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はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

敦賀でよかった・・・

2010-11-15 | ジェンダー関連

2010年11月16日(月曜日)
丹南地域の女性たちと意見交換をしてきた。
うちらの地域と敦賀では、ぜんぜん違う・・・敦賀は開けとるわ・・・
と言うのである。

ガチガチの保守的な考え方や因習がいまだに、女性の社会進出や社会生活に
重くのしかかっているようだ。
今大地さんがうらやましい・・・という言葉を今日だけで数回聞いた。

敦賀だってけっこう、保守的なところがあると思っていたけれど
わたしの想像の域をはるかに超える古い因習の塊みたいな土地柄らしい。
しかも女性のほうがより保守的なんだそうな・・・
女が女の足を引っ張っていては、世の中を変えてはいけない。

足を引っ張られたら、蹴り返せ! 3倍返しだぜ! 
と思ってるわたしでも、嶺北では通用しないのかもしれない・・・
あ~、敦賀でよかった・・・

さて、NHKの関係者の方からあなたの解釈はまちがっているとのご指摘があった。
「セカンドバージン」の意味である。
第2の人生・・・という意味なんだそうな・・・
頭の軽い証拠だわ・・・どうも昔から深く考えるのは苦手なもんでして・・・
頭に浮かんだことをすぐ口にだしてしまうのも、軽率な証拠だし・・・

まっ、イヤなことはすぐ忘れてしまうという特技のおかげで
こんなわたしでも、世にはばかっているのでしょう・・・

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「二度の派遣村を経て考える~貧困、差別のない社会とは~」

2010-06-22 | ジェンダー関連

2010年6月22日(火曜日)
越前市の男女共同参画センターあんだんては
NPO法人 男女平等推進協会えちぜんが管理運営を
担っている。
DVなど女性問題の相談窓口も充実しており
評判もいい。

DVの相談は地元では、なかなか行きにくいもの・・・
ご相談のある方は、ぜひ電話をしてみてください。
きっと、力になってくれますよ。
あんだんての場所は、
武生駅前のアルプラザ平和堂武生店4階。
電話:0778-24-4446

さてこの「あんだんて」と同じ場所にある
越前市福祉健康センター多目的ホールで開催される
講演会のお知らせです。

越前市男女共同参画月間記念講演会
とき:7月18日(日)15:30~17:00
反貧困ネットワークの湯浅誠さんが講師・・・
演題は
「二度の派遣村を経て考える~貧困、差別のない社会とは~」

お時間のある方は、ぜひ足をお運びください。

貧困と差別で思い出した・・・
この6月議会に陳情を提出してきた
「日本の子供の未来を・守る会」の福井県支部から
今度は、子宮頸がんのワクチン接種はけしからん! 
という文書が議員個人宛に送付されてきたのである。

この子宮頸がんワクチンについては
公明党や自民党系の議員が公費負担で接種の実施を
求める一般質問を行っている。

守る会が反対する理由のひとつにあげられていたのが
11歳でワクチンを打ち、これで誰と性交渉してもいいと
暗黙に植えつけることになる・・・
性の乱れを助長する・・・
いまこそ「純潔教育」「神聖なる性」が問われている・・・

「純潔教育」「神聖なる性」ってのは、
女性は結婚し、夫婦が同じ姓を名乗ってはじめて、
夫との子どもをつくるためだけのセックスが認められる
ってことを言いたいのだろうかねぇ?

この守る会は女性団体のようだから、
きっと良妻賢母さまだけが会員になれる団体なのだろう。
ひょっとして、お子さまの数だけしか
セックスしたことないのかなぁ・・・
な~んて、余計なこと想像してしまったわたしです。

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あなたのジェンダー度がわかります・・・

2010-06-16 | ジェンダー関連

2010年6月16日(水曜日)
一般質問の最終日。
議場のイスは、床に固定されているうえに、
クッションが悪く、座っているだけで
腰や背中が痛くなってくる・・・

体の大きな人にあわせたサイズなので、
わたしの場合、メモをとるためには
浅く腰掛けることになる。
この体勢が、けっこうつらい。

イスに深く腰掛けると両足がひざのところで
曲げられないし、宙ぶらりんの足がだるくなってくる。
(足が床にとどかないのである・・・)

今日も1日、疲れ果てて、夕飯の後
2時間あまり、爆睡してしまった。

明日は常任委員会が10時から開催される。
今回、総務民生常任委員会には、4件の請願・陳情が
付託されている。

「日本の子供の未来を・守る会」というところから
外国人の参政権や人権侵害救済法の法制化に反対する
意見書の提出を求める陳情があがってきたのだ。

「救国」だの「創生日本」だのといった、
ジェンダーバッシングの急先鋒の団体さんと
同じ穴のムジナさんが「日本の子供の未来を・守る会」のようだ。

請願は「新日本婦人の会」からの
選択性夫婦別姓導入の民法改正や
慰安婦問題の解決をめざす法制定を求める意見書の提出を
求めるものである。
こちらの団体は、日本共産党。

請願・陳情に賛成するか反対するかで
ジェンダー度もわかるというしくみだ。

はてさて、敦賀市議会のみなさんのジェンダー度は
いかがかな?

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性同一性障害:理解求め手探り…女児として登校

2010-02-12 | ジェンダー関連

2010年2月12日(金曜日)
明日は名古屋・・・
金山駅前の名古屋都市センター(金山南ビル)で
第11回自治ネット公開講座
(主催:無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク)が
開催されます。

県議会としては、全国のもっとも先端をいく三重県議会、
その牽引役の三重県議会議長 三谷哲央(みたにてつお)さんの
「三重県議会の議会改革」についての講演会です。

参加費は無料。
時間は 13:30~15:30

講師プロフィール
三谷哲央(みたにてつお)さん 
大阪市生まれ、木曽岬町在住。
明治大卒業後、故山本幸雄、岡田克也両衆院議員の秘書を経て、
95年4月県議に初当選し、現在4期目。
その間、副議長や議会基本条例検討会副座長などを務め、
県議会改革の中心的役割を果たしてきた。

 http://gifu.kenmin.net/teramachi/giin/jichi/100213.pdf

昨年の3月議会から始まった敦賀市議会・予算決算常任委員会・・・
この委員会に一早く取り組んだのが三重県議会でした。
明日の講演会が楽しみです。


さて、ここからは性同一性障害の記事です。
記事にもあるように、誰にも打ち明けられず、
悩みを抱えたままの子どもたちが多いのではないでしょうか・・・

男のくせに・・・とか女のくせに・・・といった言葉を
いまだに日常の生活の中で、たびたび耳にします。
かくいうわたしも言われ続けてきた人です。
口にはださないけれど、心の中で、
「男のくせに・・・」と思ったこともあるひとりです。
子どものころには、生まれ変われるなら
ぜったい、男になりたい! と強く願ってもいました。

http://mainichi.jp/select/today/news/20100212k0000m040101000c.html

性同一性障害:小2の秋から「女の子」…性切り替え容認

埼玉県の公立小学校が性同一性障害(GID)と診断された
小学2年の男児(8)に対し、学年の途中から
女児としての登校を認めていることが分かった。
全校児童や保護者にも事情を公表している。
専門家によると、小学校入学時に学校と相談し戸籍と逆の性で
登校を始める例は学会で数例報告されているが、
在学途中で生活上の性別を切り替えるのは初めてとみられる。
これまで光が当たらなかった子どもの性同一性障害とどう向き合うか、
議論が活発化しそうだ。

 ◇埼玉の公立小
家族によると、児童は幼稚園の段階から体が
男であることへの違和感があり、小学校入学後は
男児用の水着を着たり立って小便することへの苦痛を激しく訴え、
不眠がちになった。
このため昨年2月に埼玉医科大のジェンダークリニックを受診、
翌月GIDと診断された。
主治医の塚田攻医師は診断書に
「就学等の適応を阻害しないために女性として扱う配慮が望ましい」
との意見を記した。

学校側は主治医や親と相談し
「本人の苦痛を取り除くことを最優先しよう」(校長)と判断。
夏休み明けの同年9月、校長が全校児童に、
母親がクラスの保護者に説明し、女児としての学校生活が認められた。

児童は学籍は戸籍通り男児のままだが、
男女別に整列する際や体育の授業などでは女児のグループに入っている。
「からかわれることもあるけれど、
スカートをはいて学校に行けるのがうれしい。
女の子の友だちもたくさんできた」と話す。

子どものGIDが公になることはまれだが、
岡山大の中塚幹也教授らが当事者661人に聞き取り調査したところ、
約8割が小学校高学年までに身体的な性別への違和感を覚えていた。
さらに全体の約7割が自殺を考え、
約2割は未遂などの経験があった。
自殺を強く考えた時期は中学生が37%で最も多く、
小学生も約13%。

中塚教授は「今も多くの子が誰にも相談できず悩んでいるのでは」
と推測する。
GIDの当事者でつくる
「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」の
山本蘭代表は「個々の学校の対応に任せず、
国として実態を把握し、教育現場の指針を策定してほしい」
と話している。【丹野恒一】

 ◇性同一性障害
身体的な性別と心理的な性別が一致せず、
体に強い違和感を覚えて悩む疾患。
正確な統計はないが、国内に少なくとも1万人以上いると推計される。
04年に一定の条件を満たした成人に対し、
戸籍上の性別変更を認める特例法が施行され、
08年までに1263人が認められている。


http://mainichi.jp/select/today/news/20100212k0000m040102000c.html

性同一性障害:理解求め手探り…女児として登校

「なぜ私は女の子なのに、男の子の体なの?」。
性同一性障害(GID)に苦しみ眠れない夜を過ごしてきた
埼玉県の小学2年男児(8)が昨年秋から学校に
女児としての通学を認められ、元気に登校できるようになった。
「学校に認めてもらえなかったらフリースクールを探すしかない」
と覚悟していた母親(46)はひとまず胸をなで下ろすが、
悩みは尽きない。【丹野恒一】

昨年9月の始業式。
校長は全校児童の前で語り始めた。
「2年生に、体は男の子だけれど心は女の子の児童がいます。
そのせいでずっと苦しんできましたが、
思い切って女の子としてみんなの前に出てくることになりました。
温かく見守ってください」

母親は保護者懇談会で子どもがGIDと診断されたことを打ち明けた。
「どうしても女の子として学校に行きたいと言っています。
希望をかなえてやりたい。
お願いします」。
異論は出ず、女児としての生活が始まった。

児童はもともと男女どちらでも通用する名前で、
呼び名を変える必要はなかった。
トイレは女性教員用を使っている。
秋の運動会では、入場行進やダンスは女児のグループ。
でも徒競走は「体力差がある」との理由で、男児と一緒に走った。
母親は「髪を伸ばしているので男の子たちの中にいると目立ってしまい、
一部の保護者に『あの子よ』と指をさされ、
可哀そうだった」と振り返る。

今後の心配は体つきや声が変わってきた時のことだ。
西日本の小学校では周囲の児童や保護者に公表せず女児として
入学した男児が高学年になっているが、
水泳の授業はフリルの付いた水着を着て下半身を隠し、
宿泊行事の際は寝間着が乱れても困らないよう、
就寝後に教師が女児たちの部屋から運び出したという。
一方、埼玉県の児童の場合は周囲も事情を知っている。
学校側は学年が上がってからも、他の子たちとの関係が
うまくいくような支援を手探りで考えていくことになる。

母親は「心配なことを挙げればきりがないが、
誰もが当然のように経験していくことをその都度クリアしていけるよう、
精いっぱい手助けしたい。
これをきっかけに、社会の理解が進むといい」と願っている。

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日本がジェノサイド条約に批准していないのはなぜ?

2010-02-07 | ジェンダー関連

2010年2月7日(日曜日)
この2日間、ジェノサイドなるものについて
お勉強しました。

恥ずかしながら、ジェノサイドとは何か、
まったく知らなかったわたし・・・
言葉さえはじめて、耳にし、目にしたわけですから、
必死で、検索しジェノサイドについての論文なるものを
3つも読んでしまいました。

ひさしぶりに頭をフル回転し、ちょこっとは賢くなったかな~?

ジェノサイドとは、ある人種・民族を、計画的に絶滅させようとすること。
集団殺害。集団殺戮(さつりく)。

ナチスドイツのユダヤ人に対するホロコースト
旧ユーゴスラビアにおけるユーゴスラビア紛争
ルワンダの虐殺などがジェノサイドと認められている事例。

1948年にジェノサイド条約が国連総会で採択され、1951年に発効。
日本は条約締結国には入っていない・・・
条約の第1条に
締約国は、集団殺害が平時に行われるか戦時に行われるかを問わず、
国際法上の犯罪であることを確認し、これを防止し、
処罰することを約束する。
となっているため、締結国になれば処罰する義務を負うことになる・・・
つまりは、紛争を押さえ込むために武力の行使を伴う可能性が高い・・・
で、この行為が武力の行使を禁じている憲法第9条と矛盾する。
ジェノサイド条約の締結国になっていないのはそのためらしい。

ウ~ン・・・
どうもそれだけではないんじゃないかしら・・・
いまなお、南京大虐殺や朝鮮半島における強制連行などが
国際法上の犯罪であると認めたくないという、
権力者たちの思惑もあるような気がする。

ウ~ン・・・ほんとうに難しい・・・

コメント (4)
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当事者主権によるニーズ中心の福祉社会に向けて~次世代型福祉戦略

2010-01-31 | ジェンダー関連

2010年1月31日(日曜日)
今日は午後1時半からのシンポジウムに参加するため
秋葉原へ・・・
UDXギャラリーというところへ1時に到着。
で、このUDXっていったいなんのこと?
いろんな人に聞いてみたけど誰も知らないという・・・

家に帰ってから検索してみました。
秋葉原UDX(あきはばらユーディーエックス、
Akihabara Urban Development X)

JR秋葉原駅から徒歩2分、
東京地下鉄銀座線末広町駅・つくばエクスプレス秋葉原駅から
徒歩3分と交通利便性が非常に高く、
NTT都市開発を始めとした企業の本社、
および日立グループ企業が多数入居している・・・んですって・・・

このナウい超高層ビルで開催された
シンポジウムは
「当事者主権によるニーズ中心の福祉社会に向けて
                 ~次世代型福祉戦略」
と題して超豪華パネリストが4人も勢ぞろい・・・
上野千鶴子さん
中西正司さん
樋口恵子さん
大沢真理さん
これで参加費が1000円なんて、すごい得した気分!

このシンポジウムに助成しているキリン福祉財団のかたの
あいさつもとてもよかった・・・
こういう企業がドンドンふえてくれるとうれしい。

最初は上野千鶴子さんの
「介護される側の論理:当事者主権の立場から」というお話。
とてもわかりやすく、最近少々なまっていたわたしの
おつむにもピンピンと響いてくる。

続いては高齢社会をよくする女性の会理事長の樋口恵子さん
動脈瘤破裂寸前で大きな手術を受けられたというのに
元気な話しっぷりは以前にも増して歯切れがいい。

三番手は大沢真理さん
現在の日本の税収より社会保障費が上回っている
福祉政府の惨憺たる現状と
生活の協同に根ざした組み換えが必要であることを力説された。

最後のパネラーは主催の全国自立生活センター協議会の
中西正司さん
中西さんと上野さんの出会いが「当事者主権」という
言葉をあみだし、共著にもなっている。

障がい者も高齢化になっていくし、
高齢者も障がい者になっていく現実のなか
福祉サービス・ユーザーユニオンの設立を目指そうという
高い理想をかかげ、日々闘っている中西さんの熱い思いが
胸を打つ。

第1部が終わり、第2部は休憩中に会場の参加者からよせられた
質疑応答にたいし、コーディネーターの上野さんを中心に
議論が繰り広げられた。

な~も社会のためになっとらんのに長生きして
みんなに迷惑かけとるだけやわ・・・と口癖のように言う
タミヨさんの言葉はそういわせる社会に問題がある。

ちょうどわたしの目の前にすわっていた女性は
タミヨさんより1歳年上の方だった。
わたし、かわいいおばあちゃんにはなれないのよ・・・と
笑っていらした。

障がい者は社会貢献度が低い!などと平気で口にする
ブログ市長の竹原さん・・・
こういうシンポジウムにこそ参加してほしいわね。

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性別変えた夫の子、妻出産でも婚外子扱い 法務省見解

2010-01-10 | ジェンダー関連

2010年1月10日(日曜日)
さあ、明日は朝から市役所だぁ・・・とはりきっていたら、
娘が
「おかあさん、明日は休みだよ」という。
ちかごろ、なんで、休日なのかわからなくなっているわたし・・・

頭がかたくなって、固定観念がしみついているのかもしれない。
成人の日は、明日だそうな・・・
でもほとんどの自治体主催の成人の日の式典は今日だ。
ハッピーマンデーとかが導入されて以来、
成人の日も、年によって変わる。
あ~、ややこしい・・・

さっき、店で健さんと正面衝突してしまい、健さんが手にしていた
器でおもいっきり、鼻をうちつけてしまった・・・
痛いのなんのって・・・

ちょうどメガネがのっかっている真下あたりに
ぽっこりと小さなコブができてしまった(ト・ホ・ホ・・・)

まっ、そのおかげで、いつもずり落ちてきていたメガネは
しっかりと固定されるようになったんだけれど・・・
(どんだけ低かったんや!)
鼻は高うなったが、明日ぐらいから紫に変色したらどないしょ・・・
マスクでは隠せないだろうなぁ・・・という微妙な位置なんだもの。

熱さまシートを小さく切って、貼ったけれど
目がス~ス~するし、メガネはかけられないしで、
はがしてしまった。

明日の朝、鏡を見るのが怖い・・・

ついでに鼻のはなしをもうひとつ。

鼻腔拡張テープとやらを寝る前に鼻に貼って眠ると
たしかにラク!
おまけに、唇をとじるためのテープも貼ってみたところ
口をあけて眠らないので、ノドがカラカラに乾かないのだ。

人さまには、とても見せられない様相に
毎晩、笑いをこらえながら、テープを貼っているわたし。

さて、2004年7月施行の特例法により、
戸籍の性別変更が可能になり、6年。
戸籍変更した夫と妻が人工授精で授かった子どもは
非嫡出子とするようにという見解を示した法務省。
どこまで差別すりゃ気が済むんだろ・・・

嫡出だの非嫡出だのということにいつまでもこだわってること自体が
一番の問題なんですがねぇ・・・


http://www.asahi.com/national/update/0109/OSK201001090155.html

性別変えた夫の子、妻出産でも婚外子扱い 法務省見解

        

心と体の性別が一致しない性同一性障害との診断を受け、
女性から男性に戸籍上の性別を変更した夫が、第三者の精子を使って
妻との間に人工授精でもうけた子を、法務省は
「嫡出子(ちゃくしゅつし)とは認めない」との見解を示した。
全国で6件の出産例を把握、非嫡出子(婚外子)として届けるよう指示した。
だが、同じ人工授精でも夫が生来の男性の場合は嫡出子として受理しており、
「法の下の平等に反する」との指摘が出ている。

性同一性障害者が自ら望む性別を選べるよう、2004年に施行された
特例法に基づき、兵庫県宍粟(しそう)市在住の自営業Aさん(27)が
戸籍を「女」から「男」に変更したのは08年3月。
翌月、妻(28)と結婚した。
男性としての生殖能力はないため実弟から精子提供を受け、
妻が体内受精で昨年11月に男児を出産した。

市役所に「嫡出子」として出生届を出そうとしたところ、
宍粟市はAさんの性別変更を理由に受理を保留。
法務省の判断を受け、今月12日までに「非嫡出子」と書き改めて届け出るよう、
昨年末にAさんに通知した。
嫡出子は、法律上の婚姻関係にある夫婦から生まれた子。
非嫡出子となれば、戸籍に父親の名は記載されない。

嫡出子と認めない理由について、法務省は朝日新聞の取材に
「特例法は生物学的な性まで変更するものではなく、
生物学的な親子関係の形成まで想定していない」と文書で回答。
出生届を出す窓口で、戸籍から元は女性だったとわかるため、
「遺伝的な父子関係がないのは明らか」(民事1課)と説明している。

他人の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)は、
性同一性障害者に限らず夫の生殖能力に問題がある場合の不妊治療として
戦後広く行われてきた。
1万人以上の子が生まれたとされ、遺伝的な父子関係がないにもかかわらず、
一般的には嫡出子として受理されている。
「窓口ではAIDの子かどうか、わからないため」(宍粟市)だ。

法務省の見解は、同じ人工授精で生まれ、
同様に遺伝的な父子関係がない子であっても、
父親が生来の男性の場合と性別変更で男性になった場合とを
分けて対応する立場を明らかにしたものだ。

ただ、民法には夫が生物学的な男性であるべきだとの規定はない。
特例法は性別変更後は新たな性別で民法の適用を受ける(4条)と規定している。
Aさんは「男として結婚は認めたのに、
父親としては認めないのはおかしい」と反発。
市の求めには応じず、市が非嫡出子として手続きを進めた場合は、
神戸家裁に不服申し立てをする。

法整備、現実に追いつかず

性同一性障害を抱える人が自ら望む性別で社会生活が送れるよう、
制度化したのが特例法だった。
昨年3月までに戸籍上の性別を変更した男女は1468人。
性同一性障害者はこの何倍もいるとみられる。
だが今回、法務省が示した見解は、法に基づいて性別変更した人を
なお「別扱い」にするもので、今後各地で争われる可能性が高い。

民法は「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」(772条)と規定。
法的に結婚した夫婦の間に生まれた子を嫡出子と定義している。
夫以外から精子の提供を受ける非配偶者間人工授精(AID)でも、
夫の同意があれば嫡出子として扱われてきたのは、そのためだ。

日本産科婦人科学会の倫理委員会は、特例法により女性から男性に
性別変更した人と妻がAIDを受けることについて
「ガイドラインに抵触しない」との見方を07年に示した。
学会理事長の吉村泰典・慶応大医学部教授も
「法律婚であることがAIDの要件。
今回のような夫婦に実施するのを否定する理由はない」と明言。
ことは法の受け皿の問題であるのは明らかだ。

早稲田大学の棚村政行教授(家族法)は
「民法は夫について生来の男性とは規定しておらず、
特例法でも特にルールを設けていないのだから性同一性障害者を
別扱いする理由はない」と指摘。

一方、学習院大学の野村豊弘教授(民法)は
「民法は夫婦間の自然生殖を前提としている。
今回のケースは、生来の男性が夫である場合の人工授精と違って
夫の子ではあり得ないということが客観的に明らかなので、
民法772条の嫡出子とみる『推定』は働かず、
法務省のように判断するしかない」と話す。

だが、両氏とも「第三者の精子や卵子を使って生まれた子と
親の関係を決める法整備が現実に追いついていないことが
今回の問題を招いた一因だ」という点では一致している。
まずは特例法で子の法的な位置づけを明確にするなど、法整備を急ぐべきだ。
(上原賢子)(朝日新聞)
 
 
http://mainichi.jp/select/today/news/20100111k0000m040061000c.html

性同一性障害:妻が人工授精で出産…国、嫡出子と認めず

心と体の性が一致しない性同一性障害のために
女性から男性に戸籍変更した夫と妻が、第三者の精子を使った
人工授精でもうけた子について、法務省が非嫡出子として
扱うよう求める見解を示していることが分かった。
障害による性別変更を認めた特例法の施行後、
法務省が把握する同様の相談例は全国で6件に上る。
「生物学的に出産は不可能」との理由だが、「法の下の平等に反する」と
反発の声も上がっている。

08年3月に女性から性別変更した兵庫県宍粟市の自営業の男性(27)は、
実弟から精子の提供を受け妻が昨年11月に出産した。
市に出生届を出したが、性別変更を理由に受理を保留され、
子を非嫡出子として届け出るよう指示された。
男性は8日に嫡出子として改めて出生届を投かん。
市が非嫡出子として手続きを進めた場合には、
神戸家裁に不服申し立てするという。

市が法務省に判断を仰いだところ、
「実子ではないことが明らかで、非嫡出子に書き改めるように」
との回答があったという。

04年7月施行の特例法は、家裁の審判を受けることで
戸籍の性別変更を可能にした。
法制度上の戸籍変更や婚姻は可能だが、法務省によると、
子については「生物学上は同性同士で、子をもうけることは不可能」
との考えから、出生届を受け付けた自治体からの問い合わせには、
非嫡出子として受理するよう通知しているという。

法務省は「民法は非嫡出子と親が養子縁組を結んだ場合、
嫡出子の身分を得ると定めており、養子縁組すれば身分上、
相続などの差別を受けることはない」と説明している。

法務省によると、夫以外の提供精子を使う非配偶者間人工授精(AID)の場合、
生来の男性と女性が届け出ても非嫡出子と判断される可能性がある。
実際には人工授精であるとの事実を自治体に届け出ることはなく、
嫡出子として受理されているという。

男性は「同じ人工授精で生まれても、父親が生来の男性である場合は
嫡出子と認められているのにおかしい。
国に男であることを否定されたようだ」と話している。
【谷田朋美、石川淳一】(毎日新聞)

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新春爆笑トーク 上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるのか?」

2010-01-05 | ジェンダー関連

2010年1月5日(火曜日)
八新にうれしいお客さま・・・
九州は福岡県の遠賀郡から
蜂屋熊五郎さんこと、川浪さんとおつれあいが来てくださった。
熊五郎さんは、会社勤めを辞め、現在は日本ミツバチの伝統養蜂家。

おつれあいが敦賀の出身ということもあって
帰省の折には顔を出してくれます。

ひさしぶりの再会に積もる話がつきません・・・
熊五郎さんが敦賀で勤めていた時分からですから
かれこれ30年以上も前からの、大切なお客さまであり
わたしたちの大切な友人でもあります。

大地にしっかりと足をつけ、自然と共生する生き方を選んだ
熊五郎さんは、ホントにすごい!

さて、今日、手元に届いた「平成オトコ塾~悩める男子のための全6章」

            

著者の澁谷知美さんの専門は「男性の性の歴史」

「平成オトコ塾」より・・・
若い男子なら、お父さんのように生きようとして壁にぶち当たり、
「男ってナニ? 男ってどうやって生きたらいいの?」と、
一度は思ったことがあるはずです。
思ったことのない人は、これから思うはずです(強引)。
そこで、「こういう生き方もあるけど、どっすか?」と
提案するのが、平成オトコ塾です。・・・

澁谷さんは大阪府生まれ・・・さすがノリがいいし
キレもいい!
読み出したらとまりまへん・・・

実はこの本、
1月13日
東京大学法文1号館315号室(本郷キャンパス)で開催される
新春爆笑トーク 上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるのか?」
を100倍、楽しむために手に入れましたぁ!

「男おひとりさま道」師範・上野千鶴子さんと
「平成オトコ塾」塾長・澁谷知美さんのライブに行きたい!
けれど、この日は議会がある・・・

今回の新春爆笑トークは、WANと東大ジェンダーコロキアムの共催なので
なんと!
ネットで実況放送!

WAN(http://wan.or.jp/)のホームページでご覧いただけます!!
どうぞ、お楽しみに!

今日の最後は乳がん検診についての医療ニュースから~
アメリカで40代の女性の定期健診にマンモグラフィーは勧めないという
勧告が出たことを受けての記事です。

生活様式や暮らしかたも違うし、
アメリカで勧告が出ようとも、やはり早期発見・早期治療が
大切です。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100105/bdy1001050814001-n1.htm

40代の乳がん検診は?

米「マンモ勧めず」波紋 日米で年齢差、受診を

米政府の予防医学作業部会が昨年11月、40代の女性の定期検診に
マンモグラフィーは勧めないとの勧告を出した。
日本では40代以上を対象に乳がん検診の無料クーポンが配られており、
「これから検診を」と考えていた40代の女性に戸惑いの声が上がっている。
こうしたアメリカの動きは日本の検診に影響があるのだろうか。(津川綾子)

配ったばかり…

米政府の予防医学作業部会(USPSTF)が
「マンモグラフィーによる定期検診は40代の女性には向かない」と
勧告したのは、この年代では良性でも「がんの疑い」と出て
過剰診断となる例が起こりやすく、実質的なメリットが小さいとの判断があった。

この米部会の勧告が日本でも報じられると、
「無料クーポン券での検診を申し込もうと思っていたのにどうしたらいいのか」
(東京都内に住む45歳会社員)などと40代に動揺が広がった。
日本では厚生労働省が今年度補正予算に216億円を計上し、
40~60歳まで(5歳ごと)の女性450万人に「乳がん検診」、
20~40歳まで(同)の400万人には「子宮頸(けい)がん検診」の
無料クーポンを配ったばかりだった。

日本では平成16年、「がん検診指針」が改定され、
市町村が行うマンモグラフィーによる乳がん検診の対象が
50代以上から40代以上に拡大された。
また、40代は乳腺密度が高く、超音波検査を併せて行うとよいとの声もある。

日本は「40代のがん」

米政府の勧告は日本の検診体制に影響するのか。
厚生労働省は「現時点で乳がん検診体制を見直す予定はないが、
日本でも(米国の勧告のような)状況があるのか調査を検討したい」とする。

また、乳がんの早期発見を呼びかけるNPO法人「乳房健康研究会」の
副理事長で、聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンターの
福田護院長は「長期的な乳がん検診体制を検討する場合、
影響を受ける可能性もある」。
その一方で、これから検診をと考えている40代女性には、
「定期的な乳がん検診の場合はこれまで通り、
マンモグラフィー検診を受ければよい」と話す。
理由として、米国と日本で乳がんにかかる年齢に差があることを挙げる。

「今回の勧告は、40代の検診の有効性を単純に否定したものではない。
米国では相対的に閉経後の高齢者が乳がんにかかる確率が高く、
日本では40代後半から罹患(りかん)率が高くなる。
そのため、日本の方が40代のマンモグラフィー検診による効果は
相対的に高いと考えられる」

乳がんは一般的に、2センチ以下の早期発見なら
「10年生存率は9割」と助かる可能性が高い。
乳がんにかかりやすい以上、当面は迷わず検診を受けながら、
日常生活でも自己検診に取り組むのが妥当なようだ。
                 
9割関心も4割未受診

約9割が「乳がんに関心がある」とするものの、
約4割は「マンモグラフィーも何も検診を受けたことがない」-。
乳がんへの関心の高さが検診受診にはつながっていない実態が、
三菱総合研究所と「gooリサーチ」が女性約3万4千人を対象に行った
「乳がんに関する3万人女性の意識調査」で、明らかになった。
また、厚生労働省のマンモグラフィーの指針対象である40代以上で
「マンモグラフィー検診を受けたことがある」のは、
40代前半で52・3%、40代後半で59・1%と、半数程度にとどまった。

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緊急! 「千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書」への賛同を!

2009-12-28 | ジェンダー関連

2009年12月28日(月曜日)
今朝になっても、老犬ボスは帰ってこない・・・

二州健康福祉センターの「犬、ねこ保護収容状況」を検索。

http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/nisyuu-hwc/eisei/kouji.html

24日に収容されたワンちゃんの写真入りの情報が載っていたけれど
うちのボスは載っていない・・・
そこで、8時半になるのを待って、電話で問い合わせ。

とっても親切な対応!
情報が入り次第、連絡をしてくれるという。
ボスの特徴をことこまかに、お伝えして情報を待つことにした。

それから30分もたたないうちに電話があり、
緑色の首輪をした犬が警察に保護されているとのこと。
ボスの首輪は、水色だし違うと思いますと伝えた。

正月用の買い出しに出かけようとした準備していたら
またまた、電話。
首輪は水色だったので、センターまで確認に来て下さいというではないか。

もし、その保護された犬がボスだった場合、
引き取る際に、5000円の手数料がかかるんだそうな・・・

健さんと二人、車でかけつけると、
おお! ボスではないか!

オリの中にはちゃんと食事と水まで用意されていて
おとなしく座っているボスと対面。

ボス! ボス! と呼びかけても知らんぷりするのも
まちがいなくボスだ!

気比神宮のあたりで、徘徊しているところを警察に保護され
一晩、警察のごやっかいになったらしい。
で、さっき、警察からセンターへ引取ってきたところだそうだ。

センター内で書類を1枚書き、5000円也を支払った。
担当課の職員さんが、
「飼い主さんにあえて、喜んだでしょう!」といわれ、
いや~・・・無視されました・・・と答えざるをえないのが
ちょっと恥ずかしい・・・

最近、首輪をつけたまま、ノラになってるワンちゃんも多いらしい。
不況だと、犬までがホームレスになるのだ。

帰りがけに担当の方から迷子札までいただき、
無事、我が家へ戻ってきた。

さて、「千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書」への賛同を
呼び掛ける緊急のお知らせがはいってきました。
ぜひ、多くのみなさんの賛同をお願いします。
締め切りは、来年の1月10日。

こちらは、男女共同参画をすすめる会のブログです。
賛同される方はこちらのブログからどうぞ!

http://byodo.exblog.jp/

森田知事になって千葉県の教育や男女共同参画、環境や県民参加などのあり方が、
(予測されたことではありますが)大きく変わろうとしています。

総合計画の策定はその手法が全く何十年も前に逆戻り、県民参加は
どこへやら、という感じなのですが、内容も総花的大くくりで
具体性のないものです。こういうものに対してアリバイ的に
パブコメを取っていますが、何を書いたらいいのか分からないというのが
大かたの感想ではないでしょうか。

しかし、議会の動きなどから3番瀬の埋め立てに意欲ありとか、
警察の増強、鬼泪山の山砂採取、残土・産廃の運び込みを可能にする、
といった方向性が見えています。

中でも今回の12月議会で堂本知事時代に導入する学校が増えた男女混合名簿を
目の敵にしている自民党県議の質問に答えて、混合名簿の見直しは
総合計画の中で、と教育長答弁。(森田氏が任命)

議会の様子は市民ネットワークの千葉県のHPから
大野ひろみ県議 
http://kenken55chiba.blog54.fc2.com/
川本幸立県議
http://ken-net.gr.jp/kawamoto/
のブログ へ

県内の女性団体や人権にかかわる活動をしている人たちが
急きょ集まり、緊急な要望書を出すことにしました。

ご自分で要望書、要請書、意見書などを県庁あてに出していただくのもよいのです
が、お時間のない方、以下に貼り付ける要望書への賛同者として
お名前を出してくださるようお願いします。

以下要望書です。 
-----------------------------------------------------------------
★千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書
<この要望書の賛同個人・団体を募ります。しめきり 2010年1月10日
賛同のしかたは、一番下に記載あり。 >

県知事 森田健作様
教育長 鬼沢佳弘様

千葉県の人権・男女平等教育に関する要望書

私たちは行政主催の講座などをきっかけに、日本社会の中で重要な課題と
なっている男女平等・男女共同参画を実現していくための地道な活動を
してきた団体・個人です。
 
男女共同参画社会基本法が制定されても、まだまだ働く場での男女平等が
達成されているとはいえません。
就職時や賃金や法律(結婚年齢、離婚から再婚までの期間)にも
男女差別があります。
また、政策・方針決定の場に女性が非常に少なく、
国連のジェンダー開発指数は低いままとなっています。

中でも人々の男女の固定的役割分担に関する意識は根強く、
男女平等の実現を阻害しています。
 
日本の学校の名簿は、男女別・男が先・女が後という時代が長く、
それが当然のこととして受け止められてきましたが、
世界女性会議などを通して世界の学校の現状では、
男女別名簿は非常に少数であること、義務教育と高校生活9年間の中で、
知らず知らずに男女に分ける考える方や、「男子が女子より先」
の意識を植え付けられてきた側面があることが指摘されるようになりました。

男女別名簿を支持する方々は「差別ではない、単に区別だ」と主張していますが、
子どもたちの身近なところから男女差別をなくしていくという
混合名簿の真の意義は社会でも広く支持されているところです。
 
しかるに、12月県議会の一般質問で「男女混合名簿の使用をやめるように」
という質問が出され、教育長は、総合計画の中で検討すると答弁されました。
しかし、教育長自身がその答弁の中でおっしゃっているように、
学校の名簿は男女共同参画に意識が向くための一つのきっかけとして導入され、
ようやく定着してきたところです。
 
民間団体の調査に答え、先生方からも、「教育のあらゆる場面で、
教師も子どもたちも保護者も、常に男女を分ける意識と習慣がすりこまれ、
男子は~、女子は…と注意したり、男女別に作業分担をしたり、
男女に分けて考えがちな意識に気づかされた」との声が寄せられています。
 
社会の要請により、導入され、定着しはじめたばかりの男女混合名簿を、
廃止することがないように強く要望いたします。
                               
               男女共同参画をすすめる会

賛同者・団体
* 賛同のしかた
「要望書への賛同」と書いて、「コメント欄comments」に お願いします。
「非公開」にチェックを入れれば、ソトからは見れません。
以下の必要事項も書いてください。         
賛同個人の場合 お名前 あれば、所属
賛同団体の場合 団体名 代表名 

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選択的夫婦別姓 機は熟したのではないか~福井新聞・論説~

2009-12-01 | ジェンダー関連

2009年12月1日(火曜日)
ポカポカと小春日和が続く今日このごろ。
午後4時半過ぎに市役所を出て家へ向かう途中、
一面の水色の空のまんなかに、ポッカリとそりゃ見事な
昼の月が浮かんでいました。
大きくて真っ白でとても気位の高いキリリ! としたお月さま・・・

あまりの美しさに、赤信号で停車したままボ~と見とれておりました。
ブッ・ブーととつぜんの警笛!
おやまぁ、信号はすでに青に変わっているではありませんか!
あわてて車を発進したわたしです。

とっても幸せな気分が体中からあふれでて、ルンルン・・・

午前中に委員会、午後からは各課とのヒアリングが続き
けっこう疲れ果ててしまったせいか、夜は食欲がなくて
タミヨさんを心配させてしまいました。

タミヨさんは今、認知症の予防にもなって身体も元気になる
体操の教室に通っているんだそうです。

体操をしてくると、お腹がすいてたまらないらしく
わたしより旺盛な食欲・・・
来年の干支は「トラ」ですが、
12年後の寅年までは生きとられんやろから最後の寅年になるわ~と
最近、口ぐせのように言うのですがイヤイヤ、この分だと
12年後も同じセリフを言ってるような気がします。
年賀状にトラを84、描くつもりだそうです。

タミヨさんの母のヨシエさんは「丙午(ひのえうま)」
タミヨさんは「丙の寅」
そしてわたしは「五黄の寅(ごおうのとら)」

迷信なのに、五黄の寅だというとやっぱり! と妙に納得されるわたし・・・
タミヨさんまでが
あんたには丙午と五黄の寅の両方の血がはいっとんやわ・・・だって・・・

ちなみに五黄の寅(ごおうのとら)とは
九星(きゅうせい)の五黄土星と干支(えと)の寅年が重なる年で、
36年置きに来ます。
(12と9の最小公倍数の36年周期でやってきます。)
大正3年・昭和25年・昭和61年 五黄土星は、本命星の中で一番強烈な星で、
トラも十二支の中でもっとも強い干支なのだそうです。

あんたの心臓は鉄どころかステンレスでできとんか・・・
なんていわれたこともあります。
心外だわ! 光り輝くダイアモンドよ! なんてね・・・

さて、最近の福井新聞の論説、なかなかいい!!!
今日は、選択的夫婦別姓でした。
福井県選出の自民党国会議員には、
稲田朋美、山谷えりこのふたりプラス、間接的にではあるけれど
山本拓と結婚した高市早苗といった夫婦別姓に強硬に反対する
女性議員が存在しています。

なのに、福井県の御用新聞とまで言われている地元紙で
よくぞ書いてくれました

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news6/index.php

選択的夫婦別姓 機は熟したのではないか
 
結婚時に希望すれば結婚前の姓をそのまま使用できる
選択的夫婦別姓制度の導入などに向け、千葉景子法相や
福島瑞穂消費者・少子化担当相が民法改正に意欲を示している。
来年の通常国会への法案提出が具体化しそうだ。

選択的夫婦別姓の導入などは、法務省の法制審議会が1996年2月に
答申した民法改正案要綱に盛り込まれた。
だが、政治家や宗教団体などが「家族の一体感が損なわれる」などと反対し、
改正は実現しないままになってきた。

賛否は今も分かれるだろう。
福島氏は先日のテレビ番組で「丁寧に話せば分かってくれる人は多いと思う」
と述べ、慎重意見に配慮しながら民法改正を進める意向を示した。
ぜひ、そうあってほしい。

氏名は人格の象徴である。
しかし、現行民法では結婚する際に夫婦どちらか一方の姓を
名乗らなければならない。
法的には姓の選択権は夫婦どちらにもある格好だが、
現実には妻が夫の姓に改める例がほとんどだ。

そこを問題視したのが国連女性差別撤廃委員会で、条約に基づき
日本政府に対し2度も改善勧告をしている。
ほかの国では実際、法改正が進み、夫婦別姓を認めるところがほとんどだ。

選択的夫婦別姓とは、もちろん別姓を強制するわけではない。
夫婦それぞれの事情に応じ、同姓にするか別姓にするかを自由に選べる制度である。
家族みんなが同じ姓を名乗る方が一体感があるように思えるにしても、
別姓で一体感を損ねた国の話は聞かない。
現制度維持を求める主張の根拠は、いささか薄弱なようだ。

姻届を出さない「事実婚」は、わが国でも増えている。
事実婚の夫婦から生まれた「婚外子」の出生率が上昇し、
遺産相続では法律上の結婚をしている夫婦から生まれた嫡出子の
半分しか認められないなどの差別も表面化している。
離婚・再婚の増加も顕著だ。

1898(明治31)年に制定された民法は戦後の1946年、
現憲法の成立によって家制度が廃止されるなどしたため大幅に改正された。
だが、家族にかかわる部分がかなり残され、
現代の多様な結婚、家族形態にそぐわなくなっている。
女性を妻や母、嫁としての役割に閉じ込めるのではなく、
自立した個人としての生き方を尊重するという認識がいま、
求められているといえる。

選択的別姓のためには、夫婦と子を家族の基本単位とする
戸籍制度から個人単位の戸籍へ改める必要も出てくる。
別姓を選んだ夫婦は、現行制度では一つの戸籍に記載できないからだ。

法制審議会の答申から13年。
この間に、男女共同参画基本法やドメスティックバイオレンス防止法などができ、
憲法が定める個人の尊厳、両性の本質的平等に対する
国民の意識も高まりつつある。
民法改正への機は熟したのではないか。

コメント (2)
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P-WANがスタート!「パーソナル イズ ポリティカル」

2009-11-02 | ジェンダー関連

2009年11月2日(月曜日)
ブルブル・・・なんと寒いんでしょう!!
昨日までの数日が、暖かすぎたせいで、寒さがいっそう身にしみる~

いっぺんに、10度近くも気温が下がると病み上がりのこの身には
ことのほか、こたえます・・・
昨日までは、車で走っているときに窓を全開にしていたというのに
今日は、ヒーターを全開だぁ!

寝る前にゆっくりお風呂にはいって、身体を温めなきゃ・・・

さて、入院中の10月26日、「市民と政治をつなぐP-WAN」が
スタートしました。

P-WANのPは、「パーソナル イズ ポリティカル」
(個人的なことは政治的なこと)のPです。

Pが頭文字の単語には、PERSONAL・POLITICAL・PEACE・PEOPLE・・・など
すてきな言葉がいっぱい!

サイト名は「市民と政治をつなぐP-WAN」
http://p-wan.jp

なんとか、ブログにバナーを貼りつけようと悪戦苦闘のわたしです。
うまくいくといいのですが・・・

もしできなかったら・・・の場合はですね、
ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)のホームページから
P-WANをクリックしていただければ、OKです。

ブログやホームページを持っている全国の女性議員
(すべてではありませんが・・・)や最新のニュースなど
役に立つ情報が満載!

ぜひ、サイトをのぞいてみてください。

う~ん、やっぱりバナーを貼り付けられない・・・ 

  

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WANの女性政策に関する政党アンケート

2009-08-18 | ジェンダー関連

2009年8月18日(火曜日)
あ、暑い・・・
いかなクーラー嫌いのわたしでも、
たまりかねて、離れの健さんの部屋へ
かけこんだ・・・

昨晩は暑くて、寝苦しくて、
快眠できなかったので、お昼寝をしようと
思ったのである。

なんたって健さんの部屋には、クーラーがある。

ガ~ン・・・健さんが高いびきでお昼寝中。
いびきが気になって、とてもいっしょに
お昼寝できゃしない・・・

お茶を飲んで、読み損ねた新聞を読んで
30分ほど涼んで引き上げることにした。

蒸しぶろ状態の部屋に戻り、パソコンに向かい
書きかけの原稿のファイルを開けたけれど
仕事にならない・・・

ン? 店に誰か来たようだわ・・・
玄関に出てみると、酒屋さんが
残暑お見舞いの熨斗がかかった品物を届けに
来ているではないか・・・
送り主は市内の大手の某企業、
社長の名前も書いてあった。

ご商売のじゃまをするようで
申し訳ないけれど、議員としてのわたしあての
贈答は一切、受け取らないことにしているので
できれば、お持ち帰り願いたいとていねいに
説明させていただいた。
酒屋さんもよくわかっていて、
今大地さんは受け取らないはずだと
先方さんにも言ったんですが、
今回は、受け取るはずだからといわれたので
一応、お持ちしましたとのこと。

???なんで、今回は受け取るはずなんだ???
まったく理解できないわたし・・・

でも、酒屋さんが贈答を受け取らない議員だと
わかっていてくれたことはとてもうれしい。

さて、選挙戦が始まり
ヒートアップする日本列島・・・

WAN(ウイメンズアクションネットワーク)
女性政策に関する政党アンケートを
行いました。
ぜひ、政党の考え方を読み比べてみてください。
なるほどね・・・やっぱりね・・・と
納得するか、
なにこれ! と憤るか・・・
ボートマッチとはまた、違った視点で楽しめます。

http://wan.or.jp/modules/articles0/index.php?page=article&storyid=72

こちらは質問別回答対照表のうち、女性の人権に
  関しての質問と回答です。

なんと、自民党は
「ジェンダー排除は正しいので指示する」に
丸印が・・・



http://wan.or.jp/uploads/photos/77.pdf

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weフォーラム2日目は分科会

2009-07-26 | ジェンダー関連

2009年7月26日(日曜日)
すこし小やみになるまでは、と待っていたけれど
雨足はひどくなる一方・・・
覚悟をきめて、
ホテルの玄関を一歩踏み出したとたん
足元は冷たい横殴りの雨でずぶぬれ。

横断歩道で信号の変わるのを待つ間に
走り去る車の水しぶきをまともに
浴びてしまう。

これじゃあ、地鉄の駅にたどりつくまえに
引きずってるキャリーバッグもろとも
水浸しになってしまう。

死に物狂いで通りの向かい側に駐車している
タクシーにたどりついた。

タクシーの座席やドアの内側まで雨のしずくで
ビショビショにしてしまったのに
やさしい運転手さんはいいですよと
言ってくれる。

ウイングス京都でのフォーラム2日目の分科会は
10時からだというのに
すでに時刻は10時半を過ぎている・・・
しかも道路はひどい渋滞。
会場に到着したのは11時少し前になってしまった。

わたしが参加する分科会は
◇ ウェブがつなぐ女たち
~女性情報総合サイト
「ウィメンズ・アクション・
   ネットワーク(WAN)」の試み~
講師は中西豊子さん
(元「ウィメンズブックス松香堂」店主)

女性どうしをつなぎ、活動を伝え、
情報をネットワークしよう、その可能性はウェブ上にある!
中西さんをはじめ、思いを同じくする人たちとともに
立ち上がったWANのこれまでと
これからの可能性を語り合いましょう。
というのが分科会の内容である。

分科会では、WANのホームページについての
説明の真っ最中。
中西さんの熱い思いがひしひしと伝わってくる。
これまでもご自分の思いを形にしてこられた
実績があるだけに、語られる言葉のひとつひとつが
参加者の心に響いてくる。

説明の後、参加者ひとりずつが自己紹介を兼ねて
WANについての質問や思いを語ることになった。

わたしの前に自己紹介をされた方々は
午後からの分科会「ストップ・ザ認知症」の
グループのみなさん。

今回の参加者は「WAN」に出会うのが
初めての方が多い。
それでも、
アマゾンで本を買うときはWANにするわとか、
登録の仕方やNPOの会員になる方法の質問、
WANに広告を出したいわという方まであらわれて
本当にうれしい。

分科会は12時半に終了。
中西さんとすこしお話をさせていただく。
中西さんの著書
ウイメンズブックストア物語
「女の本屋の物語」にサインもしていただいた。

午後からは「ストップ・ザ認知症」の分科会に参加。
スリーA 方式という リハビリゲームを通して
「やさしさのシャワー」という認知症の人への接し方を
学び、健康な人にとっても認知症の予防につながる
さまざまなゲームを楽しむのが分科会の内容である。

大きな声で笑うことも
認知症の改善には効果があるという。
ゲームは最初ちょっと気が引けたけれど
やっているうちに、楽しんでいる自分におどろいた。
やっぱりノリノリの性格?

このぶんだと、施設に入所しても
楽しく暮らせるかもしれない・・・
頭の中には車いすに座って、
ワッハッハと笑い転げている自分の姿まで浮かんできた。

無人島だって宇宙でだって生き延びられると
心理テストで太鼓判押されてるわたしだもの。
環境に順応するのは人一倍はやいのである。

身体を動かしたおかげでなんだか気分がすっきり。
まだ医学的に証明されたわけではないけれど
スリーA方式はグループホームなどの施設で
リハビリゲームとして広まっていくに違いない。

4時過ぎに分科会が終了。
乱読大魔王さんとお別れのあいさつ・・・

京都での2日間、
いろんな方との出会いがいっぱいあって
元気もいっぱいもらいましたぁ・・・と
意気揚揚、京都を後にするはずだったはるみさん。

最後の最後もおおドジで締めくくり。
6時に乗り込んだサンダーバードは
敦賀に止まらない!
車掌さんに確かめて乗ってくださいねと
くぎを刺されてしまいました。
乗車券に証明を記入してもらい
福井駅で10分待ちしたあと、
しらさぎで無事、敦賀へ帰ってきました。

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ワーク・ライフ・バランスとひとり親格差と・・・

2009-07-25 | ジェンダー関連

2009年7月25日(土曜日)
京都は傘をさしていても服がぬれるほど
ひどい雨・・・
午後1時過ぎに八条口のホテルに荷物を預け
地下鉄で会場のウィングス京都へ向かう。

2時から始まったWeフォーラム2009in京都の
全大会は、
京都市男女共同参画講座ウィングスセミナーで
京都市が主催、企画運営を女性財団、
We実行委員会が連携という京都市としても
ウィングス京都としても初の試みだ。

講演会は朝日新聞編集委員の竹信三恵子さんが講師。
竹信さんはジェンダーや働く女性の視点で
とてもいい記事を配信し続けている女性記者だ。

「ワーク・ライフ・バランス」をすすめるためには
国や企業はもちろんのこと、
働いている女性も男性も意識改革しなければ
実現は難しい。

特に働く現場や労働組合で
まかり通っている男性優位の仕組みを
ぶっ壊すことが大前提だ。

竹信さんの話はユーモアをまじえ、
硬くなりがちな内容なのに、
やさしくわかりやすい。

その竹信さんがWeに連載している
「ミボージン日記」は
わたしのお気に入りのひとつ。

最新号のWeは我が家に今日あたり
届いてるはずだが、乱読大魔王さんが
「ミボージン日記」がとてもいい!
と、力説されるので思わず買い求めた。
今夜、どうしても読みたいという衝動に
勝てなかったのだ。

講演会の内容とも深くかかわる
「ひとり親格差」のお話である。

読みながら自分自身の生い立ちがしきりと
頭をよぎる。
祖母から母へそして私へ、言葉にならない形で
受け継がれていたのは、
「おカネで男に依存すると女は不幸になる」
という鉄則だったという竹信さん。

わたしの祖母や母、そして伯母もやはり、
男に頼らず男以上に仕事をこなし
生き抜いてきた。

タミヨさんは1945年・終戦の年にちょうど
20歳だった。
夫のことはぜったい「主人」と呼ばないと
かたく心に決めていたのだと言う。
で、ナオゾウさんのことはなんと呼んでたの?
ほかの人には、「ナオゾウが・・・」と話し、
わたしが生まれるまでは
「ダンノさん・・・」と苗字で呼んでいたそうだ。

体が弱く、寝たりおきたりの生活のナオゾウさんに
かわり、商売を切り盛りしてきたタミヨさんである。

女だって男以上に勉強も仕事もできるんだから
というのが口癖だった。

いまだに男に甘えるということを知らないし
できないわたしは、やはり祖母や母を通して
その性格と性質を色濃く受け継いでいるのだろう。

そしてわたしの娘もまた、
非婚のシングルマザーという「ひとり親格差」の
真っ只中で、孤軍奮闘している。

竹信さんの講演と「ミボージン日記」の
ふたつの話は
わたしの心に深く深く、染み入り
生い立ちを振り返るきっかけを作ってくれた。

やさしい雨に変わった京都の夜、
ひとり寝のわたしの目からも
やさしい雨のしずくが落ちる。

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7月20日 東大で熱くもえた女たちの集会

2009-07-20 | ジェンダー関連

2009年7月20日(月曜日)
連休なので電車が混んでいるとおもいきや
ガラガラ状態・・・

新幹線の指定席は7号車の1ーA
3列席の窓側だったけど、
東京までわたしの横の席は埋まることはなかった。

山手線で池袋まででて、ホテルに
荷物を預け、東京メトロ・丸の内線で
本郷3丁目へ向かうことにした。

今日の会場となる東大文学部法文2号館は
東大正門からすこしおくへはいったところ。

東大正門がちょうど地下鉄の駅と駅の中間地点なので
けっこう歩かなくちゃならない。

筋肉や関節通に悩まされているうえ、
むくんだ足をもつわたしには、
かなりこたえる・・・

といいつつも、正門から入ったからには
安田講堂にもごあいさつしなきゃとばかりに
痛い足を引きずりつつ安田講堂詣で。

ひっそりとたたずむ安田講堂が
なぜかさびしげに映るのは、
40ン年という時の流れがわたし自身をも
大きく変えたからかもしれない。

あの時代を中途半端なまま、
すごしてしまったことへの小さな後悔と
語りつくせなかった政治へのいらだちが
いまのわたしへとつながっている。

そして今日、この東大で
女から女たちへ政治をつなぐ新しい試みが
はじまろうとしている。

女よ・・・と呼びかけるのは男の特権だった時代から
いまや女が女たちよ! と連帯しようぜ!
という時代を迎えている。

70年代のウーマン・リブを知らない世代
(その10年後に生まれた女性たち)が
WANの集会の熱気を
まるでウーマン・リブみたいとつぶやく。

彼女たちは「ヤン・フェミ」の世代であり
わたしたちは「おば・フェミ」なんだそうな。
おばさんもあと5年もすれば、立派な高齢者の仲間入り。
おばさんの真ん中に「あ」の字をつけて
呼ばれるようになる。

うわばみみたいに恐ろしくて(?)姥桜と言われる
わたしたちなら「うば・フェミ」もいいかもしれない
なんて、ね・・・

「私はフェミニストの看板を絶対に降ろさない。
先人の女たちが残してくれた言葉だから、
絶対にフェミニストの看板は降ろさない。」
と宣言した上野さんの熱いメッセージで
締めくくられた講演会の熱気をそのまま引き継いでの
トーク&トーク。

WEBは個と個がつながり
ネットワークをひろげていくという
パネラー・みどりさんの言葉は
む・しネットの運動そのもの。
む・しネットが女から女へと
伝え合ってきたノウハウが
いままさに、大きなうねりを起こそうとしているのだ。

煙のないところに火をつけ、運動を起こしてきた
みどりさんならではの、説得力のある
言葉に、胸がすく思い。

会場からのコメントということで
指名されたわたしには、
みどりさんが言い尽くしたというほかに
言い表すことばさえ、浮かんでこないのだ。

やりたいと思ったわたしが動く。
わたしのニーズは、わたしが満たす。
民主主義の第一歩はここからはじまるのだ。

パソコン音痴、IT音痴のアナログ人間のわたしにも
きっとできる何かがある。

安田講堂を背に東大をあとにした女たちの
熱い夏の闘いは7月20日
くしくも衆院解散前夜の今日、スタートをきった。

コメント
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