でけた

ようやく、書きかけのケースレポートが一つ完成しました。
もちろん日本語です、なんてったってケースレポート書くの、実のところ8年ぶりぐらいですから、恥ずかしながら。
もうすこし慣れてきたら英語にも挑戦しなくてはいけないかな、大嫌いだけど。
今は金さえ払えば翻訳してくれる業者もおるし、インチキだろうがなんだろうが、載ったもん勝ちや。
あとは文献整理して、写真処理すればOK、症例報告してから一年ほったらかして置いたので、結局、文献全部読み直すはめに、、、。
やはり発表と同時に書かないといかんね、ほんとは。
たしか指導医取るのに筆頭で5個だったかね、おっと、その前にまだ、専門医ももってねーけど。
ネタやアイデアは沢山、頭の中にはあるんですが、データ集めて書く暇がねー。
もう一つ、書きかけのケースレポートがあるんでございます。文献もそろってるので、これも8月中にはなんとかしたいです。
専門医申請の資料もそろそろまとめなきゃいかん、やること沢山です。

MEGA CAB

週明けから夜中までの手術となり、オペチームぐだぐだとなりまして翌日はさすがに朝からはきつくて、1例目は昼スタートにしましたが、入室時間近くになってもオペ室ナース現れず、電話したら、寝坊とのこと。仕方なく緊急のごとく我々も手術室の準備を手伝い、なんとかセーフ。当人は落ち込んで、取り乱しており、ついに、こんな状況にまでなって仕事続けるのばかばかしくなってきたと発言。こんな昼も夜も休日も無いような状況で、寝坊したからといって、誰も攻められません。逆にやめないでいてくれるだけ感謝、感謝であります。すべては労働環境を改善しない上層部の責任である。一例目はIEのMRでしたがサクッと弁置換して、おまけでcoronary-PA shuntがあり、ついでに結さつして終了、shuntのため心筋保護の入りが悪いのか、止まりが悪かったが、それでも元気に動き出してくれたのでよかった。
二例目はのんびり19時ぐらいからスタート、珍しく1枝のCABGです。MIDCAB適応の症例でしたが、いろいろあり安全のため最初からMEGACABとなりました。久しぶりに担当させていただきましたが、ボスがいませんでしたので緊張してしまいましたが無事終了。
22時ぐらいには終わり、なんとか午前様にならずに帰れました。
これでも早く終わったと思ってしまう感覚が、もう狂っている。

ＭＡＣとＡＡＣ

ようやく梅雨も明けたようで、これから少し手術も減りますかね。
今週も始まりましたが、本日も早速緊急のＵＡＰが入りまして、本日の２例目の予定手術がまた、飛びまして、ようやくメインが終わり、ただ今止血中です、私も朝からずーとでしたので、後輩にお願いして手を下ろさせていただきました。ＯＦＦ－ＰＵＭＰですが、さすがに抗血小板剤てんこ盛りで、ヘパリンも流れており、触るところ触るところいたるところから出血しまくって、焼いても止まらない。ＩＭＡ取るのも血の海で、片側取るのに１時間もかかってしまいました、しかも解離してた。ＩＭＡが長く分岐の近くだったので吻合予定部の末梢だったので問題にはなりませんでしたが、ちょっとショック。
一例目はＤＶＲでしたがどちらの弁も弁輪の石灰化が激しく、いわゆるＭＡＣとＡＡＣでした。ＡＡＣとはあんまり言わないかな？、という事でＭＡＣにはキューサーの出番となり、珍しく前尖の弁輪がメインのＭＡＣで、左房側からはキューサーが角度的に入らず、大動脈ごしに左室側からキューサーで石灰化を溶かすという方法にて挑みました。やはり８時間と長丁場になりまして、さすがにくたくたであります。
これからもろもろやって寝るの３時過ぎか、明日も２例入ってるが、週明けからこんなで、みんな体持つのでしょうか。

住民税

昨日帰ってから、給料明細を見比べてたら、住民税が倍になってた、それで給料が減ったのですね。別に病院側の手当てが減ったわけではないみたい。
昨年から、バイトが増えましたので、年収があがったわけで、それで今月から住民税アップしたらしい。
逆に、こんだけ取られてるんなら、もっと市の恩恵受けてもいいはずだけど、忙しすぎてなんも利用できんね。

今日は外来でみかん農家のおじさんに温室みかんを２箱頂きました、うちでは食べ切れませんので、１箱は病棟においてきました。
しかし、いまやみかんも一年中ほぼやってるのね。

病棟もそれなりに落ち着いてはいます。
今日はお祭りで夕方から打ち上げ花火がありますので、天気もいいし、ちょっと一足お先に夏を堪能してきます。

減俸の日

今日は給料日でしたが、何故かまた、給料カットになっていました。
なんか、もう笑ってしまいます。
基本給は変わっていませんが、なんか手当てか何かか？
どうなっているんでしょか、また、さらにやる気がなくなってきました。
どこかに盗聴器でもしかけてあって、俺が院長や理事の悪口言いまくっていることがばれているのでしょうか。
後輩も同じく減俸になっており、勇敢にも理事に文句を言いにいったらしいですが、難しい理屈をこねられて、まんまと丸めこめられ帰ってきました。
こちらも給料明細のからくりを知っていないと、事務屋には勝てません。
どうせ、医者はアホで給料のからくりなんて知らんで、適当にだましとけと思っているのでしょう。
基本的に事前に報告なく給料を減俸するのは違法らしいです。しかもうちの病院で外勤に行くとその分、給料は減らされ、結局あまり増えなくするのも、本来は違法行為らしい、考えてみれば当たりまえだが、私もこれについては理事に掛け合ったことあるが、うちの病院ではそういうものです、といわれ追い返された。
労働基準局に訴えれば、これは当然違法であるので、監査が入って、返してもらえることもあるらしい。
理性が働いているうちはそんなことしませんがね。働かなくなったらどうなるか。

この病院に恩返ししようなんて思っていた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきました。
やはり、学べること学んで、あとはどうにでもなればいいと思ってきてしまった。
いけませんね、腐っては、前向きに生きましょう。
ストレスがたまっているのだ、今週末はコール番ではないのでゴルフにでも行ってストレス発散だ。

一気に書き上げます

今日は足のＦＰバイパスです。
中枢のin flowが取れませんでしたので、FFで対側から持ってきました。
一昨日もそうですが、最近出た？新しいePTFEを使ってみました。確か針穴からの出血が以前のePTFEより少ないという噂だったのっだが、確かに末梢側は自分でトリミングできるし、出血もしないかもしれない。針と糸に口径差のある5-0proleneで吻合しても、すぐに止まった。しかし中枢側はやはりいかんね、proleneで吻合したら針穴から吹きまくって、ちょっと苦労した。やはりゴアテックスで縫わないといけないみたい、7-0ぐらいだと良いらしいが、締まらんね。
という事で、今日は昼過ぎに終わりましたが、レセプトやったりなんだかんだと貯まっている仕事をしていたら、いつの間にやらこんな時間です。せっかく久しぶりの１例であったのに。
昨日はほぼ徹夜で症例報告書いていたので眠い、でもこういうのは一気に集中してやらんと、時間が空くと忘れてしまってダメだね。考察の途中まで来たのでもう少しであります。
私は手術は下手糞なので、論文でも書かないと周りには勝てないぞと、先日ボスに言われました。論文嫌いですけど、時間もないですけど、そこまで言われたからには、悔しいので、これから症例報告ぐらい、バシバシ書きます。確かに上手い人は腕１本で生きていけるかも知れないが、下手糞は論文書いたり資格取ったりしないと、知らない人からは評価はされない。履歴書となるのは資格と学術的な実績のみである。

なめてはいけない

先ほどの緊急の足のバイパスの方は、昔に弁置換+CABGやっている方でして、抗血小板剤と抗凝固剤を山盛り飲んでいて、出血がなかなか苦労しまして、、、。血管は思ったよりいい、いつももっとひどい気がする。吻合や剥離が下手糞と言われてしまえば、それまでなのですが、とにかく末梢はなめると痛い目に合いますね。でも忘れた頃にしかやってこないので、ついついなめてしまうのである。

肺梗塞

今日はM弁形成一例で、問題なく終了しました。先月は緊急も多く３０例あり、いつも帰るの夜中になっていましたので、久しぶりに夕方に家に帰れるかと思っていましたが、甘かった。内科の先生から足のバイパスを頼まれました、昨日、PTA１０時間ｔｒｙしたようですが、透析さんでガチガチの石灰化でありまして、今日は足の色が悪いとのことで、急ぎでお願いしますとのことですので、２例目に入りましたが、１例目の終わりに、救急車で肺梗塞が運ばれてきまして、これはまさかと思いましたが、内科の先生が吸って溶かして、見事に成功、素晴らしい。
今日、整形の手術をした直後のことらしく、おそらく脂肪塞栓なのではないかとのこと。
かなりどかっと詰まっていたようですが、超急性でしたので、血栓溶解が効果ありです。やはり一日過ぎてしまうと溶かすのは難しいとのこと。診断した先生素晴らしい。やはり整形外科としては常に肺梗塞は頭の片隅にあるものなのでしょうか。
肺梗塞の手術は循環停止までもっていかなくてはいけないので、それなりに大変なのであります。

大動脈便形成

今日はバイト先の病院で３回目の再手術がありました。
１回目は若い頃にVSD、２回目はASD+大動脈弁形成、そして２年も経たずに、ARsevereに。
大動脈弁形成は前任者の先生が行ったものなので、今の先生には罪はないけど、そんな場末の病院でやっちゃいかん。でも、どっかの先生みたいに、Ross手術やらなかっただけ、まだましやけどね。
いがいとすんなり終わりまして、良かった。しかし、やはり弁輪が広がらずに、17ｍｍしか入りませんでした。EOAI　1.0はあるので問題はないがね。
大動脈弁形成は民間病院なんかではやっちゃいかんね。

late tamponade

今週のoffCABGの方が４日目でタンポになりまして、先ほどオペ室にてタンポ解除しました。術後２日目にはドレーンも薄く150ｍｌ/日程度でしたので、ドレーン抜去しましたが、本日になり急変、600ｍｌも貯まっていました。10ｃｍ切ってドレーン入れただけですので、出血源はわかりませんが、活動性の出血はとりあえずなさそうですので、洗浄して閉じてきました。offCABGなんて珍しいですが、やはり、グラフトの枝か、吻合部が引っ張られたか、ドレーンにグラフトが引っかかったのか、いづれかしか考えられませんが。
とにかく無事終わってよかった、おしっこも出てきました。

珍しい症例

今週は珍しい緊急が２件飛び込んできました。
予定もMR２件、CABG１件、DVR１件、AVR+4枝CABG、pararenalAAAとなかなか充実していたのですが、そこにまず来たのが外傷の下行大動脈破裂、またまた市民病院からの紹介でありまして、市民の心外はなにしてるんだか知りませんが、ちょっといわく付きの症例でした。いわゆるアル中でもともと翌日に更生施設に入所する予定だったと、しかし、詳しい事情はわかりませんが、入所がいやだったのか、飲酒運転で事故を起こしまして、車の中には焼酎の空き瓶が3本あったとか、、、、。もしかしたら自殺だったのかもしれませんが、酩酊で正常な判断はできなかったのでしょう。循環停止で無事に下行置換しました。手術はたいしたことないですが、これからが大変です、離脱症状に対してどうしていったらよいのか。
もう１例は、脳外に脳梗塞で入院中の方がAMIになって運ばれてきました、LADの根元で完全に詰まっていまして、内科でPCI、最初はMR無かったのに、翌朝のエコーでMRsevere、腱索が飛んでいました。虚血による乳頭筋断裂？、でも普通はLAD領域でなくてCX支配のはず？
何かおかしいと思いつつも、緊急手術へ、開けてみたら、まさにactive IEでした。
これで繋がりました、もともとIEが先にありき、ベジが頭に飛んで、冠動脈に飛んで、最後に乳頭筋が切れて。LADの広範なAMIでほとんど動いていませんでしたので、ポンプ乗せたら降りられないかなーと思い、PCPS覚悟していましたが、意外とすんなり、IABPだけで帰ってこれました。これからsepsisと心不全、腎不全との闘いであります。
これで先々週のVSDと含めて、ICUに外科３人、しばらく固定となりそうで、恐ろしい。

徹夜だ

ただ今、朝の四時半
本日の午後に発表のスライドただ今出来上がりました。
ビデオの編集はとにかく時間がかかる。
もう眠くて、間違いがあってもわからん。
もうすぐ外来です、少しでも寝ておかなくては。
お休みなさい。