今日の新聞から。
世界有数の投資家であるウォーレン・バフェット氏が米国の4州で発行される地方紙63紙を買収するそうだ。
何故に今この時に、時代に逆行するような地方紙を買収するのか？
誰もが首を傾げる。
しかし記事によると、キーワードは「地域密着」だそうだ。
バフェット氏は他の投資家の手法とは一線を画す。
割合地味な優良株を安く買い、余り売買しない。
長く持ってその会社の成長を待つ、というやり方。
オーソドックスなんである。
でも氏は今癌を患っている。そんなに長くは待てない筈なのであるが‥
氏は買収した新聞社に対してこう述べている。
これからは紙とデジタル化の最適な融合が望ましい。その為の努力を惜しまないで欲しい、と。
また、大手の新聞社が潰れたのは、大手の価値観ばかり優先して共有のアイデンテイティーを築けなかったから、とも語っている。
地方紙は大手とは違う。特別なコミュニティーを築く事の出来る独自の物だと。
大きいか小さいかは問題ではない、意義があれば存続していける。
そんな風に私は読んだ。違っているかもしれないけど。
今の株価は企業価値より大分安くなっている。
だから充分採算性がある投資と捉えているようだ。
面白いなぁ、発想が。
コンピューターがプログラムに従って売買を繰り返すアルゴリズムとは、対局にあるやり方だ。
もっとも、既に成功してしまっているからこういうやり方が出来るわけで。
余裕があれば何でも出来る。
私も何か有望な会社を探してみたくなりました。