今年もやってきました。

本日の正午でウインターセミナーの締切とのことで、朝からストリッピングありましたが、invisi gripでスポンっと引っこ抜いて、とりあえず形だけでもと思い、ＨＰ見たらやっぱりいつも通り1週間延期になってました。
ちょっと気が抜けて、お昼食べてからのんびりと登録しました。
今年も、ＭＥ、オペ室、ＨＵＣ、病棟、リハビリと心臓外科に携わるコメディカルみんなで演題出しました。来年はレントゲンや生理検査、医療秘書室なども参加できるようにしたいですが、まず行きたいかどうかだけど。
とにかく、今年もケガのないようにして、商品ゲットします。

衰えた

今週はMICS-AVRでAoからの出血に難渋して６時間の長丁場となり神経すり減らしてるときに、解離が来られまして、落ち着いてはいたので内科の先生に挿管以外の全てライン類を入れて、検査も全部やってもらって、後は手術終わって入れ替えるの待つだけ状態にしていただき、夜から開始です。エコーでARmoderate、冠動脈CTでRCAの石灰化で50-75％狭搾とLADのsubtotalがありましたので、LITA-LAD、hemiarch、AVPとしました。支援の先生とたまたま来ていた見学の先生がそのまま残ってくれていましたので、今回は２人でなく３人のちゃんとした心臓外科医がそろっておりパパパッとやりまして５時間かからず終了です。LADが筋肉内走行で、心停止の状態でこればっかりは、手に負えず、指導の先生にLADを露出していただきました。　当然、心停止中は出血しませんが、デクランプ後に最後まで剥離した周囲からの出血が止まらず、なかなかでした。いつも一緒に働いている職員さんの親族でしたので、目が覚めてくれるまでは、こちらもかなり緊張しましたが、翌朝には覚醒、順行性の脳分離はやはり目覚めが抜群で安心です。寝たのは４時ぐらいですので、翌日は少し遅らせて予定のAVRとなり、正中でしたので、こちらも３時間弱で終わらせて、そのまま爆睡です。
以前は夜中に緊急きても翌朝は、元気に予定手術へ入っていたもんですが、40過ぎるとつらいものです、最近はまったく体力作りをしてませんので、こういう時に体力の衰えを著明に感じます。
みんな順調に来ていましたので、そんなこんなでも翌日は予定されていたゴルフコンペに参加、私にとって久々の高スコア100点、遊びとなると、これまた別腹、なぜか元気が出るのね。

そろそろ例の時期です

そろそろウインターセミナーの締切が迫ってきています。
前回はこの病院に来て初めての参加でしたので気合入れて、演題5つで８人で参加、驚くべきことにうちのスタッフはプライベートでも？優秀、カラオケやスキーがお得意でカラオケ大会で商品２つ、スキーのタイムトライアルで商品２つゲットしてくれ、良い思い出になったと思われ、今年もみんなで参加したいと思い、いまみんなに演題登録するように葉っぱかけています。

見学

今日から３日間見学の方が来られます。先月、私が見学に行った施設の若い先生らしく、どこから聞いたのかわかりませんが、ちょうど明日明後日と手術が入っています。MICS-AVR、正中AVRです。MICSを見学されたいとのことで、ちょうどよかったです。本日は観光されるとのことで、夕飯食べがてら自己紹介といったところになります。
見学の先生はなんか、ちょこちょこ来てくれますが、なかなか就職とまではいきませんね。あすのMICSはなんか病棟や事務の方からも見学が来ますので大人数になりそうです。

筋ジス

先週は緊急のCABGが入りましたが、ラッキーなことに翌日、MICS-MVR予定していたのでお手伝いの先生は来てくれる。夜間だったこともありますが、IABP入れてくれてあったので、一晩待って翌朝、差し替えて麻酔かけて両側内胸取りながら、お友達が来るのを待って３か所つながせていただきました、OPCAB一か月ぶりぐらいですので、やや緊張、しかもLAD埋まってるし、しかしここで体力を消耗するわけにはいかず、とっとと３か所つないで４時間弱、お手伝いのお友達は終電までに帰らんといかんので、急いで昼飯駆け込んで、1時間後に、予定であったMICV-MVR入室、筋ジスという特殊な症例でしたので安全に短時間でということで、ならMICSやるなということになりますが。
第3肋間がベターで、乳房が大きい方でしたので、乳房下縁の皮膚切開ですと、結構、大きく開けないと第3肋間まで行きません、最初10ｃｍで行ったけど、それでも厳しく2ｃｍ追加、まー、乳房下縁ですのでそこまで切っても、傷は見えません。完全内視鏡にすれば、開ける肋間はあまり関係なくなってくるのでしょうが、こちとてまだMICSペーペーでありますから、しっかり直視、内視鏡はスタッフのために入れました。心筋生検も忘れずに、なんとか遮断は90分で、4時間ちょうどで終了、終電間に合わなければ、一緒に一杯飲んで、翌朝始発でなんて考えていましたが、なんとか終電までには間に合って、やれやれでありました。
いつもこれぐらい、すっといってくれるといいんですが、やはり手術は水物、恐ろしくはまるときもあります、最近、ずーとはまってたので。

ほっとしました。

今日は先日のCABGのグラフト造影でしたが、この時ばかりはいつもドキドキしながらカテ室へ乗り込むのであります。
いくら術中に問題なくても、いろいろな要因がありますが、こればっかりは映してみるまで、わからないし、結果が全て、内科医の評価もね。
左右ともに良い内胸で３か所問題なしで、ここの所、なんだかすんなりいく症例がなかっただけに、うれしいものです。
明後日はもう一例の造影です。こっちはちょっと自信なし。

たまたま

今日のCABGも先日に引き続き、またLADが埋まってまして、つらかった。
今回もラッキーなことにたまたま出てきてくれたけど、これが見つからないと大変なのよね、探すので平気で一時間ぐらい過ぎちゃうから。
ただ今日は見つかったはいいけど、あけたら、真下に中隔枝がいて、一番太いシャントチューブ入れても、血が噴き出る吹き出る、しかもかなり深く掘っているので、土手になっていて、血液が溜まる溜まる、本当に見えなくて、一本目からどっと疲れました。右内胸をLADにつなぎましたが、だいぶ余りましたので、やる必要ないDiagに持っていこうなんて思ったのがまた行けなかった。なぜかDiagも出血のコントロール悪くて、これまた見えない中で、無理した。
その後につないだLITA-OM-PLはもう快適の吻合と思いきや、疲れが出たのか、PLの形悪く、静脈で縫い直ししました。最後にPDを静脈で拾って終了です。
なぜか、５本やると５時間かかる、不思議、なにもなければ４時間ぐらいのはずだが、多枝バイパスは細い血管や縫いにくい血管に手を出すので、一筋縄ではいかないために、なんだかんだ時間かかるのね。まだまだね。