18きっぷの3回目は臨時列車の
ムーンライト信州を使うことにした。
立川0:29発→白馬5:36着
ムーンライト信州は全席指定なので、
数日前に指定券(510円)を窓口で購入。
立川には早めに着いたので、
JRの改札を出て右にあるコンビニをのぞくと
モルツのJR東日本20周年記念の
デザイン缶があったのでそれを買う。

ホームに滑り込んできたML信州に乗車。
車内放送が流れ、本日の指定券は
全席完売ですとのことだったが、
ちらほら空席があった。
この列車は登山客が多く、大きなリュックを
背負った中高年が半数をしめている。
隣の女の子は早くも熟睡していたけれど、
私は緊張もあってかなかなか眠れず、
音をさせないように気をつけながら
ビールを飲んだり、読書をしたり。
空調は最初暑いくらいだったのだが、
大月あたりから寒くなり、持参のマスクと
フリースブランケットで冷えを防ぐ。
このブランケットはこの後も列車に乗るたびに
役に立ってくれた。持ってきてよかった…。
ムーンライト信州は深夜の中央本線をひた走り、
茅野を過ぎたあたりからぽつぽつと人が降りていく。
リクライニングはあまり深くなく、
座席もそう広くないこともあって
まんじりともせず夜を明かした私は
北アルプスの夜明けを楽しみに待った。
徐々に空が明るくなっていく。

この、夜明けから早朝にかけての時間は
すごく好きなのだ。静謐というか荘厳というか。
遅寝遅起きなので、普段はあまり目にできないけれど。
信濃大町を過ぎ、ヤナバスキー場前あたりで
霧が発生。そうだ、山なんだから天候について
いつもの感覚でいてはいけなかったな。
雨具を持ってこなかったので心配になったが
5:36に白馬に到着すると霧は晴れていた。
大糸線は6:00発なので20分ほど余裕がある。

銀色の車両がやってきたので乗る。
山へ行く人たちは白馬で散っていったので、
ここから先の乗客は鉄道ファンがほとんどだ。
6:20に南小谷(みなみおたり)着。
ここから糸魚川(いといがわ)まで行く列車は
7:51に来るので、90分待たねばならない。
駅舎の前に滔々と流れている姫川。

美しいエメラルドグリーンのせせらぎに
清浄な空気で癒される。気温は17度くらいだ。

寝不足で朦朧としていたが、
立川のコンビニで買っておいたおにぎりを食べる。
早朝は霧が出ていたので心配していたけれど、
日がのぼるにつれ気持ちのいい晴れになった。

南小谷駅の駐車場に
長野県警のパトカーが停まっていた。

こちらではあまり見かけない車種だなあ。
雪山仕様なのかしら。
警官が近くで速度違反取り締まりを行っている。
山から下ってくる、駅近くを通る道は
たしかにどの車も飛ばしがちではあった。
この時間は列車待ちの旅行者が
あたりを散策していたりするので、
実際危ないのだろう。
ここ南小谷駅はJR東日本とJR西日本の境で、
南小谷から糸魚川まではJR西日本の管轄となり、
非電化区間なのだそうだ。
列車が来るまでまだ30分ほどあるのだが
ホームを見るとすでに二箇所に列ができている。
やがてやってきた電車を見てその謎はとけた。
一両編成で2ドアの昭和中期を思わせる古い車体。
鉄道ファン垂涎の気動車、ということらしい。
大糸線 国鉄メークのキハ52
ボックス席はあっという間に埋まり、
私は窓際の一角に立つことにした。

ドアは手動であける。
しめるのは自動でできるが、手でしめることもできる。
壁に扇風機のボタンがついており、運転席後ろには
路線バスのように区間表と清算箱がある。
古いながらもエアコンがついており、
これがよく効いていて寒い。
時速何キロなんだろう。
のんびり走っているが振動と音がけっこうすごい。

山あり、川ありの美しい景色。

ローカル線には初めて乗ったけれど、
なかなかよいものですね。
キハ52よ、おつかれさまでした。

大糸線前線開通50周年記念のプレートをつけている。
糸魚川駅の有名なレンガ造りの車庫。

18きっぷ利用はここまででいったん打ち切り。
糸魚川から越後湯沢までは特急はくたかに乗る。
*
続きはこちら→越後湯沢駅 越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館

ムーンライト信州を使うことにした。
立川0:29発→白馬5:36着
ムーンライト信州は全席指定なので、
数日前に指定券(510円)を窓口で購入。
立川には早めに着いたので、
JRの改札を出て右にあるコンビニをのぞくと
モルツのJR東日本20周年記念の
デザイン缶があったのでそれを買う。

ホームに滑り込んできたML信州に乗車。
車内放送が流れ、本日の指定券は
全席完売ですとのことだったが、
ちらほら空席があった。
この列車は登山客が多く、大きなリュックを
背負った中高年が半数をしめている。
隣の女の子は早くも熟睡していたけれど、
私は緊張もあってかなかなか眠れず、
音をさせないように気をつけながら
ビールを飲んだり、読書をしたり。
空調は最初暑いくらいだったのだが、
大月あたりから寒くなり、持参のマスクと
フリースブランケットで冷えを防ぐ。
このブランケットはこの後も列車に乗るたびに
役に立ってくれた。持ってきてよかった…。
ムーンライト信州は深夜の中央本線をひた走り、
茅野を過ぎたあたりからぽつぽつと人が降りていく。
リクライニングはあまり深くなく、
座席もそう広くないこともあって
まんじりともせず夜を明かした私は
北アルプスの夜明けを楽しみに待った。
徐々に空が明るくなっていく。

この、夜明けから早朝にかけての時間は
すごく好きなのだ。静謐というか荘厳というか。
遅寝遅起きなので、普段はあまり目にできないけれど。
信濃大町を過ぎ、ヤナバスキー場前あたりで
霧が発生。そうだ、山なんだから天候について
いつもの感覚でいてはいけなかったな。
雨具を持ってこなかったので心配になったが
5:36に白馬に到着すると霧は晴れていた。
大糸線は6:00発なので20分ほど余裕がある。

銀色の車両がやってきたので乗る。
山へ行く人たちは白馬で散っていったので、
ここから先の乗客は鉄道ファンがほとんどだ。
6:20に南小谷(みなみおたり)着。
ここから糸魚川(いといがわ)まで行く列車は
7:51に来るので、90分待たねばならない。
駅舎の前に滔々と流れている姫川。

美しいエメラルドグリーンのせせらぎに
清浄な空気で癒される。気温は17度くらいだ。

寝不足で朦朧としていたが、
立川のコンビニで買っておいたおにぎりを食べる。
早朝は霧が出ていたので心配していたけれど、
日がのぼるにつれ気持ちのいい晴れになった。

南小谷駅の駐車場に
長野県警のパトカーが停まっていた。

こちらではあまり見かけない車種だなあ。
雪山仕様なのかしら。
警官が近くで速度違反取り締まりを行っている。
山から下ってくる、駅近くを通る道は
たしかにどの車も飛ばしがちではあった。
この時間は列車待ちの旅行者が
あたりを散策していたりするので、
実際危ないのだろう。
ここ南小谷駅はJR東日本とJR西日本の境で、
南小谷から糸魚川まではJR西日本の管轄となり、
非電化区間なのだそうだ。
列車が来るまでまだ30分ほどあるのだが
ホームを見るとすでに二箇所に列ができている。
やがてやってきた電車を見てその謎はとけた。
一両編成で2ドアの昭和中期を思わせる古い車体。
鉄道ファン垂涎の気動車、ということらしい。
大糸線 国鉄メークのキハ52
ボックス席はあっという間に埋まり、
私は窓際の一角に立つことにした。

ドアは手動であける。
しめるのは自動でできるが、手でしめることもできる。
壁に扇風機のボタンがついており、運転席後ろには
路線バスのように区間表と清算箱がある。
古いながらもエアコンがついており、
これがよく効いていて寒い。
時速何キロなんだろう。
のんびり走っているが振動と音がけっこうすごい。

山あり、川ありの美しい景色。

ローカル線には初めて乗ったけれど、
なかなかよいものですね。
キハ52よ、おつかれさまでした。

大糸線前線開通50周年記念のプレートをつけている。
糸魚川駅の有名なレンガ造りの車庫。

18きっぷ利用はここまででいったん打ち切り。
糸魚川から越後湯沢までは特急はくたかに乗る。
*
続きはこちら→越後湯沢駅 越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館
