はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

性別変えた夫の子、妻出産でも婚外子扱い 法務省見解

2010-01-10 | ジェンダー関連

2010年1月10日(日曜日)
さあ、明日は朝から市役所だぁ・・・とはりきっていたら、
娘が
「おかあさん、明日は休みだよ」という。
ちかごろ、なんで、休日なのかわからなくなっているわたし・・・

頭がかたくなって、固定観念がしみついているのかもしれない。
成人の日は、明日だそうな・・・
でもほとんどの自治体主催の成人の日の式典は今日だ。
ハッピーマンデーとかが導入されて以来、
成人の日も、年によって変わる。
あ~、ややこしい・・・

さっき、店で健さんと正面衝突してしまい、健さんが手にしていた
器でおもいっきり、鼻をうちつけてしまった・・・
痛いのなんのって・・・

ちょうどメガネがのっかっている真下あたりに
ぽっこりと小さなコブができてしまった(ト・ホ・ホ・・・)

まっ、そのおかげで、いつもずり落ちてきていたメガネは
しっかりと固定されるようになったんだけれど・・・
(どんだけ低かったんや!)
鼻は高うなったが、明日ぐらいから紫に変色したらどないしょ・・・
マスクでは隠せないだろうなぁ・・・という微妙な位置なんだもの。

熱さまシートを小さく切って、貼ったけれど
目がス~ス~するし、メガネはかけられないしで、
はがしてしまった。

明日の朝、鏡を見るのが怖い・・・

ついでに鼻のはなしをもうひとつ。

鼻腔拡張テープとやらを寝る前に鼻に貼って眠ると
たしかにラク!
おまけに、唇をとじるためのテープも貼ってみたところ
口をあけて眠らないので、ノドがカラカラに乾かないのだ。

人さまには、とても見せられない様相に
毎晩、笑いをこらえながら、テープを貼っているわたし。

さて、2004年7月施行の特例法により、
戸籍の性別変更が可能になり、6年。
戸籍変更した夫と妻が人工授精で授かった子どもは
非嫡出子とするようにという見解を示した法務省。
どこまで差別すりゃ気が済むんだろ・・・

嫡出だの非嫡出だのということにいつまでもこだわってること自体が
一番の問題なんですがねぇ・・・


http://www.asahi.com/national/update/0109/OSK201001090155.html

性別変えた夫の子、妻出産でも婚外子扱い 法務省見解

        

心と体の性別が一致しない性同一性障害との診断を受け、
女性から男性に戸籍上の性別を変更した夫が、第三者の精子を使って
妻との間に人工授精でもうけた子を、法務省は
「嫡出子(ちゃくしゅつし)とは認めない」との見解を示した。
全国で6件の出産例を把握、非嫡出子(婚外子)として届けるよう指示した。
だが、同じ人工授精でも夫が生来の男性の場合は嫡出子として受理しており、
「法の下の平等に反する」との指摘が出ている。

性同一性障害者が自ら望む性別を選べるよう、2004年に施行された
特例法に基づき、兵庫県宍粟(しそう)市在住の自営業Aさん(27)が
戸籍を「女」から「男」に変更したのは08年3月。
翌月、妻(28)と結婚した。
男性としての生殖能力はないため実弟から精子提供を受け、
妻が体内受精で昨年11月に男児を出産した。

市役所に「嫡出子」として出生届を出そうとしたところ、
宍粟市はAさんの性別変更を理由に受理を保留。
法務省の判断を受け、今月12日までに「非嫡出子」と書き改めて届け出るよう、
昨年末にAさんに通知した。
嫡出子は、法律上の婚姻関係にある夫婦から生まれた子。
非嫡出子となれば、戸籍に父親の名は記載されない。

嫡出子と認めない理由について、法務省は朝日新聞の取材に
「特例法は生物学的な性まで変更するものではなく、
生物学的な親子関係の形成まで想定していない」と文書で回答。
出生届を出す窓口で、戸籍から元は女性だったとわかるため、
「遺伝的な父子関係がないのは明らか」(民事1課)と説明している。

他人の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)は、
性同一性障害者に限らず夫の生殖能力に問題がある場合の不妊治療として
戦後広く行われてきた。
1万人以上の子が生まれたとされ、遺伝的な父子関係がないにもかかわらず、
一般的には嫡出子として受理されている。
「窓口ではAIDの子かどうか、わからないため」(宍粟市)だ。

法務省の見解は、同じ人工授精で生まれ、
同様に遺伝的な父子関係がない子であっても、
父親が生来の男性の場合と性別変更で男性になった場合とを
分けて対応する立場を明らかにしたものだ。

ただ、民法には夫が生物学的な男性であるべきだとの規定はない。
特例法は性別変更後は新たな性別で民法の適用を受ける(4条)と規定している。
Aさんは「男として結婚は認めたのに、
父親としては認めないのはおかしい」と反発。
市の求めには応じず、市が非嫡出子として手続きを進めた場合は、
神戸家裁に不服申し立てをする。

法整備、現実に追いつかず

性同一性障害を抱える人が自ら望む性別で社会生活が送れるよう、
制度化したのが特例法だった。
昨年3月までに戸籍上の性別を変更した男女は1468人。
性同一性障害者はこの何倍もいるとみられる。
だが今回、法務省が示した見解は、法に基づいて性別変更した人を
なお「別扱い」にするもので、今後各地で争われる可能性が高い。

民法は「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」(772条)と規定。
法的に結婚した夫婦の間に生まれた子を嫡出子と定義している。
夫以外から精子の提供を受ける非配偶者間人工授精(AID)でも、
夫の同意があれば嫡出子として扱われてきたのは、そのためだ。

日本産科婦人科学会の倫理委員会は、特例法により女性から男性に
性別変更した人と妻がAIDを受けることについて
「ガイドラインに抵触しない」との見方を07年に示した。
学会理事長の吉村泰典・慶応大医学部教授も
「法律婚であることがAIDの要件。
今回のような夫婦に実施するのを否定する理由はない」と明言。
ことは法の受け皿の問題であるのは明らかだ。

早稲田大学の棚村政行教授(家族法)は
「民法は夫について生来の男性とは規定しておらず、
特例法でも特にルールを設けていないのだから性同一性障害者を
別扱いする理由はない」と指摘。

一方、学習院大学の野村豊弘教授(民法)は
「民法は夫婦間の自然生殖を前提としている。
今回のケースは、生来の男性が夫である場合の人工授精と違って
夫の子ではあり得ないということが客観的に明らかなので、
民法772条の嫡出子とみる『推定』は働かず、
法務省のように判断するしかない」と話す。

だが、両氏とも「第三者の精子や卵子を使って生まれた子と
親の関係を決める法整備が現実に追いついていないことが
今回の問題を招いた一因だ」という点では一致している。
まずは特例法で子の法的な位置づけを明確にするなど、法整備を急ぐべきだ。
(上原賢子)(朝日新聞)
 
 
http://mainichi.jp/select/today/news/20100111k0000m040061000c.html

性同一性障害:妻が人工授精で出産…国、嫡出子と認めず

心と体の性が一致しない性同一性障害のために
女性から男性に戸籍変更した夫と妻が、第三者の精子を使った
人工授精でもうけた子について、法務省が非嫡出子として
扱うよう求める見解を示していることが分かった。
障害による性別変更を認めた特例法の施行後、
法務省が把握する同様の相談例は全国で6件に上る。
「生物学的に出産は不可能」との理由だが、「法の下の平等に反する」と
反発の声も上がっている。

08年3月に女性から性別変更した兵庫県宍粟市の自営業の男性(27)は、
実弟から精子の提供を受け妻が昨年11月に出産した。
市に出生届を出したが、性別変更を理由に受理を保留され、
子を非嫡出子として届け出るよう指示された。
男性は8日に嫡出子として改めて出生届を投かん。
市が非嫡出子として手続きを進めた場合には、
神戸家裁に不服申し立てするという。

市が法務省に判断を仰いだところ、
「実子ではないことが明らかで、非嫡出子に書き改めるように」
との回答があったという。

04年7月施行の特例法は、家裁の審判を受けることで
戸籍の性別変更を可能にした。
法制度上の戸籍変更や婚姻は可能だが、法務省によると、
子については「生物学上は同性同士で、子をもうけることは不可能」
との考えから、出生届を受け付けた自治体からの問い合わせには、
非嫡出子として受理するよう通知しているという。

法務省は「民法は非嫡出子と親が養子縁組を結んだ場合、
嫡出子の身分を得ると定めており、養子縁組すれば身分上、
相続などの差別を受けることはない」と説明している。

法務省によると、夫以外の提供精子を使う非配偶者間人工授精(AID)の場合、
生来の男性と女性が届け出ても非嫡出子と判断される可能性がある。
実際には人工授精であるとの事実を自治体に届け出ることはなく、
嫡出子として受理されているという。

男性は「同じ人工授精で生まれても、父親が生来の男性である場合は
嫡出子と認められているのにおかしい。
国に男であることを否定されたようだ」と話している。
【谷田朋美、石川淳一】(毎日新聞)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中池見ねっとの活動 | トップ | ラムサール登録に風力発電が... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ジェンダー関連」カテゴリの最新記事