ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

大失態の10月

2015-12-13 | 7~8歳
 母ちゃんの人生最大の失敗。アリエスにも家族にも迷惑をかけた事件ーーー
なかなかアップする気になれず今頃になってしまい・・・。

 夏以降、鶏の手羽元や手羽中をよく食べさせていました。かぶりついたり軟骨を歯でコリッと取り外したりしながら楽しく食べられるので、アリエスも私達も大好きなメニュー。十分に注意していたつもりが、ある夕食後、骨が1本足りないのに気づいたのです。

 加熱した鶏骨が縦に避けるため、犬にはいけないことになっています。しかしアリエスの体格で、生体の絶妙さを考えれば、めったやたらと腸に刺さるとは到底思えませんでした。で、まぁ1-2日で消化されるかうんちに出るべえとか余裕をかましていました。

 でも心配しまくるアリ子母を安心させるため、一応かかりつけの先生に電話したのです。すると、連れてきてとのこと。到着してすぐに催吐剤を注射して吐かせたけど、ない。レントゲンを撮ると、胃の上部にあります。そして両側ともに先端は丸いまま。つまり丸飲みしたってことですね。 おそらく放置しても便に出るだろうが、どこかでひっかかってしまうかもしれない。そうなればオペ。

 そういう場合、医師は常に最悪のことを念頭に置くし、患者家族にもその点を徹底して説明します。今回、私は自分では大丈夫だと考えていましたが、とにかくイヌというものをあまり知らず見通しが甘い可能性があること、うんちが出るまでの時間経過が長いことを思うと、提案された内視鏡による除去をお願いすることにしたのでした。

 同時に食べさせた馬肉ジャーキーと一緒に食道にひっかかっていたため3時間ほどかかり、先生は四苦八苦しながら取り出してくれました。大型犬に多いという麻酔薬使用後の悪性高熱症のチェックのため一晩入院し、無事翌朝帰ってきました。本人はいたって元気で、今も当然のように河原を走り回っていますが、自分の不注意で本当に肝を冷やした1件でした。



これですよ・・・

 しかし今回、アリ男も私もかかりつけ医への信頼と尊敬を新たにしました。催吐剤で吐こうとしているアリエスの前に、私が用意されたトレイを差し出そうとしていたら、それでは吐けない子もいるのでそっとして、床にいいんですと言ってくれたこと。アリエスの吐物をすばやく素手で探って骨片を探してくれたこと。電スコと呼ばれる良い内視鏡を完備し使いこなしていること。翌朝迎えに行った時の様子から、おそらく寝ないでアリエスを見守ってくれていたであろうこと。アリエスに対する母ちゃんの一番の“功績”は、この先生のところにかかりつけてることだろうな。

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