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はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

女性と政治

2015-04-13 | ジェンダー関連

やってることが男と同じ女性の国会議員の姿をこれでもか! 

というぐらい見せつけられると、女ならだれでもいいのか?

と、思うのは当然だ。

でも、女性議員をふやさなければ社会は変わっていかない。

世間じゃ、リベラルな男の人だと評価されているのに、

いざ家庭では、女が政治の話をするもんじゃない! 

という人を知っている。

会社や家庭でふつうに政治の話ができるようにならなきゃ・・・

朝日新聞の記事から・・・

「女性ゼロ」議会の記事に反響、声をたどって再び取材

http://digital.asahi.com/articles/ASH3Z4CTVH3ZUPQJ007.html?iref=comtop_pickup_06

女性の進出を阻む社会の隠れた意識について昨年来、シリーズ「女が生きる 男が生きる」で取り上げてきました。今年2月、「地方政治の壁」で全国の地方議会のうち、女性が1人もいない「女性ゼロ」議会が2割を超えている実態を伝えたところ、様々な意見が寄せられました。声をたどって再び取材しました。

■「クオータ制特区」探る

 候補者や議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」を地方議会に導入する。そんな活動をしている徳島県三好市の竹内義了市議(48)から、連載開始直後の2月末、取材班に「(記事を)活動につなげたい」と感想が届きました。

 三好市議会(定数22)は全員が男性の「女性ゼロ」議会。昨年初当選した元市職員の竹内さんには「少子化や介護を男ばかりで語っている」ことに違和感がありました。女性議員を増やすため、海外ではクオータ制を採り入れていることを知り、実現したいと昨年秋から活動してきました。

 竹内さんは、国から「特区」の指定を受けてクオータ制を実現したいと考えています。市議会から国へ請願を出そうと準備しています。そんな特区は例がありません。「簡単ではないが、活動を通じて女性議員を増やそうという雰囲気が盛り上がれば」と言います。

 地方議会の女性の少なさをめぐって、ほかにも意見が届きました。

 群馬県に住む50代の女性は「おじさんとおじいさんばかりの議会は不安」とメールをくれました。地元の市議会に女性は1人。産業振興をうたい道路や照明が整備されても高齢化は進み、都市部へ引っ越す人も多く、空き家が増えます。「ハードだけでなくソフト面の投資も大事にした、将来性のある政策が必要。しがらみがなく、生活の視点をもった女性議員がもっとたくさんいたら、違う町おこしになると思う」

 一方で、女性の意識にも疑問があると言います。市政モニターや市長との懇談会に出向いても、60~80代の男性しかいません。周りの女性と世間話はしても、市政やニュースは話題にのぼりません。「女の人自身、政治に興味がないのかな」と感じています。

 大学教員だった静岡市の安藤勝志さん(72)からは「クオータや制限連記制など選挙制度の改革だけでは限界があるのではないか」というメールが届きました。制限連記制は有権者が1選挙区で複数の候補に投票できる制度です。選挙制度の改革で女性議員の割合が増えても、特定の業界や団体の代弁者、仕事をリタイアした高齢者ばかりになるのでは代わり映えしないと安藤さんは考えます。

 子育て世代の女性や若者が政治にかかわれるよう、「職業を持ちながら活動できる形にするべきだ。議会を土日や夜に開いたり、保育設備を検討したりしては」と提案しました。(高重治香、山崎啓介)

■産休は当然?議員は別?

 西日本の30代の女性市議が自身の産休体験をメールで寄せてくれたので、訪ねてみました。

 長男が3歳の時に初当選。翌年夏に、所属する市議会で初めて、任期中に次男を出産しました。議会の規則に産休の定めはなく、明記された欠席理由は「事故」のみ。「議員が産休を取って本当にいいのか」と悩んだと言います。

 そんな時、先輩の女性議員が「若い女性議員が結婚して出産できる基盤づくりになる」と背中を押してくれました。「育児と母子の健康維持のため」と記した欠席届を議長に提出。定例議会を2回休みました。

 産休中、子連れで外出すると「いつ仕事に復帰するの?」と市民から何度も聞かれ、「議会に出ないのに給料もらえていいね」と陰口を言う女性議員もいたそうです。復帰後は「少子高齢化だから、3人は産まなあかんよ」とよく言われます。3人目を欲しいと思う時もありますが、産休中のプレッシャーを思うと、とても踏み切れません。

 沖縄県粟国村の嘱託職員、波多野雅子さん(27)は、多くの地方議会に産休制度がなく、出産を理由にした欠席が「事故」扱いされてきたことについて、「なぜ子どもを授かることが事故扱いになるのか。奇跡のような出来事をそんな風に扱うのはとても悲しいし、悔しい」とメールに記しました。

 連載では、産休をとった新宿区議が「投票した人々に対する裏切り」と非難されたことも取り上げました。横浜市の主婦、ヴェッツェル吉田優子さん(35)は「政府は『女性が輝く社会』を推進しているのに、これが日本の体質なのでしょうか。社会の意識も変える必要がある」と話します。

 一方、産休を取った大阪市議が「給料泥棒」と批判されたことについて、神奈川県の60代男性は「仕事をしていない期間は給料が出ないのが当たり前」と指摘します。「選挙で選ばれる以上、普通の仕事とは違う意識が必要だ。妊娠や出産は適齢期があり、その期間にあえて議員になるからには、それなりの覚悟を持って欲しい」

 では、産休中だけ報酬をもらわない選択はできるのか。議員報酬の返上は公職選挙法が禁じる「選挙区内の者への寄付」にあたるため、自治体側は受け取れないのが実態です。(伊東和貴)

■連載「地方政治の壁」

 2月23日から3回連載した「地方政治の壁」では、地方議会女性議員が少ない理由や増やす方法、増えることによって何が変わるのかを探りました。

 1月1日時点で、全国の地方議会1788のうち、女性が1人もいない議会が379あることがわかりました。各地の女性ゼロ議会を訪ね、「女は家」という意識などが女性の立候補を阻んでいる実態を報告しました。女性議員が過半数を占める議会で、政治の透明性が高まったと評価されたことも紹介しました。

 議員になった女性が直面する壁もあります。任期中に産休を取って批判された女性議員の体験を取り上げ、産休制度のある地方議会が一部にとどまることを報告しました。

 女性の地方議員を増やす方策として、有権者が1選挙区で複数の候補に投票できる「制限連記制」があることなどを紹介しました。

■「女性は政治に無関心」は本当か

〈三浦まり・上智大学教授(政治学)〉 女性議員の少なさをメディアが大きく取り上げ、注目を浴びるのは良いことだと思います。日本ではまだ、女性だけが直面している構造的な障壁への認識が足りません。性別によるクオータの議論をすると、「男も女も違いはないのになんで女性だけ」「逆差別だ」と言われてしまうのは、そのせいです。

 女性と政治を巡り、「女の人は政治に関心がない」と言われることがよくあります。本当にそうでしょうか? いまの男性中心の議会や永田町が形づくる「政治」には関心が持てないかもしれない。でも子育てや教育、福祉、生活に関わるすべての問題が政治につながっています。「政治」の概念を広げれば、女性には女性の「政治」への関心が必ずあると思います。

 「数だけ増えてもしょうがない」という言い方もよくされます。たしかに、女性なら誰でもいいわけではありません。でも、9割も男性が占める必要はあるのでしょうか? たとえば7割もいたら男性の声は十分に聞き入れられるのでは。男性議員はより厳選され、議会はより多様になりますから、このほうが有権者にとって良い話だと思います。(聞き手・岡林佐和)

■「女は家」議員の意識は

 連載を読んだ奥村昌子・北海道情報大学准教授(40)は、議員の性意識に関する調査について知らせてくれました。2007~08年、研究リーダーの玉城英彦・北海道大学特任教授らと共に、道議と道内の市町村議にアンケートを実施。結果はグラフの通りです。奥村さんと、共同研究者の後藤ゆり・札幌国際大学准教授(50)、新井明日奈・北大大学院助教(40)の説明によると、男性議員でも「女は家」といった意識にとらわれない人の方が、青少年の医療福祉や健康について議会で質問する機会が多いことも分かったそうです。

     ◇

 女性ゼロ議会のまちを訪ねたとき、「そういえばいないね。考えたこともなかった」と有権者がつぶやいたのが印象に残っています。日本の女性議員の少なさは世界でも際だっています。関心の低さの裏返しとも思えます。連載にお便りをくれた読者から「関心は持っているけど、友人や同僚と政治の話を気軽にできない雰囲気がある」と聞きました。折しも統一地方選。「女性議員の少なさ」を語ることから、いまの政治を考えることを始められればと感じます。(岡林佐和)

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身近な人が性暴力に遭ったら~私たちにできること~

2015-03-07 | ジェンダー関連

今日は午後からプラザ萬象で

「平成26年度 性暴力被害者支援研修会」が開催されました。

福井県の事業です(福井県安全環境部県民安全課)。

県のホームページとかを見たのですが、まったくPRされていない?

わたしは、友人が声をかけてくれたので、2日前に開催を知りました。

ほとんどが関係者・・・のなか、市民の参加は数名。

せっかくの研修会に学校関係者がいないのも残念でした。

今回の研修会は、4年前に国が閣議決定した

第2次犯罪被害者等基本計画に盛り込まれたワンストップ支援センターが

福井県にもできたことから、施設の活動状況や

性暴力とその支援の在り方について正しい知識を学ぶというものです。

昨年4月に済生会病院内に設立された性暴力救済センター・ふくいは

通称を「ひなぎく」と言います。

「ひなぎく」の花言葉は「あなたと同じ気持ちです」ということから

通称になったそうです。

被害者の心とからだによりそい、「同じ気持ちをわかりあえます」という

メッセージにもなっています。

その「ひなぎく」のセンター長さんからは、

性犯罪の現状や被害を届け出られない根底にある強姦神話、

施設の被害者への支援内容などの説明を受けました。

その後、福井県警の被害者支援室の担当者(もちろん女性!)から

警察による支援とセンターとの連携などについての説明がありました。

最後は今日のメインである、性暴力被害者支援看護師(SANE)の

山本 潤さんの講演会!

「身近な人が性暴力に遭ったら~私たちにできること~」

パワフルで刺激的な内容に驚きながらも、深く考えさせられました。

とくにワークショップでは、おとなりの人と2人一組で

自分の初体験を「ありのままに」話しましょう! 

と言われ、会場内はシーンと静まり返ってしまいました。

とにかく事細かに、最初から一部始終を話せ・・・と言われても

横の人はよく知っている人だし、ドキドキするし頭の中はマッシロだし・・・

参加者全員がフリーズしたまんま・・・

これは、性暴力にあった当事者は知っている人だからこそ、

話すことができないことを疑似体験するワークショップだったのです。

それと性暴力を届け出ても、警察という権力を持った組織のなかで

調書を取られたときに、

性暴力の内容を事細かに説明しなければならない苦痛が

どれほどのものかも理解することができました。

現実問題として、およそ70%の被害者はだれにも打ち明けれないまま

沈黙せざるを得ない状況にあるそうです。

被害者は身体だけでなく、心にも深い傷を負います。

肉体的苦痛・精神的苦痛はトラウマとなり、

仕事や生活、生きることにさえ自信をなくします。

性暴力を絶対に認めない、許さないという文化を根付かせることが

必要だと語る、山本 潤さんの言葉に込められた熱い思いが

ヒシヒシと伝わってきた85分間でした。

 

もし、あなたが性暴力にあったら、

あなたの身近にいる人が性暴力を受けているようだったら、

まよわず、「ひなぎく」へ電話してください。

電話番号は 0776-28-8505

女性スタッフが対応してくれます。

 

 

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女性議員はなかなか増えない福井県・・・

2015-02-25 | ジェンダー関連

朝日新聞の全国自治体アンケート、比較できておもしろい!

http://www.asahi.com/topics/word/全国自治体議会アンケート.html

 

ちなみに、質問事項はこちら

(1)条例上の議員定数(2015年1月1日現在)は何人ですか。

(2)
2015年1月1日時点の実際の議員数は何人ですか。うち男性、女性はそれぞれ何人ですか。
(3)
この4年間(2011年1月以降)で定数を減らしたり、減らすことを決めたりしましたか。
  • 1.はい
  • 2.いいえ
(4)
2015年1月現在の議員と議長の報酬月額(税込み)はいくらですか。条例上の額ではなく、実際の支給額を記入して下さい。
(5)
政務活動費は支給されていますか。
  • 1.はい
  • 2.いいえ
(6)
(5)が1の場合、議員ひとりあたりの月額はいくらですか。
(7)
議会報告会など、議会として、誰でも参加できる住民との意見交換の機会を、年に1回以上設けていますか。
  • 1.はい
  • 2.いいえ
(8)
住民は、本会議だけでなく、常任委員会や特別委員会も傍聴できますか。
  • 1.すべての委員会を原則的に傍聴できる
  • 2.一部の委員会は原則的に傍聴できる
  • 3.委員会はすべて傍聴できない
  • 4.その他
(9)
議会として、ケーブルテレビやインターネットに動画を配信していますか。
  • 1.はい
  • 2.いいえ
(10)
2014年12月議会で、住民が傍聴できる本会議や委員会が開かれた日数は何日ありましたか。また、その間、傍聴者ののべ人数は何人でしたか。

敦賀市の場合、今度の統一地方選から議員定数は24人になる。

女性議員の数(26人/3人)も、定数の多い県議会(31人/3人)や

福井市議会(28人/3人)に比べると割合は高い。

福井県の女性議員は26人、そのうち県議会に3人、

嶺北は15人、

原発を抱える、面積も人口もおよそ8分の1の嶺南は8人だ。

人口割りで行けば、嶺北には嶺南の8倍の女性議員がいてもおかしくはない。

共働き率は日本一というわりに、

女性の社会進出や議会への進出って・・・実は遅れている?

管理職に占める女性の割合も低いしね。

女性議員をもっとふやすのには、どうしたらいいのか・・・

「家庭の中で政治の話をすると、主人が起こるんです」

と真顔で言ったのは、福井市内の女性。

福井県の意識改革からなんて、こりゃちょっときついかもね・・・

 

 

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愛ってなんだろう?

2015-02-15 | ジェンダー関連

健さんは娘と孫から、バレンタインデーに、

ニッカの「竹鶴」をプレゼントされてご満悦の表情・・・でも

3月14日が大変ですね、健さん・・・

わたし? もちろんな~んにもプレゼントしてませんけど・・・

それがなにか?

ってゆうか、わたしの愛は、チョコなんかでは計りきれないほど、

どでかいんだから!!!! ハッ、ハッ、ハッ・・・な~んてね・・・

車のCMで「愛って何ですか?」と取説に扮した女性が真剣なまなざしで

車の持ち主に迫るシーンがあるけど、CMが流れるたびに

愛ってなんだろう? と、真剣に考えてしまうわたしがいる・・・

 

さて、東京の渋谷区で同性のカップルに結婚相当の関係を認める条例を

目指すのをうけ、世田谷区の保坂展人区長も

「世田谷区としても具体的に何ができるか答えを出すべく準備している」

と明らかにしたという。

地方の議会からも条例化の動きを作っていきたいと思う。

ぜひ、福井県女性議員の会でも条例化にむけて勉強会を行い、

各自治体での取り組みを検討してみたいと考えている。

 

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うれしいニュース「同性カップルに結婚並み証明書 渋谷区、来月に条例案

2015-02-12 | ジェンダー関連

今日は、大きなニュースがいっぱい・・・

☆16時間に及んだウクライナ停戦の4か国首相会議

☆安倍首相の熱に浮かされたような「戦後以来の大改革」の連呼演説

☆高浜3・4号機の再稼働へ向けての審査合格

同性カップルに結婚並み証明書 渋谷区、来月に条例案(東京新聞より)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015021202000140.html

東京都渋谷区は、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を三月区議会に提出することを決めた。区によると、自治体が同性同士をパートナーとして証明する制度は全国で例がない。性的少数者(LGBT)の権利を保障する動きは世界的に広がっており、家族制度をめぐる論議が高まりそうだ。 

 可決されれば四月一日施行、証明書は二〇一五年度内の開始を目指す。

 同性カップルがアパート入居や病院での面会を、家族ではないとして断られるケースが問題になっていることを踏まえ、区は区民や事業者に、証明書を持つ同性カップルを夫婦と同等に扱うよう協力を求める方針だ。

 条例案は男女平等や多様性の尊重をうたった上で、「パートナーシップ証明」を定めた条項を明記。区内に住む二十歳以上の同性カップルが対象で、必要が生じれば双方が互いの後見人となる契約を交わしていることなどを条件とする。カップルを解消した場合は取り消す仕組みもつくる。

 条例の趣旨に反する行為があった場合は事業者名を公表する規定も盛り込むという。

 憲法は婚姻関係を「両性の合意」のみに基づいて成立すると規定。区議会では条例案が従来の家族制度を揺るがしかねないとする議員の反対も予想されるが、区は、法律上の効力はなく「全くの別制度と考えている」としている。

 渋谷区は昨年、有識者らによる検討委員会を立ち上げ、LGBTの区民からも聞き取りをして条例の内容を検討してきた。桑原敏武区長は「互いの違いを受け入れ、尊重する多様性社会を目指すという観点から、LGBTの問題にも取り組みたい」と述べた。

 海外の同性パートナーシップ制度に詳しい京都産業大大学院の渡辺泰彦教授(民法)は「公的機関が同性パートナーの存在を認め、直面する問題に対処しようとする点に大きな意味がある。ドイツやスイスではまず地方自治体がパートナーシップ制度をつくり国家レベルに広がった。国内でも同様の動きが出てくるのではないか」としている。

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越前市男女共同参画センター10周年記念フェスタ

2011-07-11 | ジェンダー関連

2011年7月11日(月曜日)
昨日の越前市男女共同参画センターあんだんてで行われた
上野千鶴子さんの講演会&パネルディスカッションは大盛況!

お昼は小浜から参加の相津さんと駅前のお店でおろしそば。
今、県内で話題の「ボルガライス」は見ただけで、
おなかがいっぱいになりそうで、次回に・・・

ボルガライス
福井県越前市の武生地区に昔からあるご当地グルメ。
オムライスの上にカツをのせ、ドミグラスソースをかけた料理。
越前市内には、ボルガライスを提供する店が15店舗(2011.5現在)あり、
ソースやオムライスの作り方が微妙に違う。
ファミリーマートからも商品化され、発売された。  
また、このボルガライスをとりあげて
まちづくり活動するグループ「日本ボルガラー協会」が
様々なボルガライスの情報を取りまとめている。
日本ボルガラー協会公式ホームページ「武生に来たらボルガライス」
http://volga-rice.jimdo.com/

上野さんといっしょに、友人のみどりさんも急きょ越前市へ
来ることになったと電話があり、武生駅で再会。
いっしょにとなりのアル・プラザ4階の会場へ・・・

さて、お待ちかねの講演会の前には、
お定まりの主催者とご来賓のあいさつ・・・
長い・・・長すぎ・・・

授業があって遅れて到着した純子さんとも再会。
前から2列目の席に、ふくい焚書坑儒事件の当事者がずらりと
並ぶことになった。
あれから6年になるんだぁ・・・
わたしの乳がん闘病と並行して進んだ生活学習館の図書排除事件だった。

市長や議長は、挨拶だけして早々に退散・・・
ほんとはあなたたちに、一番聴いてほしいんだけど・・・
男女共同参画に本気で取り組んでいるならね。

やさしい言葉でユーモアを交えながらゆっくりと話す
上野さんの講演はいつもながら、
少々緩みがちになってきた脳内に刺激を与えてくれる。

挨拶が長くて、時間が短縮されてしまったパネルディスカッションだったが
パネラーから絶妙のコメントを引き出す上野さんに拍手喝さい。

はたして敦賀市でおなじようなフェスタを開催できるだろうか・・・
と、考え込んでしまう。

フェスタの後、上野さんのお知り合いの方のところにおじゃまして、
おいしい手打ちのおろしそばをごちそうになった。

白だしの薄いツユにたっぷりの大根おろしでいただく
おろしそばは絶品!

武生駅で特急に乗る上野さん・みどりさんと別れ、
わたしは7時過ぎの普通電車で敦賀へ向かった。

コメント (2)
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今日は上野千鶴子さんDAY

2011-07-10 | ジェンダー関連

2011年7月10日(日曜日)
入道雲が<夏だぜ!>と言わんばかりに
青い空をいっそう際立たせている。
梅雨があけたんだぁ~と納得せざるを得ない入道雲に
しばしみとれる。

福井へ通う時、行きは高速、帰りは8号線がパターンとなっている。

高速道路で樫曲のトンネルをすぎるとみえてくるのが
シートに覆われた民間最終処分場だ。

太陽光を受けてそそり立つゴミの山をみるたび
シートを全部、太陽光パネルにしたらどれぐらいの
発電量になるだろうか・・・
水と空気で埋められたゴミを浄化するときの動力として
使う電気を太陽光発電でおぎなえたら・・・
と、考えてしまう。

でも、太陽光パネルの設備投資にかかる予算は莫大だし、
耐用年数と浄化にかかる年月などを計算しきれないから、
やっぱり無理かな・・・
それに使い終わった太陽光パネルはどう処分されるのか
リサイクルができるのか、
はたまたゴミとしてどこかに運ばれるのか・・・

重量のあるパネルをとりつけて軟弱なゴミの山が
崩れ落ちる心配もあるし・・・
思いつきをかたちにするのは、なかなかむずかしい。

さて、昨日、東京で開催された
上野千鶴子震災支援特別講演「生き延びるための思想」
Ustreamで配信されています↓

http://www.ustream.tv/recorded/15882146#utm_campaign=synclickback&source=http://wan.or.jp/&medium=15882146

東京へは行けなかったけれど、インターネット中継と
録画配信で見ることができるなんて
うれしい!

今日はこれから越前市へむかいます。
越前市男女共同参画センターで上野千鶴子さんの講演です。

こちらもライブ中継されます↓

http://www.ustream.tv/channel/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%93%E3%81%A6

詳しいことは越前市男女共同参画センターあんだんてからどうぞ。
http://www4.ocn.ne.jp/~andante1/

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上野千鶴子さんの記念講演:福井県越前市男女共同参画センター10周年記念フェスタ

2011-07-03 | ジェンダー関連

2011年7月3日(日曜日)
なんとかパソコンさんの機嫌がなおったようなので
昨日、アップできなかったブログも最後に
貼りつけておきます。

さて、7月10日に越前市男女共同参画センターで10周年の
記念フェスタが開催されます。

記念講演は東大名誉教授の上野千鶴子さん!
ひさしぶりに上野さんとお会いできるチャンス!
いそいで参加申し込みしなきゃ・・・

********************************

福井県越前市男女共同参画センター10周年記念フェスタ
~男女(ひとりひとり)が輝く家族と地域~
2011年7月10日(日)13:30~16:00
越前市福祉健康センター(JR武生駅前 アルプラザ平和堂武生店4F)

・式典
・記念講演 13:50~15:00
「家族はどうかわったか~祖母、母、娘の人生をとおして~」
 講師:上野千鶴子氏
・パネルディスカッション 15:15~16:00
「血縁から結縁の地域づくり」
 コーディネーター:上野千鶴子氏

講演会とパネルディスカッションは、当日USTREAMでライブ配信予定で
す。
10周年記念フェスタ 視聴番組チャンネルURL:
http://www.ustream.tv/channel/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%93%E3%81%A6

参加申し込み・問い合わせ 越前市男女共同参画センター
0778-24-4446
http://www4.ocn.ne.jp/~andante1/
witt@angel.ocn.ne.jp

*********************************

2011年7月2日(土曜日)
今日は半夏生。
タミヨさんの庭でも半夏生が咲いていた。

ナゴランもかわいい花をつけていた。

さっそく、携帯でかわいい花たちをパチリ・・・

ここまでは順調だったのに、携帯で写した写真をパソコンに送ろうとしたら
エラー・・・
何度挑戦してもエラー・・・

しかも家に帰ってからパソコンを立ち上げたら
こちらもエラー・・・

あ~えらぁ・・・ほっこりやわ~

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あなたは「君が代」を歌いますか?

2011-05-31 | ジェンダー関連

2011年5月31日(火曜日)
根津公子さんのページから
http://www.din.or.jp/~okidentt/nezusan.htm

あなたは「君が代」を歌いますか?
ー「国旗・国歌」について考えるー
http://www.tetsurotanaka.com/hinokimi/kimigayoutau/kimigayoutau.html

↑とてもわかりやすい内容です。

上記のブックレットの中、19ページに載っている図表より

主要先進国の学校における国旗・国歌の扱い
(『世界の国旗と国歌』=1991年・岩波ブックレット掲載の
  各国大使館回答による)
         〔学校での扱い〕      〔学校行事での国旗掲揚〕
イギリス    とくに教えない         しない
イタリア    由来は教えるが扱いは学校一任  学校の判断による
オーストラリア 扱いは学校に一任        学校の判断による
カナダ    (多民族国家なので国旗は必要。あらゆる場合に掲揚) .
スイス     歴史の授業で。学校一任     学校の判断による
スウェーデン (国旗には親しみをもち個人的な祝いにも揚げることがある) .
デンマーク   教えない            掲揚しない
ドイツ     学校に一任           比較的まれ
ノルウェー   学校に一任           掲揚しない
フランス    歴史の授業で教える       掲揚しない
ベルギー    学校に一任           しない


--------------------------------------------------------------------------------
今日の中日新聞社説

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011053102000031.html

君が代訴訟 少数者の「心」も大事に

君が代斉唱時の起立命令は憲法に反しないと、最高裁が断じた。
大阪府では起立・斉唱を義務化する条例案が提出されたばかりだ。
国旗・国歌については、おおらかに考えてもいいのではないか。

不起立を貫く教員は、東京ではいまや少数者である。
昨年度の卒業式で処分を受けたのは、六人にすぎない。
二〇〇三年度の処分者数は約百八十人で年々、激減した。
〇三年に都教育委員会が出した「起立・斉唱」の通達が、
いかに効力を発揮しているか歴然である。

処分をめぐり数々の訴訟が起きた。
〇四年に卒業式で起立せず、戒告処分を受けた
元教諭のケースもその一つだ。
不起立は
「戦争の歴史を学ぶ在日朝鮮人、中国人の生徒に対し、
教師としての良心が許さない」という意思だった。

別の裁判の一審判決では
「日の丸・君が代が軍国主義思想の精神的な支柱だったことは
歴史的事実」と書かれたこともある。

憲法一九条が保障した「思想・良心の自由」に抵触するかどうかが
最大のポイントだった。
最高裁は、校長が命じた起立・斉唱の行為を「慣例上の儀礼的な所作」
という性質があり、
「歴史観や世界観それ自体を否定するものではない」と
合憲判断に導いた。

懸念されるのは、大阪府の橋下徹知事率いる地域政党が、
君が代の起立・斉唱を義務付ける全国初の条例案を提出したことだ。
秋には複数回の違反で懲戒免職となる条例案の成立もめざしている。

「公務員に(不起立の)自由なんてない」
「三回違反すれば免職とするルールとすればいい」などと
橋下知事は発言している。

教員をクビにしてまで、君が代を押しつけることに、
どんな深い意味があるのか。
一九九九年の国旗国歌法が成立した際には、当時の小渕恵三首相は、
わざわざ「新たに義務を課すものではない」と談話を発表した。
野中広務官房長官も
「むしろ静かに理解されていく環境が大切だ」と述べていた。
少数者の思いを理解する寛容さがほしい。

サッカーの国際試合やオリンピックなどで、大勢の国民が
日の丸を振りつつ、君が代を口ずさむのは、
決して誰かに強制されたものではないはずだ。

判決の補足意見では
「自発的な敬愛の対象となるような環境を整えることが重要」
との一文があった。
自然な方がいい。
「歌え、歌え」と強制される君が代は、ややもすると「裏声」になる。


毎日新聞「クローズアップ2011」

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110531ddm003040111000c.html

クローズアップ2011:君が代起立命令は合憲 思想「間接的制約も」

東京都の都立学校長による君が代の起立斉唱命令を合憲とした
30日の最高裁判決は、公立学校の教職員個人が持つ
思想・良心の「間接的制約」になると位置づける一方、
「全体の奉仕者」としての義務や役割を強調する内容となった。
都教委が命令の根拠となる03年の「10・23通達」を
出して以降、繰り広げられた論議が一応の決着をみたことで、
約20件に上る同種訴訟だけでなく、
「大阪維新の会」が大阪府議会に提出した義務付け条例案にも
影響を与えそうだ。【伊藤一郎、田村彰子、堀文彦】

 ◇必要性有無、基準に 補足意見で過度の強制けん制
 
「憲法が保障する思想と良心の自由を間接的に制約する面がある」

この日の最高裁判決は、公立学校での起立斉唱命令を
合憲と判断する一方、人権制約という負の側面にも明確に言及した。
結論は4人の裁判官全員一致の意見だが、
補足意見で
「教育は強制ではなく、自由闊達(かったつ)に行われることが
望ましい」などと指摘した裁判官もおり、
教育現場における過度の「強制」やペナルティーを
けん制したともいえる。

 学校行事での「君が代」斉唱を巡る合憲判断は、
07年2月の「ピアノ伴奏命令訴訟」に次いで2件目だ。
ピアノ訴訟の判決で、最高裁は校長が音楽教諭に
君が代の伴奏を命じる職務命令について
「思想・良心の自由を制約しているかどうか」を明確に検討せず、
合憲とした。

だが、今回は起立斉唱命令について
「歴史観や世界観に由来する行動との相違を生じさせる点で、
間接的制約となりうる」と踏み込み、
制約を許容する新たな基準として
「必要性と合理性の有無」を示した。
通常、式典で伴奏が期待される音楽教諭への命令ではなく、
教職員全体に及ぶ起立斉唱命令をこの基準から
妥当とした影響は小さくない。

そのためか、4人中3人の裁判官が補足意見を提示。
須藤正彦裁判長は
「(教育現場における)強制や不利益処分は
可能な限り謙抑的であるべきだ」、
千葉勝美裁判官は
「国旗・国歌が強制的ではなく、自発的な敬愛の
対象となるような環境を整えるべきだ」と述べた。

今回の判決について、奥平康弘・東大名誉教授(憲法学)は
「3人の補足意見を見ると、
『起立命令の合憲性はぎりぎりだ』という悲鳴が聞こえてくるようだ。
結論はピアノ訴訟と同じだが、裁判官たちの判断の経緯に苦労がうかがえ、
実質的に違憲判決に近くなった印象を受ける」と一定の評価を示した。
だが、ピアノ訴訟の原告側代理人を務めた高橋拓也弁護士は
「新しい考え方を持ち出してはいるように見えるが、
必要性や合理性という基準の定義があいまいだ」と批判する。

判決を明確な合憲性を示した一つの決着と評価する識者もいる。
百地章・日本大教授(憲法学)は
「妥当な判決。
学習指導要領に基づいて生徒を指導すべき教師が
職務命令に違反した以上、厳しい処分はやむを得ない。
この判決で、国歌斉唱時の起立を巡る混乱が収束することを期待する」
と話した。

 ◇再雇用拒否の是非、争う余地 懲戒免職案には高い壁
 
判決を受け、原告の元教諭、申谷(さるや)雄二さん(64)の
代理人弁護士は、同種の約20件の訴訟について
「残念ながら影響があると言わざるを得ない」と懸念した。

都教委が
「国旗に向かって起立して国歌を斉唱する」と定めた
「10・23通達」を出したのは03年。
以来、437人を懲戒処分しているが、処分人数は減少傾向にある。
09年度以降は卒業式、入学式ともに処分者は10人未満で、
今年度の入学式での処分は1人だった。

都教委の担当者は
「通達が浸透し、生徒に不起立を促すような教員は全くいなくなった」。
この日の判決についても
「通達などは何も変更するところはない」と強気の姿勢を崩さない。

石原慎太郎都知事は5月20日の定例記者会見で、
起立斉唱について
「(都の)先生たちには義務づけていますよ。
しない人にはペナルティーを科しているけれども、
免職まではやったことはありません」と余裕を見せた。

一方、大阪府議会では、府内の公立学校教職員に
君が代の起立斉唱を義務付ける条例案が議論を呼んでいる。
橋下徹知事はさらに、同条例に複数回違反した教職員を
懲戒免職にする条例案を9月府議会に提案する方針も示す。

「組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらう」。
知事が促してわずか2週間余り後の今月25日、条例案は提出された。
「本来、条例化とはなじまない。
知事が不起立教員への処分をちらつかせているのもおかしい」(
府議会民主幹部)と反発の声も上がる。

ただ、今回の判決は、都教委による再雇用拒否の是非について
判断を示さず、命令に反した場合に過度なペナルティーを
科すことまで容認したわけではない。
橋下知事が目指すような、命令に反した場合に懲戒免職とする措置は、
一度定年退職した人を再雇用しないケース以上に
「裁量権の乱用」が争われる余地がある。
今回の判決が条例案に「お墨付き」を与えたものとは言えない。

毎日新聞 2011年5月31日 東京朝刊

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ほやほや・・・ほうやったんや・・・

2011-01-09 | ジェンダー関連

2011年1月9日(日曜日)
朝からトイレ直行便が急増・・・
風邪がまだ、わたしの身体に居座り続けているようだ。

インフルエンザやノロウイルスでないことが、せめてもの救い。

身体のあったまるもんを食べなきゃ・・・
と、熱々のうどん入りチゲを選んだわたしはほんとうに
おバカさんだ。
とうがらしのおかげで、またもやトイレへ駆け込むことになるなんて・・・

おなかの中は、スッカラカンになったのに、ポッコリおなかは
すこしもへこまない・・・
で、気分がへこんでしまったわたしです。

健さんは本町区の新年会に出席。
お神酒をいただいて、すっかり出来上がってしまった健さん・・・
新年会でのアレコレを、とうとうとまくし立てておりました。

生まれたときから本町に住んどるのに、
俺のことを知らん奴がおった!
しかも、横の人があの人は、市会議員の今大地はるみさんの
だんなさんやで・・・と教えていたのが
もひとつ、気に入らんかったようです。

「俺さまの嫁」というシチュエーションをなかなかに
捨てきれないのかも・・・
最近はかなり、がんばってはいる健さんですが、
酔っぱらっちゃうと、時々、顔を出すジェンダーバイアス・・・

さて、ジェンダーがでてきたところで、
朝日新聞の20011新年企画「ふくい独立考」の第1回の記事を
アップします。

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000411101080001

ふくい独立考 検証「ほやほや国」:1

1:政治体制/待たれる女性の進出


政策決定に女性が参画できる措置を講じなさい――。
福井県が「ほやほや国」として独立すると、
国連の女性差別撤廃委員会から勧告を受ける羽目になるかもしれない。
38議員の旧福井県議会、改め「ほやほや国会」に女性は1人もいない。
全国で唯一、女性都道府県議がゼロだった旧福井県は独立後、
女性国会議員がいない10カ国・地域に名を連ねる。
仲間はサウジアラビアやオマーンなど=グラフ=だ。
サウジアラビアはイスラム教を国教とし、女性は「守られるべき存在」とされる。
外務省によると、国会に相当する諮問評議会は国王兼首相が任命。
女性は後見人の男性なしに原則、国外に出られず、
車の運転免許の取得も禁じられているという。
他方、女性議員の比率1位は、03年制定の憲法に
「定員80人のうち、少なくとも24人(30%)は女性を選ぶ」と
クオータ(割り当て)制を明記したルワンダで56・3%。
上位に、比例代表制の候補者名簿や実際の議席で
性別のバランスをとっている国が並ぶ。
そもそも日本国自体、衆議院の女性議員は11・3%と、
世界平均の19・4%を下回る。
09年夏、国連の女性差別撤廃委員会から
「政治的・公的活動への女性の参画を拡大する措置」などを求める勧告を受けた。


     ◆


そんな日本で旧福井県は、共働き率(58・2%、05年国勢調査)も、
女性の有業率(53・4%、07年就業構造基本調査)も、日本一だった。
「女性の社会進出」をリードしたはずだが、管理職に占める女性の割合は、
9・38%(05年、国勢調査)で最下位に甘んじた。
「福井の女性は自分のため、自立のためではなく、家族のため、
家のために働く人が多い」と、敦賀市議の今大地晴美さん(60)は指摘する。
1999年の統一地方選で初当選。
長らく夫と営む「おでん屋の女将(おかみ)」で自分の「財布」を持つことがなかった。
立候補を伝えた際に「店をつぶす気か」と言った夫の同意を取り付け、
高速バスで名古屋へ女性向けの議会や選挙の講座に通った。
議員になり、
「地域の問題の当事者には女性が多い。
『私がこうだった』という声を、政治に届ける役割は重要だと痛感した」と振り返る。


     ◆


女性政策研究家で、全国フェミニスト議員連盟の三井マリ子さん(62)は
「個人の問題と思われていたことを政策課題にすること」を、
女性議員の可能性の一つに挙げる。
87年から東京都議を2期つとめた。
DV、育児、介護。「ハラスメントを受けながら女性議員がする質問が、
命を大切にする政治につながる」という。
実例がクオータ制の先進地・ノルウェーだ。
88年に男女平等法を改正し、公的決定機関に一方の性が
40%以下となってはいけないとした。
現在ほとんどの党が、候補者リストで両性とも40%を上回るようにしている。
三井さんによると、73年に5%だった保育園に通う子は、
2009年に87%に。
現在、高齢者介護は24時間サービスで、妊娠・出産費用は無料。
合計特殊出生率はほやほや国の1・55を上回る1・88だ。


     ◆


00~03年に県議だった和田高枝さん(69)は、自身の主な仕事を
「高校の校長に女性がいないと何度も指摘したこと」と話す。
任期中の02年、初の女性校長が誕生。
現在、県立高の校長40人中、女性は9人に達した。
元は福井市職員だった。
課長が「ちょっと集まって」と声をかける打ち合わせに、女性は呼ばれなかった。
和田さんは「私も職員。仕事に必要」と積極的に輪に入った。
男性だけ昇格していくなか、助役にかけあい、長年主査にとどまっていた
四十数人の女性の昇格を実現させた。
00年に同市役所で女性初の部長級に。
「やる気ですよ」と笑う和田さんは
「議会に出てきた女性のパワーは、年功序列や昇進を当然としてきた
男性に刺激を与えることでしょう」と話す。
ほやほや国を暮らしやすくするため、女性の政界進出が待ち望まれる。

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もし福井県が独立国「ほやほや国」となったら・・・女性は社会進出できるかしら?

2011-01-03 | ジェンダー関連

2011年1月3日(月曜日)
今日から連載がスタートした朝日新聞・福井県版の特集は
もしも福井県が独立国となったら・・・という想定から
世界的にも顕著な福井の課題や可能性を探るという企画だ。

ふくい独立考~検証「ほやほや国」の第1回目は
「待たれる女性の進出」という表題のもと、政策決定の場に
女性が極端に少ない福井県についての考察である。

共働き率も女性の有業率もともに、日本一の福井県なのに
管理職に占める女性の割合は、ワースト1なのだ。
県議会に女性ゼロも福井県だけというこれまたワースト1というのが現状。

福井県の市町の女性議員の数は現在、27人。
そのうち嶺南に9人、人口比でいけば嶺北は嶺南の5倍だから
女性議員も45人いて当然だが、実情は2倍の18人なのだ。
県庁所在地で人口も一番多い福井市でさえ4人・・・

見方をかえれば、福井県で女性の進出を阻む要因の多くは
福井市を中心とした嶺北にある・・・とも言えるのではないだろうか。

教育に熱心で、子どもたちの学力も体力も日本一を誇る福井県である。
その土台を支えるため、ひたすら家のため家族のために働き続けてきたのは
女性なのに、女性が評価されない福井県・・・
それに甘んじてきた女性たちにも問題がある。

福井県の男女共同参画を推進してきた母体である女性ネットワーク自体が
いまだに婦人会の域を出ていないこともそのひとつだ。
地区の婦人会の会長にはなれても、地区の役員にはなれない現実を
変えられないでいるのだから・・・

保守王国福井県には、男女平等や夫婦別姓に強硬に異を唱える
国会議員ばかりだし・・・
しかもそれが山谷えりこや稲田朋美、高市早苗(夫が山本拓)といった
ジェンダーバッシングの急先鋒の女性議員なのだ。
「待たれる女性の社会進出」だけど、
はたして福井県にそんな日はやってくるのだろうか・・・

さて今回の特集記事には、
去年12月に取材を受けたわたしのコメントも載っていた。

WEBにはまだ掲載されていないので、ブログにアップできないのが
残念・・・
ただ、福井県が独立国になるよりはやく、
敦賀市が福井県から独立しちゃうほうの確率が高いんじゃない?
というのが、正直な気持ちでもある。

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市長もジェンダーに目覚める!

2010-12-08 | ジェンダー関連

2010年12月8日(水曜日)
今日の一般質問はわたしがトップ・・・
朝は声が出にくいので、議員控室やトイレで発声練習した。

敦賀短期大学の問題では、
公立大学法人敦賀短期大学設置委員会に当事者である学生や同窓会の
メンバーを入れて議論すべきだと主張した。

委員会のメンバーには入れられないが、当事者の意見を聞く機会を
設けることは、できるだろうとの答弁だった。

また、1月に中間報告が出された後、市民にも公表し市民の意見を聞くために
パブリックコメントを募集することについては、
必ず実行すると約束してくれるかと念を押したら
副市長が信頼してほしい・・・と答弁。
信頼するので、ぜひとも実現してね・・・

さてさて、今日の6番目に質問した公明党の山崎さん・・・
男女共同参画センターのあり方という質問で、なんと!
男女共同参画は市民活動の一環だから、センターの名称を
市民活動センターに変えるようにと提案します・・・だって!
えっ?えっ?えっ? 何言うの!
とおもわず、声が出た。

しかし、市長の答弁がよかった!
まだまだ、男女共同参画には程遠いのが現状だから・・・
県会議員はひとりもいないし、女性が人口の半分以上を占める
敦賀でも3人しか女性議員がいない・・・
と、やんわりではあるけれど、男女共同参画という言葉は
いまはまだ必要だと明言してくれた。

12月議会での市長の答弁は、ジェンダーに配慮した発言が多かった。
いや~、うれしいですね~・・・マジで・・・
これからも男女共同参画センターが名称とともに
存続していくよう、願ってますよ!

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配偶者控除はどこへ行く?

2010-12-06 | ジェンダー関連

2010年12月6日(月曜日)
最近、女性と政治についての取材が増えてきている。
福井県女性議員の会・会長という肩書のせい(おかげ?)である。
福井県の県議会に女性議員がいない日本でただ一つの県なのも、
けっこう注目を浴びている。

女性議員を増やしたいと願う一方で、女性なら誰でもいいのか・・・
という問題が常に付きまとうのも事実だ。

男女平等やジェンダーに無関心な女性議員なら、
いないほうがましだから・・・

さて、今日の毎日新聞の社説・・・配偶者控除を取り上げています。
お約束は守ってほしいですね、ほんとに・・・

社説の前に、女性と貧困ネットワークが3日に出した声明文を
読んでいただくと、より配偶者控除の廃止について
理解が深まるものと思います。

   ****************************
 配偶者控除の廃止に向けての声明

              2010年12月3日
            女性と貧困ネットワーク
            千代田区神田神保町2-28
                          
私たち「女性と貧困ネットワーク」は、シングルマザー、シングル女性、
女性労働者、路上生活女性、レズビアン、外国人女性、高齢女性、障害女性など、
貧困にさらされる女性たちがつながり、ジェンダーにもとづく
女性の貧困化と経済的不安定化およびそのことがもたらす
様々な問題の解決をめざして活動する女性たちのネットワークです。

現在、子ども手当の財源に関連して、
配偶者控除の見直しについての議論が行われています。
報道によれば、来年度の子ども手当上積み分の財源として、
配偶者控除の所得制限を設けることなどが検討されているということです。

私たちは、配偶者控除について、廃止すべきだと考えます。
また控除から手当へという流れについても歓迎します。

配偶者控除とは、所得38万円以下(年収103万円以下)で
所得税を納める必要が無い人に関し、
その配偶者も控除が受けられる所得税の中の制度です。
この制度は、国民年金第3号被保険者制度などとともに、
夫が外で働き、妻は家事・育児・介護を担うという、
性別役割に基づく片働き世帯を優遇する社会構造を維持・強化し、
103万円の壁と言われるように女性の就労の抑制と
非正規雇用化・低賃金化をもたらし拡大してきました。
それは特に、ひとりで生計を立てるシングル女性やシングルマザーに対して、
過酷に作用してきました。

税や社会政策は、シングルであっても結婚していても、
配偶者に扶養されていてもいなくても、子どもがいてもがいてもいなくても、
離婚等でシングルマザーとなっても、不利とならない、
性や生き方に中立な政策でなくてはなりません。
この観点から配偶者控除の廃止をすべきです。

また、私たちは所得税の基礎控除を大幅に上げて、
一人の人間が生きていく最低基準まで課税最低限度を上げることも
視野に入れるべきだと考えます。
ひとりの人間が働いて人間らしく暮らせる、
あるいは働けなくても安心できる保障がある、
そんな社会を築いていきたいと思います。

   ******************************


配偶者控除 「廃止」の約束どこへ?
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20101206k0000m070103000c.html

民主党政権にもう一度問い直したい。
国民に約束した「控除から手当へ」の原則は一体どこへ行ってしまったのか。

子ども1人当たり月1万3000円の給付で今年度スタートとした子ども手当。
11年度からは満額の2万6000円に引き上げられるはずだったが、
財源不足から、7000円上積みし月2万円とすることが
厚生労働、財務など関係5閣僚の間で合意された。
約束より6000円少ないだけでなく、
上積み分の受け取りは3歳未満に限定した。

これによって必要となる追加財源は年約2400億円に抑えられる。
ところが、それでも何を財源に充てるかが、いまだ政府・民主党内で決まっていない。

負担増を国民に求めるのが嫌だから、
「すべての子どもを社会全体で育てる」という理念を曲げ、
子ども手当に所得制限を設けるといったことも検討されてきた。

しかし、理念を曲げるわけにいかないということからだろう。
所得税の配偶者控除と成年扶養控除の縮小で財源を捻出する案が有力になったという。
ただ、最終的にそうなるのかは、不透明な要素も残る。

民主党は、政権交代前のマニフェストに
配偶者控除や扶養控除を廃止すると明記していた。
ところが廃止への反発を恐れ、配偶者控除や成年扶養控除は存続させたまま
子ども手当の実施に踏み切った。
「控除から手当へ」というより「控除も手当も」である。

今や共働き世帯の数は、働く夫と専業主婦の世帯を大きく超える。
特に所得の低い世帯は、共働きなしで家計を支えるのが困難だ。
配偶者控除の適用割合を所得別にみると、年収200万~300万円の所得者で
10%に満たないのに対し、年収1000万~1500万円では6割を超える。
夫だけの収入で十分な生活水準を維持できるためと考えてよい。

配偶者が働かなくてもやっていける世帯が一般的に優遇され、
共働きをしなければ暮らしていけない所得層には恩恵が及ばない制度は
やはりおかしくないか。

さらに、男女共同参画社会を目指すというなら、公約通り廃止するのが筋だろう。
成年扶養控除についても同じだ。
障害などによりどうしても働けない配偶者や扶養家族については、
別途、給付という形で支援できるように工夫すればよい。

一度に廃止するのが困難なら、控除対象に所得制限を設け、
高額所得世帯を対象から外すことも暫定的な策としてやむを得ない。
その場合、最終的にどのような負担と給付の関係にするのか、
きちんとした制度設計を整えておくことが肝心だ。

 

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つるがCAP活動10周年記念講演会~「性犯罪被害にあうということ」

2010-11-27 | ジェンダー関連

2010年11月27日(土曜日)
今日は午後から「つるがCAP活動10周年記念講演会」・・・
なのに、昨晩から頭痛と吐き気がおさまらない・・・

講演会は「性犯罪被害にあうということ」という本を出版した
小林美佳さんが講師
小林さんは性犯罪被害の当事者として、実名でカミングアウトした女性だ。

なにがあっても行くぞ! と決めていたのに、いかんせん身体がいうことを
聞いてくれない・・・
お昼過ぎになっても体調はもどらず、つるがCAPの友人に電話で
断りを入れた。
あ~、自分の体がうらめしや~・・・

痴漢やセクハラも含め性犯罪に巻き込まれる女性は非常に多い。
でも世間は、必ずと言っていいほど、
スキがあったから、思わせぶりな格好をしていたから・・・
などとさも、被害者側が悪いと言わんばかりに責めたてる。
警察に被害届を出したとしても、被害状況を詳細に問いただされることは
非常に苦痛をしいられる。
性犯罪は身体だけでなく心までも深く傷つけてしまう。
しかもその傷は一生、その人についてまわるのだ。

勇気あるカミングアウトをした小林美佳さんの話をほんとに
聞きたかった!!!

昨日の福井新聞でも写真入りで紹介されていたが、
WEBに記事が見当たらなかった・・・
ふくいの生活応援サイト「ふうプラス」のイベント紹介に
掲載されていた講演会の案内をどうぞ。

つるがCAP活動10周年記念講演会

「性犯罪被害にあうということ」
 講 師 小林美佳さん
 性犯罪被害者支援活動「みかつき」主宰

☆プロフィール☆
東京都出身。大学卒業後、司法書士事務所、弁護士会に就職。
司法書士事務所に勤務していた2000年8月、性犯罪被害に巻き込まれる。
その経験を踏まえ、性暴力被害者との交流を中心とした
支援活動にたずさわっている。

性暴力は、特定の人に起こるものではなく、
性別、年齢、階層に関係なく起こっています。
この犯罪は被害を受けた人への偏見や誤った対応から、
加害者より被害を受けた人が責められ非難されてしまいます。
被害を受けた人は、様々に傷つけられ、
なかなか暴力について訴えられず表面化しにくいのが現状です。
小林美佳さんは、ご自身の体験について、顔と実名を公表し、
書籍「性犯罪被害にあうということ」を出版されました。
直後から小林さんのもとには、同じような体験をした
様々な世代の人たちからメールが寄せられ、
その数は1500 人を越えているという事ですが、その内、
被害届を出した人は10 人程度だということです。
社会から否認されやすい性暴力。その被害を受けるということが、
その後どのような生き辛さを強いるのか。
被害直後の大変な混乱から自分を取り戻すまでの道程と、
周囲の人に求められる理解と支援のあり方などを
小林さんにお話していただきます。

【参加費】 500円

主催 つるがCAP 
後援 敦賀市教育委員会 
協力 敦賀市市民協働課 男女共同参画室 

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「DV被害者支援研修会」

2010-11-16 | ジェンダー関連

2010年11月16日(火曜日)
午前中、市役所でヒアリング。
午後からは、つるがCAP主催の「DV被害者支援研修会」に参加。
講師はジェンダーの研究やデートDV、労働問題で活躍されている
伊田広行さん。

最近、10代や20代の若者の間に増えてきているデートDV・・・
研修会の冒頭、NHKのクローズアップ現代で放送された
デートDVのビデオを観る。
番組には携帯電話やメールが相手を束縛し監視するツールになっている現状や
相手を束縛し束縛されることが愛情だと思い込む恋愛幻想の罠に
落ち込んでいく若者たちが登場する。

ワークショップ形式で始まった研修会の参加者は15人。
敦賀市の男女共同参画センターの相談員のかたも参加。
相談員の方からは高校生対象の「デートDV」講演会の事業報告があり、
今後もデートDV に対する積極的な取り組みを続けていきたいという話だった。

ファシリテーターの伊田さんのお話はとてもわかりやすい。
労働の対価である賃金は、家族を養うためのものとして決められてきたから
女性の賃金は世帯主である男性を越えられなかった・・・
それがパートタイマーという労働形態をつくりだし、派遣労働へと移行していった
という経済学の話も恋愛の話もジェンダーの視点が中心である。

恋愛感情をカップル単位でとらえることが
DVへとつながる危険性をはらんでいるという。

わたしだけを見ていて・・・
わたし以外の人を見ないで・・・
わたしだけのことを考えて・・・
片時もそばを離れないで・・・
あなたのすべてを知りたい・・・
恋愛感情を持つと相手を束縛したくなる気持ちが募る。
力の弱い側は、相手のいいなりになることが愛情だと思い込んでしまう。
束縛され、監視されてもそれは、愛されているからだと思い込もうとする。
「愛してるからこそ」「愛されているからこそ」という言葉の裏に
DVがひそんでいることには気付かないままに・・・

恋愛の相手がDVの被害者や加害者になってしまうまえに、
ひとりひとりが人としてシングル単位で自己決定ができる主体性を持った
生き方を学ぶことが大切だ。

わたしのことはわたしが決めるということは、実はとても難しい。
そこに愛情がからむとなおさらだ。
相手への思いやりの気持ちと、気遣いがときには自分自身をしばってしまう。

わたしは主体性を持った生き方をしているだろうか・・・
を深く考えさせられた研修会だった。

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