりしていて、やや辛口でイケますわあ。

口内に残る余韻に恍惚としながら
かぶら寿しに箸をのばす。

ほの甘いコメ麹の中に唐辛子がかすかにピリリとして
カブも人参もシャキシャキと歯ごたえよく漬かっている。

野菜だけでもじゅうぶんに美味しいが
カブラすしの中のカンパチも、
もっちり、ねっとりとした口あたりで味わい深い。

生臭さは全くなく、色もきれいなままなのが嬉しいな。

カンパチはブリの親戚みたいなものだが
さすがに味はちょっと違う。
これで自信がついたので、今度はブリでやってみよう。



梅干とらっきょう 本漬けへ

2006-06-21 | らっきょう・味噌・漬物
梅干の梅酢もすっかりあがったので、
シソを入れてみることにする。

こちらは市販の梅干用のしそ。


しその葉を自分で買ってきてアク抜きしたものより
色の出が悪くなるという話も聞くけれど、
今回はこれでいってみよう!

3Lの瓶にしそと梅を交互に漬けていく。
もう少し小さい瓶でもよかったかな。



よーし、これであとは土用干しを待つばかり。
毎日瓶をゆすって表面の梅が乾かないようにしておこう。

*

らっきょうはようやくの本漬け。

らっきょうの両端を切り落として1枚、皮をむく。

5%の塩水を煮立てて冷ましたものを用意しておき、
清潔な瓶に詰めたらっきょう、昆布、唐辛子の
上に静かに注ぐ。

こちらは1Lの瓶。ちょうどいい大きさだ。

ちょっと唐辛子を入れすぎたかな?
まあ、辛いのは好きなので大丈夫だろう。

このまま室温で保管する。
5日目くらいから味がなじんで美味しくなるらしい。

本漬けにする前に、両端を切って
皮をむいたものを1粒お味見してみた。

今までに食べたことのない、らっきょうの味がした。
乳酸発酵のおかげか味に奥行きがあり、
かりっとした歯ごたえに、きつすぎない塩味。

これは美味しいよ~。
1kgしか漬けなかったことを早くも後悔。
来年はドーンとやりましょう。

らっきょう

2006-06-07 | らっきょう・味噌・漬物
5月末日に鹿児島産の砂丘ラッキョウが
1kg498円だったので、
あまり芽が出ていないものを選んで買ってきた。

ラッキョウつくりも初挑戦である。

とりあえず洗ってから重さを量ると1050gだった。


水1.5Lを煮立てて粗塩100gを溶かし、
冷ましたものにラッキョウを入れる。

水面にラップをかけて、表面に泡がでてくるまで数日放置。


3日目くらいまで、ボウルの中にこれという変化はなく、
大丈夫なのかと心配しつつ毎日見守っていると、
ようやく4日目にして少し泡がでてくるようになった。

この時期だとまだ涼しいので、やっぱり荒漬けには
1週間くらいかかるのかな。

*

一週間後がこちら。
水面にぴったりとはりつけておいたラップが浮き上がり
水も濁っている。そしてラッキョウ独特の強烈な香り。


水でよく洗い、ひげ根を少し切って、
ブカブカした皮をむく。

そして今度は水1.5L、粗塩70gを煮立て、
それを冷ましたものに漬ける。

これでまた一週間したらようやく甘酢に漬けられるらしい。

けっこう時間かかるんだなあと思っていたら、
さっき放送されていた「きょうの料理」で
「らっきょうは電子レンジで簡単に」って。

とりあえず、いま漬けているこれを
完成させるのが楽しみだ。

卵黄の味噌漬け

2006-05-29 | らっきょう・味噌・漬物
簡単で美味しいおつまみだそうなので、
いつかやってみようと思っていたもの。

準備するもの

好みの味噌(だし入りでないもの)
ガーゼ
エッグセパレーター
新鮮なたまご
適当な入れ物


5mmくらいの厚さに味噌を塗り、真ん中を少しくぼませておく。


味噌の上にガーゼを敷き、黄身をのせてガーゼをかぶせる。


ラップをかけて冷蔵庫へ。
2日ほど経って黄身の下のほうが固まってきたら裏返してまた2日おく。


トップ画像はこれより前に1つだけ実験的に漬けておいたもの。
黄身はねっとりと固まっているので、箸で少しずつ削って食べる。

味噌の香りと凝縮された黄身の濃厚な味が絶妙な味わい。
これ1つで日本酒なら1合くらいいけそう。
たいへん気に入りました。

漬け込む味噌を酒と味醂でのばしたり、黄身を冷凍しておいて
そのまま味噌に埋め込んだりするやり方もあるそうな。

黄身を冷凍というのはいいアイデアだと思うなあ。
次回はそれでやってみよう。

*

さて、和歌山県かつらぎ町の古城梅(ごじろうめ)を10kg、
ネットで発注していたのがさきほど出荷完了メールが届き、
明日こちらに到着予定とのこと。

いよいよですわよ~ん!

買い揃えた4L瓶をせっせと洗って乾かし、割り振りを考える。
梅酒メインなのだが、お酒1.8Lに対して梅1kgの割合なので、
それはもう沢山できる予定。

*

ところでマイケル・ジャクソンが来日中なのね。
報道を見てもなんだか信じられないような気持ちだけど、
お元気そうで何より。

甘酢しょうが

2006-05-25 | らっきょう・味噌・漬物
スーパーに高知産の新生姜がやってきた!

うちは寿司用ガリの消費率が高いので、
今年は新ショウガで一年分のガリを自作してみたい。

新ショウガは100gあたり98円。

自作するのは初めてなので、
とりあえず400gの塊を買ってきた。

今回参考にしたレシピはこちら。
「とっておきの作りおき」河合真理 ニューズ出版

*

新生姜 400g
リンゴ酢 1.5カップ
きび砂糖 大匙3
塩 小さじ1

1)新生姜は包丁で皮をこそいで繊維に沿って薄く切り、
  10分ほど水にさらしておく。

2)リンゴ酢・きび砂糖・塩を合わせて甘酢を作る。

3)薄切りの生姜を沸騰した湯にいれ、箸で混ぜながら30秒茹でる。
  すぐザルにあけ、熱いうちに甘酢に漬け込む。 

清潔な瓶に移し、冷蔵庫保存で3ヶ月もつとのこと。
私は適当なところで小分けして冷凍するつもり。


リンゴ酢ときび砂糖の甘酢は香りが素晴らしく、
酢特有のとげとげしさがまろやかになっているので
簡単なわりに高級なものを作ったような気になれる。

漬け込んだショウガが冷めるのを待って、1切れお味見。

ぐは! できる限り薄く切ったつもりだったが、
市販のものほど薄くはいかず、まだ漬かりが浅いことも
あって新生姜の鮮烈な辛さがノドを直撃。

甘酢ともまだ馴染んでないからね。
一瞬、目を白黒させるほどの衝撃だったが
ちょうど喉を痛め気味だったこともあり、ショウガの薬効を実感。

これはよい保存食ですね。
明日また新生姜を追加で買いに行こう。
スライサーは持っていないので、包丁での薄切りを頑張るぞ~。

糠漬けはじめました

2005-07-14 | らっきょう・味噌・漬物
果実酒の仕込みですっかり勢いづいた私が次に目をつけたもの。
糠づけだ!

しかしぬか床管理は未経験なので、色々調べてみた。

種ヌカを誰かに分けてもらって、それを入れて育てる、というのが
無難なようだったが、いままわりで漬けている人はおらず。

デパートなどの漬物屋でぬか漬けを買い、そのときについてくるヌカを
自分のヌカ床に混ぜ込むという方法もあったけれど、
考えた結果、まずは市販の「ぬか床セット」から始めることにした。

これはダイエー系列のスーパーで見つけた。取っ手つきのタッパーに
完成したヌカが2袋入っており、すぐにも漬けられるというもの。


お値段は1000円くらい。
タッパーは30×18×10cm。冷蔵庫の奥行きにちょうど収まる。

中にヌカが2袋入っているので、それを入れてよく混ぜ、洗って水分を
拭いたキュウリをヌカをまぶしつけるようにしてから埋め込み、
ヌカの表面をよくならして冷蔵庫へ。
キュウリは「ブルームキュウリ」を使ってみた。

しかしわりに涼しい日だったので、室温に置いてフタをあけておいた。
5時間くらいでばっちり完成!

このヌカにはニンニクなども入っているので、本当の自家製ヌカ漬け
とは少し味が違うような気もするが、これはこれでありということにする。

5回くらいは煎りヌカを足したりなどの調整をせず、そのまま使えるという
ことなので、今度はナスも漬けてみよう。