別冊NHKきょうの料理
「決定版! 漬物
ちょっと自慢の、梅干・らっきょう・ぬか漬け…」 1500円

杵島直美さんの「ふるさと漬け名人」コーナーで
石川県のかぶら寿司が紹介されていた。
かぶらずしは好きなのだが、このあたりではなかなか
手に入らないうえ、けっこういいお値段なのだ。
ちょうど今、新宿伊勢丹で金沢・能登 美味物語が
開催されているが、そこに来ているかぶら寿しは
270gで1470円なり。
せっかくなので自作してみよう。
約一週間で出来上がりよ。
*
カブ1束で約500g。

皮をむかずに真横に二等分したカブに切れ目を入れて
塩をまぶし、漬物マシンにみっちり詰める。

重石をかけて3日ほど置く。
カブの上まで水があがってくる。

3日目に低温乾燥米麹を起こす。
麹はほぐして密閉できる容器に入れ、60度のお湯を
カップ3/4まわしかけてよく混ぜ、ふたをする。
私は小鍋に麹とお湯を入れ、小鍋ごとひとまわり大きな
鋳鉄琺瑯の鍋に入れて湯煎し、発酵を待った。
約1日で麹が目を覚ます。
起きた麹に味醂・砂糖を各大匙1、塩を小匙1/3入れる。
*
麹を起こす日に、刺身にできるブリを買ってくる。
…がスーパーにブリがなかったので、カンパチを使った。
薄切りにして塩と酒をまぶし、ラップでぴちっと包んで
冷蔵庫に一晩入れておく。
人参3cmを千切りにし、塩をまぶしてしんなりさせる。
カブと魚の水気を拭いて、カブの間に魚を挟む。
麹床、カブ&魚、人参、唐辛子2~3本を入れ
その上にまた麹を敷いて重石をかける。

容器ごと冷蔵庫に入れ、3~4日漬け込んでできあがり。

麹を起こすのに、どうも自信がなかったので
うまくできているかとても不安だった。
なのでしばらく味見する勇気が出ずにいたのだが、
とりあえず余分な水を捨てて中を確認することにした。

こわごわと取り出してみる。
カブもカンパチもきれいな色に漬かっているわ!

よっしゃ、ヘンな匂いもしないし、
これはきっとこれでいいのだろう。
お酒も準備。これは〆張鶴 大吟醸 銀ラベル。

この酒はフルーティな香りがし、
冷たく流れ込んできて口の中の温度でふんわりと開いていく。
味がしっかりしていて、やや辛口でイケますわあ。
口内に残る余韻に恍惚としながら
かぶら寿しに箸をのばす。
ほの甘いコメ麹の中に唐辛子がかすかにピリリとして
カブも人参もシャキシャキと歯ごたえよく漬かっている。
野菜だけでもじゅうぶんに美味しいが
カブラすしの中のカンパチも、
もっちり、ねっとりとした口あたりで味わい深い。
生臭さは全くなく、色もきれいなままなのが嬉しいな。
カンパチはブリの親戚みたいなものだが
さすがに味はちょっと違う。
これで自信がついたので、今度はブリでやってみよう。

「決定版! 漬物
ちょっと自慢の、梅干・らっきょう・ぬか漬け…」 1500円

杵島直美さんの「ふるさと漬け名人」コーナーで
石川県のかぶら寿司が紹介されていた。
かぶらずしは好きなのだが、このあたりではなかなか
手に入らないうえ、けっこういいお値段なのだ。
ちょうど今、新宿伊勢丹で金沢・能登 美味物語が
開催されているが、そこに来ているかぶら寿しは
270gで1470円なり。
せっかくなので自作してみよう。

約一週間で出来上がりよ。
*
カブ1束で約500g。

皮をむかずに真横に二等分したカブに切れ目を入れて
塩をまぶし、漬物マシンにみっちり詰める。

重石をかけて3日ほど置く。
カブの上まで水があがってくる。

3日目に低温乾燥米麹を起こす。
麹はほぐして密閉できる容器に入れ、60度のお湯を
カップ3/4まわしかけてよく混ぜ、ふたをする。
私は小鍋に麹とお湯を入れ、小鍋ごとひとまわり大きな
鋳鉄琺瑯の鍋に入れて湯煎し、発酵を待った。
約1日で麹が目を覚ます。
起きた麹に味醂・砂糖を各大匙1、塩を小匙1/3入れる。
*
麹を起こす日に、刺身にできるブリを買ってくる。
…がスーパーにブリがなかったので、カンパチを使った。
薄切りにして塩と酒をまぶし、ラップでぴちっと包んで
冷蔵庫に一晩入れておく。
人参3cmを千切りにし、塩をまぶしてしんなりさせる。
カブと魚の水気を拭いて、カブの間に魚を挟む。
麹床、カブ&魚、人参、唐辛子2~3本を入れ
その上にまた麹を敷いて重石をかける。

容器ごと冷蔵庫に入れ、3~4日漬け込んでできあがり。

麹を起こすのに、どうも自信がなかったので
うまくできているかとても不安だった。
なのでしばらく味見する勇気が出ずにいたのだが、
とりあえず余分な水を捨てて中を確認することにした。

こわごわと取り出してみる。
カブもカンパチもきれいな色に漬かっているわ!

よっしゃ、ヘンな匂いもしないし、
これはきっとこれでいいのだろう。
お酒も準備。これは〆張鶴 大吟醸 銀ラベル。

この酒はフルーティな香りがし、
冷たく流れ込んできて口の中の温度でふんわりと開いていく。
味がしっかりしていて、やや辛口でイケますわあ。
口内に残る余韻に恍惚としながら
かぶら寿しに箸をのばす。
ほの甘いコメ麹の中に唐辛子がかすかにピリリとして
カブも人参もシャキシャキと歯ごたえよく漬かっている。
野菜だけでもじゅうぶんに美味しいが
カブラすしの中のカンパチも、
もっちり、ねっとりとした口あたりで味わい深い。
生臭さは全くなく、色もきれいなままなのが嬉しいな。
カンパチはブリの親戚みたいなものだが
さすがに味はちょっと違う。
これで自信がついたので、今度はブリでやってみよう。
