あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

あー、おかしくなりそう

2012-02-15 20:57:53 | Weblog
徹夜明けで、バイパスの前立ちおわって、もう眠気の限界と思い、先に帰らせてもらったのに、夕飯食べてそのまま爆睡しようとおもったら病院から電話、解離のオペやってますとのことで、3人いるはずなのに、、、、と思い、なんかトラブルかと思って、本日一食目の夕飯を急いで胃袋にかきこみ、病院に来てみたら、B型の試験開腹で終了、開窓術のつもりだったようだが、おおごとにならずに済んで良かった。
もう40時間近く寝ていない、完全におかしくなってきた、今度こそ、帰って寝よう。

明日からは楽しみにしていたウインターセミナーです。
リフレッシュしてきます。


ハッピーバレンタイン

2012-02-15 09:21:25 | Weblog
昨日バレンタインは大変でしたが、素敵なプレゼントが届きました。offpump 6枝を後輩前立ちにやったあと、AAAのレジデントの前立ち、それだけでかなりくたびれたのだが、その後の当直では、AMIに、心不全とに、外来ちょこちょこで、まったく寝れなかった。
今日は後輩のoffpumpの前立ち1例のみであるので、なんとか、このまま乗り切れそうであるが。
でも、朝方メールを見たら、昨日の日付で、英語で良くわからんが、とにかく、初の英語論文がアクセプトされたということが書いてあり、喜びのあまり疲れも吹っ飛んで、ただいまハイテンション。
これで、国際会員の申請すれば、指導医と同等になれます。

アジア頼む

2012-02-10 23:05:24 | Weblog
昨年、アジアで発表したネタを、ACTAに投稿しているが、先日、レビューが終わり、コメント付きで帰って来ましたので、先ほど返事を書いて、手直しして再度投稿しました。
GTCSにも一つ出しているので、どちらかが載れば、国際会員への道が開けるのだが、、、
なんとかお願いします、アジアン、、、

昨日は私の山奥の寝当直の間に、解離が来たようで、早速、千葉西方式でやろうとしたらしいが、MEに説明してなかったり、いろいろ手技も中途半端で、、、結局6時間コース、手術自体はあまり変わりはなかった、、、、らしい。でもヘマト50で帰ってきて、術後の状態はかなりいい、やはり全く浮腫みがなく、目も覚め、肺もドライで、おしっこもバンバンである。
なぜ、オリジナル通りにやらないのでしょうか、真似するならとことん真似しなきゃ、何も見えてこないと思うのだが、、、。

そんなこともあり、今日の私のAAAは午後からでした。血管も悪いながら、視野展開も悪く、手が止まって視野を取り直すことが多かったです。10cmにこだわらず、もう数cm切ればいいのでしょうが、そこが私の下手くそなところ、視野が悪ければ躊躇なく広げろと、後輩にはいつも言っているくせに、自分のときは、ついついそのまま無理やりやってしまう、こんなこと繰り返していると、いつかしっぺ返しが来ますね。
そんなこんなで、クランプ40分のオペは104分と狭い視野で、持針器が思うように回らず吻合に手間取り、少しクランプが長くなりました。
まだまだであります、でも、先ほど無事に抜管もできて、明日から食事も食べれそうであります。




ものまね

2012-02-09 22:53:19 | Weblog
以前にERASの話を少し出しましたが、先日、近森の入江先生が遊びにこられて、2夜ご一緒させていただいた。近森では全例とはいきませんが、基本的にオペ室抜管で当日からリハビリをスタートして翌日には歩行を開始するという方針でやられているとのことで、うちは遅れているなーと思った。まー、それにはスタッフがかなり充実していて、病院全体の理解がないと難しいとおっしゃってはいたが、ごもっともであり、一番大事なのは、何だかんだ言っても人なんだろうなと思った。少ないスタッフでは、いくら個人個人が優秀でも限界があり、スタッフがそろってこそ、色々なことにチャレンジできるのだと。
いろいろな壁が当っても、自分の信念を曲げずに、理想に向かって突き進んでいる入江先生には、ほんとに頭が下がります。
また、チャンスを掴むにはとにかく、上司の手技を100%まねしろと。手技が正しいかどうかは関係なくである。自分のまねをできない後輩に症例は預けないといっていました。
まー、まったくその通りであり、それはうちのボスもいつも言っている事で、それが一番の近道だと思う。
レベルが違いすぎて、上司のまねは自分にはできないから安全に安全にとか、自分の考えを通して、違うことをしていては、極めることはできない。
上司は自分より経験がうえであり、多くのトラブルも経験しており、その中でベストを思われる手術を確立しているのであり、それを自分のようなペーペーが、いじることは厳禁なのである。
上司と同じ手術ができるようになり、上司が自分の手術に入ってこなくなったときこそ、自分のやり方を出すときなのであろう。

いつかは

2012-02-09 22:43:17 | Weblog
低侵襲の手術というのが、今ではよく出てくるが、低侵襲とはなんぞや
心臓の標準的な手術での手術死亡率が数%となった今、次に目指すところは、術後の早い回復と社会復帰である。死亡率が低下したといっても、術後に寝たきりになったり、術前以下のADLになってしまっては、疑問が残る。
局所麻酔、小さい傷、胸骨非切開、心拍動下、常温、手術時間の短縮、無輸血など、いろいろとあり、どれもこれも侵襲が少ないのは確かであるが、いくら傷が小さくても、人工心肺を使わなくても、妥協したり、手術時間が長くなったり、術後の回復が遅くなったり、合併症を起こしたりするようでは、低侵襲ならぬ高侵襲である。つまりは、どういった手段でも良いが、術後の回復が早く、手術時間の短いものこそ、低侵襲と呼ぶべきなのではないかと思う。
まだまだ私自身、手術を終えるのがやっとのレベルで、偉そうな事は言えないが、術後の成績は落とさずに、できるだけ余計なことは省き、短時間の手術を目指していきたい。
それが結果的にはもっとも侵襲が低く、患者もスタッフも、病院も、お国もハッピーなのではないかと思う。
欧米では多くの手術は2時間程度で終わる。
いろいろなしがらみがあり、時間内に終わらせないといけないという制約や、術者が術後のケアにあまりかかわらない点から、手術に妥協したり、術後の出血や合併症などから、早期、遠隔期ともに成績が日本より少し劣るところはあるのかもしれないが、やはり、目標としては、標準的な手術であれば日本でも、2時間が目標である。
欧米人にできて、手先の器用な日本人にできないわけがない。
欧米人は血が止まりやすいからだとか、早ければいいというもんじゃない、早いのはもともとリスクが少ないからだと、以前は自分も思っていたが、それは自分に対するいいわけであり、自分の限界を決めてしまっていることになると最近では思っている。
しかし、手術時間にばかりこだわって、本来の目的を忘れてしまっては、本末転倒なので、あくまで安全で確実な手術が前提の上である。

84分

2012-02-09 22:26:51 | Weblog
先日は後輩がいませんでしたので、久々に単純なAAAを担当させていただきました。
やや肥満体型でしたが血管の正常もよく、順調に行ったなーと思ったが、終わってみれば10cmの切開で遮断30分、skin to skin 84分と良いテンポで手術が流れたと思います。
しかし、世界は広いです、トロントのデイビット先生はレジデント時代にAAAのskin to skin 45分でやってのけており、それがトロントにスカウトされるきっかけとなったという逸話があるのである。目指すはデイビット先生、同じ人間である、できないわけがない。
自分の手術で色々、見返してみて、まだまだ必要のない部分は多くある。
そういう目で見ると、あと15分程度は短縮できると思う。
まずは60分を目指して頑張るのである。

手術は早ければよいというものではないが、早くて悪いということは何もない。

時速30km

2012-02-02 12:31:59 | Weblog
今日は起きたら雪でしたね、あまり積もる感じではなかったのですが、今日は山奥の外勤ですので、あっちは凍結の可能性もあるし、めんどくさいけど電車でいこうかどうか迷いました。とりあえず、バイト行く前に、昨日担当したAVRの患者さんを見に病院行ったら、私の山奥の外勤先から通っている婦長が、もう出勤していて、大丈夫だったというので、車で行くことにしたが、やはり行ってみて後悔した。婦長の家あたりを越えたあたりから、普通にボタン雪が降っていて、当然、路面は積もっており、ためしに急ブレーキ踏んでみたら、ずるずるずるっとすべるので、そこから永遠、時速30kmののろのろ運転で行きました。いつも早ければ1時間程度でつくところですが、余裕を持って30分早く出たが、結局いつもどおりの時間に到着。4WDといえど、ノーマルタイヤですので、2速で、極力ブレーキは踏まずに、ドンドン抜いてもらいながらでした。
来たのはいいが、明日の朝の帰りはどうなることやら、、、。
今年のウインターセミナーは山形は蔵王です、あと2週間ほどですが、ビデオ演題で登録したので、今、暇を見て編集していますが、なかなかいい画像がなくて、大変であります。
現在、英語2つ、日本語1つの演題が査読段階ですが、英語は、なんか、先方の要求もなかなか理解しにくく、大変であります。
それでも、なんとか引っかかっているみたいですので、国際会員の申請へ向けて、頑張って通したいと思います。