2,3日前、タミヨさんは家の中で転んで
おでこをぶつけたそうだ。
内出血した部分が、おでこからまぶたへと降りてきて
目の周りが青黒くなっていた。
まるで、お岩さんである。
ファンデーションを厚塗りしていても、出かけた先々で
「どうしたの?」と、訊かれ
「はるみ富士に、どつかれたんや」と答えたそうだ。
「日馬富士って、言うたつもりや・・・」
と言いはるけれど、怪しいもんだ。
「はるみ富士って言うとるやろ」と、問い詰めたら
ハッハッハ・・・と笑ってごまかされた。
そのタミヨさん家で、もちを焼いて食べた。
タミヨさんが刀根の気比神社のお祭りに
およばれした時に、いただいてきたおもちである。
冷凍してあったのをトースターで焼いて食べた。
横18センチ、縦10センチぐらいあった。
サト醤油につけて、完食した・・・
ウスと杵でついたもちは、ほんま、うまい!
神さんのおさがりのもちやから、食べると長生きするらしい。
タミヨさんは、これ以上、長生きしたらどもならん・・・
と言って、食べなかった。
いやいや・・・本音はもちをのどに詰まらせて
死にとうない・・・やろと、心んなかでつぶやく。
入れ歯にもくっつくしね。
ありがた~いおもちを食べすぎたわたしは、
今、ちょっとだけ胸やけしてる。