ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

おしっこを快適に

2019-03-20 | 11~12歳
意識を回復したアリエスにとり、いちばん大変だったろうなと思うのがおしっこです。きれい好きで、犬舎にいた生後1か月くらいの頃ですら、独自の排泄場所が決まっていました。わが家にやってきて慣れると間もなく、彼なりのゾーニングが明確になりました。食べるところ、身づくろいするところ(滑らない場所!)、吐くところ、トイレ、待つところ、ゆっくりおやつを楽しむところ、寝るところ。

療養中のアリエスは、排泄したくなると落ち着かない様子になりモゾモゾし出す。少しでも寝床から離れてしようとしていたのでしょう、敷いていたトイレシートから外れてしまうこともしばしばでした。こちらも慣れてくると、動く範囲を想定して準備できるようになります。でもさらに回復して寝返りを打てるようになると、予測も微妙に外れたりしました。尿量も多いので、毛皮が広範囲に濡れてしまうことが増えました。そして、立ち上がれはしないけど上半身を中心に動ける範囲が広がってからは、アリエスのとまどいと苦労は相当大きかったのではないかなと思います。

快適に療養することこそ最重要だと、イヌとしての尊厳を損なうのではと心配していたおむつを、積極的に利用してみることに方針転換しました。初めてやってみると、動いていった先で排泄してもびしょ濡れにならないことで、アリエスも安心したようでした。今思うと、アリエスがとまどったり気遣ったりすることなく、にっこり笑って寝ていられる生活を考えることこそ、彼の人生の尊厳を守ることでした。

はじめはよくわからないので、いろいろ試してみました。なんとお試し用で数枚だけ入っているのがあるので便利でした。使いやすいものが見つかって、定番になりました。↓↓



大人用の一番大きなサイズです。後ろにしっぽの出る穴を切り取り、ビーズが出ないようにガムテープでとめます。このへんはよくネットで説明を見かけますね。かわいいテープを買ってみましたが、ちゃんと貼りつくのはやっぱりガムテープでした。

また、サイズの大きい子はきついことが多いので、動物病院の看護師さんは普通に履かせずに巻きつける形で使っているとのことでした。男の子はおちんちんのところがカバーできればよいので、そこの周囲から漏れ出ないように固定を工夫するようです。↓↓


イマイチわかりづらいけど・・・ふつうはこう使いますが、


股を通さずに、お腹に巻くように

アリエスの場合は履くほうが安心した顔をするもので、ややパッツリでしたが履いていました。いや、とてつもなくかわいかったです。でも前側の股上が浅いので、中に尿取りパッドを併用しました。↓↓



私はこれが大のお気に入りでした。カーブが絶妙で、おむつの時だけでなく在宅時にはトイレシートの上に乗せて使っていました。半分に切ってこれもガムテープでビーズの流出をおさえて使うと、だいたいこれがおしっこ1回分うまく受け止めてくれました。

どうしても仕事が長引きそうな時はこちら。↓↓



でもカーブのついてるほうと比べるとおしっこが全体に広がってしまうのだと思うのですが、アリエスはちょっと焦ったような表情をすることがありました。感覚って大事だなと思った一件。

世の中には長期療養のプロみたいな方がたくさんいて、職人技を公開してくれています。的確で流れるような手技というものは、病床にあると特に気分のよいものだろうと思います。シーツとか肌に接触するものの小さなシワなども、弱っている時ほど敏感に感じるものです。11年間を通じて一度たりともわがままな要求をしなかったアリエスが、少しは無茶を言ってくれたらよかったのにとしみじみ思います。おむつの仕方もお互いにメキメキ上達して、これから何年でもできるぞもっと快適にしてあげられるぞと、母ちゃんは張り切っていたのだよ。






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