おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

未( ひつじ )の刻には花を閉じるスイレン

2011年08月05日 06時03分42秒 | 植物

写真1 11:29 未刻の前、既に開花しているスイレン。写真1~写真5は同じ個体


写真2 11:29
 

写真3 12:44 ほぼ閉じる


写真4 未刻、13:39 閉花


写真5 未刻 14:46 閉花


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 埼玉県幸手市の高須賀池、2009年08月01日昼前、水面に白い花・スイレン咲く(写真1~写真5)
 スイレンは改良が進み、品種は多い
 日本には小型耐寒性スイレンのヒツジグサ(未草)が自生
 その名は白い花を未(ひつじ)の刻、午後2時頃に咲かせることに由来
 はたして、写真のスイレンはヒツジクサか

 写真の個体は、未の刻前には既に開花し、未の刻になると閉花
 また、花弁数が多く、ボリュームもある
 それゆえ、アメリカのスローカム(Perry D.Slocum)が1990年に作出した耐寒性スイレン「Perry's Double White」(ペリーズ ダブル ホワイト)と同定(引用・参考文献等1)

 ちなみに、水生植物の本種スイレンとハスの違いは次のようである(引用・参考文献等1)
 <スイレン>
  花:耐寒性スイレン(温帯産)は水面近くに浮かぶように咲く
    熱帯スイレンは水上で咲く
    花が終わると閉じて水中に沈む
    熱帯産は夜や早朝に咲く種もある
    果托ができない
  葉:撥水性がなく、光沢がある。通常、水面に浮き、切れ込みがある
  根:種類が多く様々であるが、耐寒性スイレン(温帯産)はワサビのように太く細長い。水底の地下茎がゆっくり生長する。熱帯スイレンは球根
 <ハス>
  花:水面から高く咲く。花が終わると水上で花びらが散り、蜂の巣のような果托ができる
  葉:撥水性があり、光沢がない。生長が進むと水面から葉が立ち上がる。切れ込みがない
  根:生長期は細かい地下茎が伸び、秋に先端が肥大してレンコンになる
 
 引用・参考文献等:1.HP『草津市立水生植物公園みずの森』 2.岡山理科大学総合情報学部植物生態研究室(波田研)HP、3.Website『フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」日本語版』(最終更新2009年7月9日18:01) 4.今年も開花、白岡町の古代ハス;弊ブログ2011年07月27日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年08月01日 撮影地:埼玉県幸手市
コメント
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