今日の考え事〈applemint1104〉

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第66回「紅白歌合戦」の感想

2016-01-01 20:46:10 | テレビ

一晩経ったらもう過去の物ですが、何となく昨日は見ていて気分が良かったので書いておきます。
何といいますか、昨日の紅白はひと味違った感じでした。
前半は初めて聞くような歌もあり、聞き慣れた歌の間にハッと耳をすます時間もありました。
初めはガチガチだった司会者も次第にほぐれてきていいムードになったのは、ジャニーズのグループが大勢出ていて全員のチームワークが歌合戦のムードをリードしたからではないでしょうか。
途中から全く紅白らしくなくなり、若い歌手達が伸び伸びしていて普通の歌番組のようでした。

後半次第に重たくなったのは、ベテランが出始めた頃からです。
長年歌われてきて聞き飽きた歌をこれでもかとダメ押しです。
今更これを有り難がって聴く人がいるのか?もしかするといるのかもしれませんが、いずれにしろ場がどよーんと重たくなっています。
もはや新鮮味が全然ないのです。

万人に受けた曲というのは、聞き飽きた曲、廃れた曲なのです。多分…
五木ひろしや和田アキ子、それに森進一ですが、森進一は昨日で紅白を卒業しました。
自分で卒業と言わないといつまでも登場させられるものなんでしょうか。それも酷ですね。
70歳近い森さんのお袋さんって生きてれば100歳くらい?その70歳が最後に叫んだ「かあさんー!」あの意味って何だったのでしょう。

もう紅白は普通の歌合戦でいいのではないですかね。
何も一年の終わりだからと言って過去の普遍的な?歌を聴かねばならないということはないのです。
そういえば毎年趣向を凝らしていた紅白がついに工夫するのを止めて普通の歌番組にしたら、とても自然で良かったという、そんな感じ?皮肉でしょうか。
外国の歌手もいなかったですしね。

前半で良い曲だなーとハッとしたのは乃木坂48の歌でした。
秋元康の詞が若い歌声と美しい旋律と見事にマッチして、澄み切った歌になっていました。
島津亜矢の「かえらんちゃよか」これも良かったです。
詞の意味が良く分からなかったけれど、独特の世界があって会場がシンとしましたね。
この二つは初めて聞く曲でした。

ぱみゅぱみゅさんが出なかったのはやはり特定の人が聞く曲だから?popカルチャーの分野だから?
中堅の人たちも安定していますが、そろそろ飽きてきました。パヒュームはNHKへの貢献度が高いのでしょうね。
それと林檎さんはどこに需要があるのか?
いつも詞がイヤらしいし、何だか聴いてて恥ずかしくなります。
滅多に出ない大物を目玉にするなら、昔のフォークシンガーなど出て欲しいですが、おそらくメッセージ性が強くてダメでしょう。
結局大衆的な、歌謡曲路線なんでしょうね。

昔、余りに紅白が神格化されてしまって日本人なら大晦日に紅白を見るものという固定観念がありました。
だから反発する人がいてわざと見ない派がありました。
でも今は見ても見なくてもどっちでもいい緩さがあります。
なんだかんだ言っても、昨日は衣装も派手で舞台のバックもとっても凝っていました。見たーという満足感がありました。

司会の綾瀬さんはそつなく司会をこなして勝利して感激していました。私は何年か前のドジと泣きベソの綾瀬さんを見て何となく好きになりました。
成長した綾瀬さんは、もう別のステージに立ってしまったんですね。