あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

ランチ間に合わず

2011-07-30 14:52:38 | Weblog
あー、今日は土曜日、このあたりのランチは2時までなので、なんとかそれまでに病棟と外来と終わらせて、ゆっくりランチを楽しもうと思っていたら、オペになっちゃって、私が行ったころにはメインは終わってましたが、看護婦さん1人しかいませんので、終わった後に、跡かたずけに掃除に、ベッドメイクに次回の手術の準備とお手伝いしていたら、なんだかんだ、この時間、もう、ランチ終わってる。ファミレスぐらいしかありません。悲しい。オペ室も掃除のおばはんでも、ずぶの素人でも、猫の手でもいいので、人を増やしてほしい、いくらなんでも一人はつらいぜよ、院長殿。

ここのところ、週末はなぜだか、緊急が入りまして、ゆっくりできません、、、とほほ。
明日は呼ばれませんように、、、、。

新しい先生

2011-07-29 19:21:04 | Weblog
先月、レジデントが去っていき、先日、ちょっと間をおいて、新しいレジデントがやってきました。
素直な先生ですので、がんばってどんどん吸収してほしいものです。
でも、やっぱり新人さんっていいですね、教えるのは大変だけど、自分も成長できるし、なんかこう、みんなの刺激になるね。

今週はなんだかんだ、3症例担当させていただきました。
最近は基礎疾患が多い方が多く、合併症が心配ですが、みんな順調に過ごしています。
来週も7個ぐらい入ってましたが、末梢やCABGはなく、ポンプ症例ばかりです。
チャンスが来るといいのですが、週末はたっぷり休んで、また来週がんばります。

4針吻合

2011-07-23 21:41:38 | Weblog
今日は福岡の田代先生が来られるセミナーがあるということで、外来ソッコー終わらせて参加しました。冠動脈のクロスの4針吻合の話で、糸裁きがやや、ややこしそうですが
良さそうな方法だと思います。今度、ボスがいないときにやってみたいと思いますが、糸裁きの手順をイメージトレーニングしておかないといけませんね。田代先生に挨拶して、今日のビデオとスライドをいただきました。ハードディスク持っててラッキーでした。最近、ビート君がホコリをかぶっているので、4針吻合の練習をしてみたいと思いますが、糸を4本使うので、練習にもコストがかかります。また、余り糸を集めないとね。
後半はウェットラボのコンテストがあり、参加しましたが、私より若い先生ばかりで、ちょっと恥ずかしかった、でも、緊張で手が震えまくって
全くダメでした。ちょっと練習しとけばよかった。でも、よい刺激になりました。みんな、上手で、私もまた、練習をしなくてはいけないという気持ちになりましたよ。
帰りに友達と、エキストラコールドという-2℃のビールが飲める店にいきました。30分ほどならびましたが、マジで頭がキンキンで、痛くなる旨さでした。夏季限定なので、また、機会があれば行きたいですね。



松本

2011-07-13 13:19:37 | 学会活動
今日も無事手術終了となりそうです、小生、夕方から松本に行かせていただきます。
明日からの冠動脈外科楽しみ、、、。
スライド9割がたOKですので、あとは現地で手直し、英語はめちゃくちゃですが、何とかなるでしょう。


英語で

2011-07-10 09:51:00 | Weblog
ようやく、来週の冠動脈外科のスライドが出来上がりました、今回は、なぜか英語のスライドにチャレンジ
なので、今回は真面目に原稿を作って練習しとかないと、いつもみたいにスライド作ってあと本番ではやばいかも、日本語ならいざとなればスライドの棒読みでもいいいけど、英語は、自分で英語読めなくなって発表の途中で止まってしまいそうだからね。
これで、しばらく学会も落ち着きますかね。
今年の前半はほぼ毎月のように学会に行かせてもらいまして、6回発表の機会をいただきました。こればっかりは病院に感謝です。でも、そろそろ、年末や来年の学会の演題締め切りが近づいてきますので、また、ネタ探さないといけません。

しんどかった

2011-07-09 14:23:51 | Weblog
今日の外来はマックス埋まってて、ややしんどかった。そのくせ最後のほうに、ある宗教団体の信者のようですが、変わったおばさん来て、普段は別の先生にかかっているのだが、いつも取り合ってもらえないからと、初めて私の外来にきて、ずーと人生相談のような内容の質問をされ、あーいえば、こういう、という感じで、何を話しても納得せず。
明確な答え聞けないと納得できないようで、私があいまいに答えていると、だんだんと機嫌悪くなってきたようで。
人間の体に明確な答えなどありゃしないのに、人それぞれなのに、自分の主張ばかりで、、、かわいそうな方です。
結局、何をしてほしくて私の外来に来たのかわからん、カルテを見ると術後7-8何年経っていて、イベントもなく順調にきているほうだと思うが、しまいには手術したらあとは知らんぷりかいとまで言われ。あんたの性格じゃそりゃ見放されるわなーと心の中で思いながら、このおばさんに付き合ってたら、きりない、今日の外来終わらんわーとおもい、申し訳なけど次の患者さん待ってるので、勘弁してーと言ったら、怒って行ってしまった。
私の態度も悪かったのかもしれませんが、なんか、いやな気分が残りました。
まー、実際に患者さんの数からして、5分診療になってしまいますので、申し訳ないとは思いますが、混んでいるの分かっているだろうに、話が長い人や、勝手な主張をひたすら、述べていく方には正直、まいるかな、愚痴外来みたい。
もう何年も通っていて、気心知れた患者さんたちなら、世間話しながら、変わりないこと確認して5分で十分ですが、じっくり見るという意味では、ホームドクターというのがよいのでしょうね。
今日は、ちょっと忙しくって、愚痴ってしまった、基本的に外来は好きなんですけどね、2か月に1回、5分しか話しないけど、それでも何年も通ってくれている方々とは、一定の人間関係ができて、いろんな話が、ちょこちょこ聞けるし、自分の担当した患者さんが元気になって行くのを定期的に見れるし、人間手いろいろだな~と思える場所なのである。
そう思っているのは私だけで、ホントのところ、やはり患者さんでもいろいろ文句もある方もいるのだと思う。私らには直接ぶつけてくる人は少ないけどね。コメディカルに理不尽なこと言っている方とかを見ると正直、悲しくなります。強きものは弱く、弱きものにはめっぽう強い。でも人間って、そうやってどこかでバランスを取っているんだと思うから仕方ないか。

onlay patch

2011-07-08 08:35:44 | Weblog
先日の学会で高梨先生と上田先生の教育講演がおもろかった。
高梨先生はもう、onlayを極めた感じであり、手技は完成したようなことをおっしゃっていましたが、主張されていたことは、onlayはLADのみならず、対角枝や中隔枝の血行再建も行うことで、術後の収縮率が改善すること、endarterectomyは当然だが引っこ抜いてはだめで、末梢側の内膜固定をすること、onlayのheal,toeは8-0で、サイドは距離が長くて糸が緩むので、7-0に変えてダーと、冠動脈の後壁近くを拾うように縫うと。RCAのendarterectomyはことごとくだめであった、それはやはり対角枝や中隔枝がなく、flow demandが少ないためと考えると。onlayにはoff-pumpが適していると、症例によっては、吻合中、末梢の血行維持を考えなくてはいけないと。術前から抗血小板剤を1-2剤内服させ、術後はプロタミンを極力使わず、ヘパリンを持続で使い、末梢が閉塞しても、対角枝や中隔枝が流れている場合は心電図変化が出にくいので必ず翌朝にCAGをやるとのことでした。徹底しているけど、すごいです。
上田先生のうんちくは、時間がないので、またこんど。

PHS

2011-07-07 19:50:24 | Weblog
当院でも医者の数が増えて、色々な部署ができて、医者が院内のあちこちにいて、つかまらないとの苦情から、いよいよPHSを持つことになったのだが、常に束縛されている感じがしていやなものです。
先日もトイレで○ンコして、一人の時間を過ごしていたら、普段はそれほどならないのに、こういうときに限って、何度もPHSがなるものです。ゆっくり○ンコもさせてもらえない。
トイレに入るときはPHSの電源を切ってから入ろうかと思ってます。
いいところがドンドンなくなっていくなー、これも時代の流れですね。

血液どろどろ

2011-07-07 12:52:44 | Weblog
だいぶ暖かくなりまして、脱水になる方が多いのでしょうか、内科のほうでは血栓によるAMIなどが増えている印象です。
外科ほうも、少し予定手術が減ってきた印象ではありますが、何だかんだ、先週も緊急が2件、今週も準緊急が2件入りまして、結局、連日2件の手術で埋まってしまい、オペ室スタッフも連日午前様で寝る時間もまともにありません。
この体制でいつまで持つのか、ちょっと不安。スタッフを増やしてほしいが、贅沢な話なのでしょうか、他の病院の状況がわかりませんので、なんともいえませんが。経営としては人件費を削るのが一番ということはわかりますが。
現場としては、その場しのぎでなく、長期的な眼で物事を考えていただきたいと思ってしまう。
おかげさまで、最近はラッキーなことに病棟で術後に長期化する方が、あまりいないので、病棟は何とかなっており、手術中止ということはあまりなくなりましたが、スタッフがもたん気がする。
わたしが考えても仕方ないので、これ以上は考えるのをやめることにしよう。

症例検討会

2011-07-07 12:22:48 | スーパースターども
先日、当院で症例検討会を行いました、毎年、ライブをやっていましたが、今は何かと厳しいご時勢ですので、このたびは症例検討会と講演などなどで、私は外来と緊急手術が入ってしまい残念ならがほとんど参加せず、打ち上げのみの参加となりました。
県内の先生方が30人ほど参加してくださり、なかなか盛況のようでした。
講演は今年もまた、大動脈ネタでしたが、関西方面のとある病院の先生で、私も全く存じ上げていなかったのですが、緊急手術が半分を占めるという野戦病院的なところであります。
今回の講演のテーマは意識障害を伴う急性大動脈解離ということで、通常は意識障害があると手術適応から除外されることも多いと思うんですが、そこでは比較的積極的に手術をされていまして、脳のむくみの状態によっては積極的に開頭手術も行って救命しているという激しい先生でした。ポイントとしてはやはり、ゴールデンタイムがあり、発症から手術までの時間が大事とおっしゃっていました。たしか4時間ぐらいまでであれば、血流を再開すれば回復の見込みがあると。また、有意でないほうの片側の大脳の障害であれば、高次障害も少ないケースもあると。あと、頭のCTをこまめにとって、正常の脳を圧迫する所見があるときは減圧が必要だと、減圧しないと、脳障害はドンドン進行していくとのことでした。脳外の先生からしたらあたり前の事かもしれませんが、なかなか普通はそこまで積極的にやるのは色々な条件がそろわないと難しいかもしれません。術後も長期化しますので、管理がしっかりできる施設でないと。
打ち上げでも、お酒をいただきながら色々とお話を聞かせていただきましたが、とにかく、救命に対するその執念というか根性はすごいと感じました。
まだまだ世の中には学会には出てこられませんが、現場で頑張っておられるすごい先生が沢山いるのですね。

めずらしい

2011-07-05 21:26:28 | Weblog
今週もなかなかめずらいし症例がエントリーされてました。BWGですが、ほとんど生まれてすぐに亡くなってしまうという恐ろしい病気ですね。
いちおう、いろいろ方法はありますね、単純にLMTを縛る、バイパスする、PA内トンネルの竹内法などね。
少し勉強してみますが、成人はM弁にも手を加えた方が良いという報告もありますが。

讃岐の夜

2011-07-05 18:40:45 | Weblog
関西胸部行ってきました。うどん3杯、ラーメン2杯いただきました。
初日は22時ごろ向こうにつきましたが、厚生と日赤のメンバーで飲んでいいるとのことで、関係ないけど、勝手に合流
二日目は内輪で飲んで二次会から同級生、その他と合流
飲み食いの思い出ばかりだが、これが学会のもう一つの楽しみであり、大事な情報交換の場でもある。
発表は、新しいことではないので、お情けで通してもらった感じで、座長の先生に「以前はやりましたね」の一言で締めくくられました。以前ていうけど、そのころまだ俺は働いてないっていうの。リバイバルと思ったから出したけど、あんまり食いつき良くなかった。
トランジットフローの新しい解析みたいなのをランチョンでやってて面白かった。っていうか、うちフロー計ないので、ますますほしくなった。
今日もCABG3本つながせていただいたけど、RCAは50%程度で、負けるんやないかと心配で、ドップラー聞いたけど、なんか、拡張期成分が少なくて、、、、RCAの場合は収縮期優位の2層性のはずやけど、それにしても拡張期がほとんどないような。まー、詰まっても問題はないが、どういうことなのだろう、やはり、音だけで判断するのは、良い時はいいが、悪い時に細かく分析できないし、血流量や、抵抗もわからないから、そのままにしていいのか、縫い直したほうがいいのか、きめられない。
話はそれてしまったが、業者のブースでフローメーターのデモ機を持ってきてもらう様にお願いしたので、楽しみです。病院が買ってくれるかどうかは別ですが。
年間にCABG100近くやってればね、いいでしょ。

あとは、やはりわれわれペーペーには教育講演が良かったかね、基本的なことのおさらいになるし、特別なことでなく、ほんとの標準手術の説明みたいな感じでね。

来週は今度は冠動脈外科で信州は松本に行ってきます。
最近、出かけてばかりで、病院がおろそかにならないように、注意しなければいけません。