あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

ライブ症例決定

2006-09-19 16:36:27 | ライブ手術
今週末開催されるCCTライブでの症例が決まった。
うちのセンター長の症例は、胸腹部2型+iliacという、まさにうってつけの症例である。ただ9時からの放映ということを考えると、いつものように7時オペ室入室ぐらいでは間に合いそうにない。たぶん6時入室ぐらいでないといけない気がする。他人様のところで麻酔かけて体位取るのにはいつも以上に時間がかかることが予測されるし、胸腹の場合pumponまで2時間弱必要なのである。
大川先生もなかなかすごい症例を拾ってくるもんです。
大変そうだけど、楽しみです、うちのセンター長の腕を全国に見せるチャンスであります。ライブで胸腹できるのはこの国ではセンター長だけでしょう。

今回のライブ、なんとしてでも成功させなくてはいけません。

CCTのお供

2006-09-12 00:00:21 | ライブ手術
今日、センター長から交通費宿泊費を自分で出すならCCTに付いてきてもよいというお話があった。
そりゃもう喜んで、付いていきますと1つ返事で答えさせていただきました。
久しぶりに故郷に帰る気分であります、田舎ではありましたが、やはり離れてみるとさびしいもので、あそこでの生活が懐かしいのであります。
ただ、当日はこちらの病院の留守番がいなくなってしまうので、代わりをお願いしなくてはいけないのですが。

CCTライブオペレーター

2006-08-07 23:31:24 | ライブ手術
僕の夢であるCCTライブオペレーターに、今のボスが選ばれた。
中継は豊橋からやることになるらしいが、たぶん俺は留守番だろう。
症例はまだ決まっていないとのことだが、当然、大動脈であることは間違いない。
どうせなら、胸腹部の症例を当ててほしいものだ、TAAは誰でもやってのける時代であるが、胸腹部に関してはたぶんボスが日本一であることは信じてやまない。

ここに来て、早いもので一ヶ月が過ぎた。何がなんだかわからないうちに過ぎてしまい、のんびりでいいじゃないかという思いと、早く仕事を覚えて認めてもらいたいという思いが混在しているのである。

マニアック

2005-12-03 20:04:58 | ライブ手術
ライブの打ち上げに行ってきたが、メンバーは静岡市立の山崎先生、小牧市民の澤崎先生、秋田大学の石橋先生、それから1,2日赤の田嶋先生、伊藤先生であり、みんな術式やトラブルやらいろいろと熱い議論になっていた。
中でも、澤崎先生はほんとにマニアックであり、今日もノートパソコン持って来ていて、自分の手術のビデオやら何やらみんなに見せていた。
面白かったのは術中に自己心膜でステントレスの大動脈弁を作るキットがあり、要するに、工場でやってることをそのまま術中にやってしまうということ。
そのビデオでは実際にやって、逆流は止まっていたが、しかし、メリットはあるのか?
しかし、こういう座談会みたいなのがライブのひとつの楽しみでもある、酒も入って仲良くなり、とても表立っては言えない様な本音がポンポン飛び出して、聞いているだけで楽しい。

そういえば、最近、院長がカテで弁置換とか弁形成とかするやつの治験をそのうちやるようなことを言っていたが、そんなんが主流になったら外科もいよいよ終わりだぞー。

キングコング出現

2005-12-03 16:37:09 | ライブ手術
今日は夜久先生を呼んでの外科ライブだった、今日の役割分担を昨日みんなに平等にあみだくじで決めた。
カメラ持ち、麻酔、病棟、外来とあったが、残念なことに私は外来を引いてしまったので、手術は全く見れなかった。
まあ、平等に決めたので仕方がないが、夜久先生がどういう手術をするか見てみたかった、残念。
会場には行って無いので良く分からんが、結構、著名な先生たちがいっぱい来ていて、レクチャーやらコメンテーターやらやっていたみたいだ、そっちはそっちでまたビデオを見せてもらえると思うが。

昨日の夜はいちおう歓迎会らしきものがあって、夜久先生とその助手の土井先生と日赤の伊藤先生、田嶋先生とこられて飲んだが、珍しくほぼ全員2次会までいきかなり飲んでしまった。
夜久先生やはり今年はオーストラリアにいくらしいので、連れて行ってくださいとは、お願いしておいたが、どうなるかは分からない。

その後、僕は暴れて、看護婦さんの車ぶっ壊してしまいました。

今朝みんなにキングコングと呼ばれた。

これから、打ち上げに行ってくるが、今日は飲み過ぎないようにしたい。

CCT打ち上げ

2005-09-30 20:09:36 | ライブ手術
今日はAVR一例のみで昼過ぎには、暇になってしまったので、来年の心血管の抄録をひとつ仕上げた。これはまだ世界で誰もやっていないと思われるリサーチなので、今はまだ内緒。もうひとつは、虚血性のMRについてを出せとのこと。データと解析はある程度済んでいるので、これも話をどうもって行くか考えなくてはいけない。今注目されていて、なかなか面白いテーマだが、恥ずかしながら勉強不足でいいアイデアが浮かびません、もう一度、データをじっくり眺めないといけないかな。
今日は外科チームでCCTの打ち上げです、残念ながら小生は当直のため辞退いたしました。最近、酒癖が悪くなってしまって、つい先日もとある飲み会で記憶を喪失、みんなに絡みまくっていたらしい。後日、周りからいろいろ言われるが、あまり覚えていないという、たちの悪い酔い方をしてしまった、しかしあの時はビールから始まりワイン、ウイスキーと一気飲みをしまくってた気がする。とほほっ。
しばらく、おとなしくしようと思っています。

明日は、点検に出している車を東京までとりに行く予定であったが、何故か鍵の調子が悪く、リモコンキーがひとつ使えないと、、。
それでもいいのだが、直すとなると、もう一度正規ディーラーに持っていかなくてはならないので、平日になると、やれやれ、、、。
仕方ないのでもう一週間、いや来週末はまた当直なので再来週に取りに行くこととなった。まあ、どうせ来週は学会でほとんどいないので、自転車でがんばるか。

自転車といえば、先日バイトの帰り、雨降ってきたので仕方なく駅前に自転車置いてタクシーで帰ってきて、その後CCTとかで忙しくてとりにいけず、ようやく昨日の夜、三日ぶりに、とりに行ったらなくなってた。たぶん撤去だろうと思われ、保管所なるところへ行くと、僕の自転車ちゃんがさびしそうにしていた。
おじさんに聞くと、なんだあんたそれさっき持ってきたばっかりだよ、だって。
しぶしぶ千円はらって三日ぶりに合体し共同作業開始。
気分が良かったので帰りにスーパー銭湯によりサウナと水風呂を往復。
やっぱ自転車サイコー、こんな田舎の駅前で自転車撤去されるとは、悲しかった。



CCT

2005-09-29 22:36:38 | ライブ手術
二日間のCCT surgicalは今年は何事も無く無事終了、ここに来て二度目の参加であるが、やはりスタッフサイドは大変である。手術も発表も講演もほとんど見れなかったが、今年も教授やら部長やらが本音をぶちまけまくってて面白そうだった。
初日は、小倉記念の岡林先生のoff-CABGで、何度か見ているがとても余裕があって素晴らしい。前の晩、懇親会があって岡林先生の隣の席に座らせていただいた、普段学会などでは、すごく無愛想に思えていたが、大変気さくな方で、さらにその晩は上機嫌でいらしたのか、自らしゃべりまくっていた。グラフトの選択は、右に関してはSVGかGEAとのこと。ラディアールは天野先生の言うとおりスケルトナイズして使っても遠隔期でスパズムが多く、もう使わないといっていた、ネイチィブのフローが多ければSVG、少なければGEA。左は基本的にLIMAをLAD、RIMAを分岐の先まで結構長く取って、再開胸のリスクを考えてAoの裏を回してCXへ1~2本とのこと。ただ、裏まわすとどうしてもとどかないことがあるので、RIMAの分岐の先で使ったり、分岐でYで使ったりするらしい、天野先生は、分岐以降は動脈の性状が違うので絶対に使ってはいけないといっている、全く逆の二人である。
ここでもトルコのカラゴッツの話が出たが、岡林先生はもう去年見学に行ったとのこと、とてもいい先生で空港まで迎えに来てくれたらしい、年間1200~1700ぐらいの症例をほぼすべて自分でこなしているらしく、下の者には回ってこないとか、、、。開胸閉胸、グラフトはすべてアシスタント(医者じゃない)の役目らしい。AWAKEのOFF-CABGに関しては彼いわく、外科医はAWAKEだろうが全麻だろうが関係ないと、やっていることは全く一緒とのこと。すべては麻酔科が決めることだと、、、ちなみにバイパス本数は平均1.6本ぐらいといっていたかな。

二人目は小牧市民病院の澤崎先生、弁形成で有名、今回はやや前尖のリウマチちっくなMsrで、普通なら即弁置換という症例であるが、これを弁の専門家はどうするかというのが、今回の症例を選んだうちのボスの趣旨である。
この症例はカメラもちとして手洗いさせていただいたが、澤崎先生前尖の根元をカットしてスライドさせて、ディフェクトは自己心膜をグルタルドアルデヒドで処理したもので、補うという形成を試みたが弁尖がやはり硬くて、コアクテーション悪く、いろいろ追加するも残念ながら断念して弁置換となった。しかし、この先生のチャレンジャー精神には天晴れです。
二日目は、国立帯広病院の、去年は弁形成で参加されていた、大動脈も得意とのことで今回はTAA、とても丁寧な手術で無事終了。OPEN Dで末梢と鎖骨下、分枝送血にして中枢の順で吻合して、BEAT再開して残りの2分枝を吻合して終了。
助手は大和成和に行った時にCOMICでいた、あの椎久先生でした、1年半前とはがらりと感じが変わって、少しお痩せになって、すごくりりしくなっていて、貫禄があった。最初は別人かと思ってしまったほど。まえに朝日新聞に載っていたが、COMIC卒業後、帯広に就職したとのこと。

来週は岡山で胸部外科学会である、今回も演題出してないけど参加させていただきます。来年の岩手の心臓血管に演題二つ出すようにいわれてるが、あと二週間しかない、来週は学会だし、認定医の試験も近いし、やばい。