今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「家政婦のミタゾノ」3話の感想

2018-05-06 10:44:37 | ドラマ
今回はとてもよくできた回でした。
どうしたらこれほど馬鹿馬鹿しく下らなくできるんだろうと。
 
アホらしさは枚挙にいとまがなく元刑事が退職したのに部下が自宅に押し寄せ捜査の続きをしているなど、ありえないことが‥。
その娘、真実が連れて来た結婚相手は、作家と言いながらその証拠を見せようとしません。
咄嗟に「病院の肛門科で医者をしている」と嘘をついたものの、実は病院のコンビニでアルバイトをしています。
娘は父親の勲章である金のメダルをオークションで売りに出していました。
妻は父親の部下に色目を使い、金銭や高価なものを貢いでいました。
と、父親の理想とする家とは程遠い家庭でした。妻と娘は父親に合わせていただけ。
それをミタゾノは暴き出します。
いつどこで調べてるのかまったくわからないのだけど、ミタゾノは全てお見通しなのです。
もうスーパー家政婦というより名探偵の名がふさわしいでしょう。
 
この結婚相手役の男の演技がオーバーで、気持ち悪いですが、最後に分かる「官能小説家」という役柄からこういう演技になったのかもしれません。
まー警察官の立派な父親なんて、実は本人とのギャップが凄いらしいから、そこを冷かしてるのでしょう。
にしても、剛力がなんかちょっと…
ただ明るくて軽いだけの演技が物足りない。「ビブリア古書堂」の時のあの透明感とミステリアスな感じはどこにもなくなった‥
 
一方、真実の恋人の三島は通行人にぶつかられて鞄を取り間違えられてしまいます。
その中には血の付いた衣類と刃物と、大金が入っていました‥。
殺人者の持ち物だったのです。それを持っていたために三島は犯人の疑いをかけられます。
何と父親がその連続殺人事件を担当していました。
そして尋問される三島は、窮地に追い込まれます。
最後、父親が愛読していたすっぽん何とかという作家、官能小説の作者が三島だったという落ちでした。
全編、あほらしくて笑いしかこみあげて来ません。
 
一つ難を言うと、殺人者が目撃者を探して家を訪問し、目撃者を殺そうとしていた話は室井滋さんがよく語る実話と同じですよね。
そこから拝借したのかな?
でも、目撃者だからと言って殺すという人なんているんだろうか?
室井さんもそこまでは言ってなくて「もしかしたら殺されてたかも」と言ってたようでした。
 
しかし家事の裏技なども含めて、よくこれだけ多くの物を詰め込めたもんだな~、感心します。
ナンセンスのセンスがある人っているんだよね。才能が羨ましいです。