ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

記憶

2020-01-01 | 12〜13歳
1年まではと作っていたアリエスのごはん。結局まだ、3食出して一緒に食べている。今日はお雑煮とおせち料理だ。

病を得る前は毎食だいたい2ー3回に分け、肉→魚とチーズ→果物とヨーグルト、そして別腹でおやつ。ごはんの時の動線も決まっていた。まずは冷たい水で喉を潤して食事の準備を待ち、1皿食べるごとにおしっこに出かける。戻ると新しくしてある水を飲む。食べる、おしっこ、水、を違えることなく繰り返し、最終回の水飲みまで完了すると満腹。

今はアリエス専用のお盆に小皿を並べて定食風にいっぺんに出すけれど、水は食前・食中・食後に入れ直す。なんだか、アリエスの習慣がそうであったことを忘れたくなくて。頭の中の思い出の記憶はもちろん大事だが、なんの気なくする行動や動きの癖なんかも、アリエスに関することが自分の身体から失われないようにしたいと思う。気持ちの上では、神事と共に建造の技も引き継ぎ更新していく伊勢神宮の遷宮みたいな感覚でしょうか。母ちゃん自分の中で伝統伝えちゃうよ。

過去に嫌というほど繰り返した動作も、しなくなれば消えてしまう。やってみれば思い出すかもしれないが、できなくなっていく過程が確実に存在することが寂しい。たまにリードを握ってみたりして、アリエスと手をつないで散歩に行った時の具合を確かめたりしている。

そういうのは極めて個人的な細かい思い出だけれど、そういった事柄こそアリエスの輪郭を鮮やかにする。ぼんやりと胸に残っているアリエスにまつわる残像も、同じ重さで大切ではあるけど。…結局、全部かよ。


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