はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

環境について考えるための本

2009-08-14 | 読書ナリー

2009年8月14日(金曜日)
この涼しさはもう秋の気配・・・
むき出しの腕がひんやりしている。

お盆の14日は、お精進とおはぎ。
早朝から、健さんが
高野豆腐と小芋、干しシイタケの煮物
麩の辛子和えなどを準備している。
乳がん発病以降、お盆の料理もすべて
健さん担当になり、
わたしは極楽・極楽・・・
お寺のお坊さんがくるまで、朝寝をきめこむ

さて、きょうは書籍のご案内を・・・

風力発電とゴミ問題・・・どちらも
敦賀市に深く関連している事柄です。

いま、敦賀に建設されようとしている風力発電で
なにが起きようとしているのか・・・
119万㎥のゴミの山がわたしたちに残した
大きなツケはどうなっていくのか・・・
市民として知っておくべき問題にせまる
2冊の本を、ぜひあなたも読んでみてください。

フリーライターの鶴田由紀さんが自費出版した
「ストップ! 風力発電
    巨大風車が環境を破壊する」

アットワークスからの発行です。
    

http://www.atworx.co.jp/works/pub/56.html

「地球環境にやさしいクリーンエネルギー・
風力発電」として、伊豆(静岡県)
・青山高原(三重県)・大平山(和歌山県)など
各地で建設が続く巨大風車。
その実態は、建設地域の森林伐採や野鳥の衝突死などの
自然破壊、地域住民の同意のない建設工事、
低周波・超低周波音による健康被害の拡大、
不安定な電力供給と多発する事故。
そして今、EUをはじめ、風力発電の問題に気づいた
世界の人たちは、「反風力発電」「反風車」の
ネットワークづくりをすすめ、
「ストップ! 風力発電」の
声が広がっている……。

第1章 東伊豆(静岡県)で起きていること
 
目を見張る自然破壊/天然記念物の湿原にも風車が/
住民不在の計画/アセスもいいかげん/
隣町に移動した計画/地元に支払われる承諾金
 
第2章 南伊豆(静岡県)で起きていること
 
ストロボ効果の恐怖/頭上をヘリコプターが/
地権者の同意もなく/何の説明もなく工事が/
騒音予測値をごまかす業者
 
第3章 青山高原(三重県)で起きていること
 
風車の近くは鳥がいない/止まってばかりの風車/
アセスにも問題/自然公園なのに/保安林でもお構いなし
 
第4章 大平山(和歌山県)で起きていること
 
「作らんといたらよかった」/折れたブレード/
地元では騒音被害も/大平山で起きていること/
増える反対派/物言わぬ住民/現金が配られていた!/
反対されても再申請/「国際ターミナル」日高港/
自然破壊に警鐘
 
第5章 巨大風車がもたらすもの
 
とにかく大きい、現代の風車/事故の多い風力発電/
安全対策もおざなり/野鳥とコウモリへの脅威/
官僚と事業者の本音/
 
第6章 低周波・超低周波音による被害
 
イギリスでの調査/大反響を呼んだテレビ放送/
騒音は問題なし?/周波数帯のスーパーパワー/
ポルトガルでの研究/業界団体の反論/
地元説明会では捏造呼ばわり/
低周波・超低周波音はどのように発生するのか/
熱川の被害者/アメリカでの研究/
スウェーデンとニュージーランドでの調査
 
第7章 風力発電は温暖化防止の役に立たない
 
定格出力にだまされないで/
こんなに不安定な風力発電/
デンマークがうまくいっているというウソ/
CO2削減量のまやかし/非効率なバックアップ発電/
真実を報道するヨーロッパのマスコミ/ひとりごと/
蓄電池があれば安心?/将来有望なCCGT、そして省エネ!
 
第8章 世界が共闘しはじめた
 
EU諸国での動き/地方差別の中で
 
敦賀市へ何度も取材に来ていただいた
服部美佐子さんと
朝日新聞記者の杉本裕明さんの共著
「ゴミ分別の異常な世界-リサイクル社会の幻想」

幻冬舎新書(amazonからも購入できます)
         

(前書きより抜粋)
市町村の広報やチラシ、ホームページで
よく目にする標語に
「混ぜればごみ、分ければ資源」というのがある。
確かに、分別やリサイクルで、ごみが減り、
環境もよくなるなら、
多少の手間やお金をかけるのも、
がまんできるかもしれない。
しかし、本当に環境はよくなっているのか、
税金のムダ使いになっているだけではないか。
90年代から各市町村で始まったごみの分別が
どういう結果をもたらしたか、
そろそろしっかり見極める必要が
ありはしないだろうか。

目次
第一章 分別するとごみが減るって誰が言った!?
●全国最多34分別を誇る町は、お手本になるか
〈徳島県上勝町〉
●28分別してもごみが減らない不思議
〈愛知県碧南市〉
●分別数が少ない大都市とごみの量の関係とは
〈大阪市、福岡市ほか〉
●市民の分別努力も観光客で台無しに
〈静岡県熱海市〉
●何でも捨てられるダストボックスを再検証する
〈東京都府中市〉
●合併のおかげで分別ルールが大混乱
〈新潟市、さいたま市〉

第二章 焼却、埋め立て・・・
        知られざる分別後の世界
●焼却炉を造りすぎ、ごみが足りずに追い炊き!?
〈東京23区〉
●場当たり的な焼却炉の建て替え計画で総スカン
〈東京都小金井市〉
●分別いらずのRDF(固形燃料)製造機の哀しき結末
〈三重県桑名市ほか〉
●広大な埋め立て処分場に頼り続ける町
〈神戸市〉
●共同で処理施設を作ろうとしたが破談に
〈鎌倉市、逗子市〉

第三章 リサイクルにかかるムダ金の、これが実態
●「官製談合」で日本一高いごみ収集費用
〈東京23区〉
●「リサイクル貧乏」と嘆く自治体のあきれた政策
〈名古屋市〉
●プラスチックごみのリサイクル費用に涙
〈東京都港区、神奈川県小田原市、千葉県柏市〉
分別競争の裏で激化するごみ処理負担金問題
〈福井県敦賀市〉

●ごみ処理を受け入れ財政を潤す町もある
〈東京都日の出町〉

第四章 分別界の問題児、プラスチックを考える
●分別が徹底できていないと悲惨なことに
〈静岡県沼津市〉
●プラスチックの選別・保管施設の確保に右往左往
〈東京23区〉
●中間処理施設の安全性を住民に説明せずに大混乱
〈東京都町田市〉

第五章 エコPRは謎だらけ
●キャラクターは大流行だが、ごみは減るのか
〈仙台市、札幌市、横浜市ほか〉
●誰も知らない「3R検定」「3R推進マイスター」の怪
〈京都市、環境省〉
●レジ袋削減をスーパーが後押しした本当の理由
〈富山県、富山市〉
●リサイクル偽装を放任&ほおかむり
〈環境省〉

第六章 外国はどこまでお手本になるか
●分別はいい加減、使い捨て容器が氾濫〈ドイツ〉
●焼却中心でリサイクルはほどほど〈フランス〉
●アジア一の環境先進国に学ぶことは〈韓国〉

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