あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

ヤヌスの鏡

2006-05-29 01:36:52 | スーパースターども
今日はお昼にスッポン料理をご馳走になった。これは亀
時々、行くスナックのママにかわいがっていただき、最近、休みの日など食事に連れて行っていただく。
ちなみにこのママとは、別に変な関係ではなく、もちろん旦那さんや他の常連さんも一緒に行くのである。
次回は松阪牛の老舗か、もしくは自家用車ならぬ自家用船でその辺の島に行ってバーベキューでもするかといわれている。

このママというのが実は大物?
まー正体はいまだ不明なのであるが、この町に飲食店を何軒ももっており、若い人に店を出させているという、いわゆるスポンサーみたいな人である。
昔、杉浦美幸という俳優が、ヤヌスの鏡という昼と夜で人格が変わってしまう女子高生のドラマを演じていたが、このママも夜はスナックで酔っ払い相手に自分も酔っ払っているが、昼間はまた別の顔を持っており、日本最大の自動車メーカーである T社関係で従業員を何百人と扱っている立場にいるらしい。
いったい何者なんだかわからんが、とにかく話のスケールは大きく、いろいろな大物と知り合いでなようで、なかなか面白いのである。
ちなみに車はAMG、これまで何度かのせてもらっていたが、いつも夜で気づかず、ただのベンツだと思っていた。今日はじめて昼間に乗って、気づいたのだが、中身もスゲー凝っていて、本物である。
土地もたくさんもっているようで、病院建てるなら使っていいわよなんて言ってくれるが、いつもあと10年待っててと返している。ほんとか嘘かわからんが、まー、いつかほんとに金が必要になったら、助けてもらおうかと思っている。
仕事以外のところに目を向けてみるのも、いろいろと可能性が見えるものであり、人と人とのつながりに感謝する今日この頃なのである。


循環停止

2006-05-24 20:08:01 | 術者、勉強になった症例
しばらく学会だ、セミナーだでチョイ忙しくしておりまして、ブログ、サボっていました。

今日は久しぶりにIMAのチャンスが来た、これで通算4本目となるものの。これまで順調にきていたのをいいことに、調子にのってやってたら、最後の最後で鎖骨下静脈をやってしまった、最初はちょっと裂けただけと思っていたらドンドンと穴が大きくなりついには、押さえている指先がズポリと、、、どうにもならなくなったので、ボスを呼んだ。offCABGの予定が心肺乗せて循環停止するとこまでいってしまいました。30℃の軽度低体温で4分の循環停止ですんだが、そもそもAo硬くてnonclampの予定だったので、足から送血。ぶじ病室に帰ってきた、たぶん頭は大丈夫だと思うが、いちおうしっかり覚醒してくれるまでは、安心できん。
ちょっと、やりすぎたと反省、そして患者さんごめんなさい。
でも、大変勉強させていただいたことも事実である。
もう二度とやりません、誓います、たとえ誰かがやったとしても、次回は落ち着いて対処できると思う。

胸腺腫瘍

2006-05-10 01:09:50 | 術者、勉強になった症例
今日は5例目となるASDのオペが回ってきた。
今度こそ2時間をきってやろうと思い、気合をいれ、前の晩も深酒しないで頑張ったんだが、開けてみたら、なんか胸腺に鶏のゆで卵みたいな感じの腫瘍があって、どうしたもんかと、取るなら心肺回る前が良いと思い、外来中のボスに連絡したところ、取れとのことで、取り残しの無いように取らせていただきました。
そんなことやっているうちに、人工心肺のっかた頃には1時間過ぎてしまっていた。
その後は遮断22分、心肺48分、閉胸30分と順調に行ったが、トータルで2時間27分と前回より13分遅かった。
胸腺腫瘍さえなければ、2時間きれたかな。
まー時間は関係ない、確実にやることが大事と言う人もいるが、でも、早ければ早いほど患者の侵襲は少ないはず、早くて確実であればなお最高である。それを目指すのだ。患者もスタッフもお国も?、みんなハッピーになれるはず。

こういえるのも、すべては周りのスタッフのおかげだと、あらためて思うのである。僕はほんとに、ただ手の中に渡されたもので切って貼って縫っているだけであり、たぶん、この環境で訓練すれば誰でもできるのだろう、とにかくここまでスタッフ同士の関係を作り上げた方々がすごい。

救急隊のサービスだったのか

2006-05-06 23:48:10 | Weblog
昨日、こどもの日の当直のときに、近くの総合病院へ患者さんを転送した時のこと、いつもなら帰りに病院まで送ってくれるので、その日も送っていただけるものと思い手ぶらで救急車に乗っていったが、その時の救急隊は帰る方角が違うので、自分で帰ってくださいとのこと、唖然として、そこを何とかお願いしますと食い下がるも、途中で出動命令が出たら困るのでダメだとのこと。そして極めつけに、「普段はサービスでお送りしているだけなのですよ、私達に先生を送る義務は無いんです。」とはっきり言われてしまった。
仕方なしに白衣姿で転院先の病院玄関でタクシー待ちの列に並び、みんなにじろじろ見られながらお財布なしでタクシーに乗り込み帰ってきました。
救急隊も医者も患者さんを無事搬送するのが仕事である、救急車に同乗していった医者のその後のことなんて、誰も考えていない、だからって先方に診察をお願いする立場上、同乗していかないわけにはいかない、、、、ほんとこういうこと1つとっても、医者っていう職業は、誰からも守られず、何の保障も無く、とことんあいまいな立場だなーと思った。
まー、ささいなことだけど、サービスだったという事実にややショック、そして、いままで送っていただいていた救急隊の方々に感謝するのである。

血管外科学会

2006-05-01 07:52:51 | 学会活動
血管外科のスライドが何とか形だけ出来上がった、ついでにペーパーにして投稿しようと思っているが、それもだいたいのあらすじはOKなので、もう1つのテーマにてをつけたいと思う。こないだの心臓血管に出したが落選したやつがあり(でも盛岡行かせてもらったけど)、採用されてると思ったのでスライドはほぼ完成しているのだが、、、、、次は胸部外科にでも出してみようかと思うが、そういえば、もうすぐ締め切りだ。まあ、胸部外科は東京なのでつまんないからいいけど、とにかくこのテーマもここにいる間にペーパーにしないと書けなくなってしまうので、手をつけることとす。
さあ、そろそろ、バイト行くこととするか、
しかし、今頃になって眠くなってきた、やばいなー。

無眠

2006-05-01 05:33:42 | 緊急
今日は夜中に珍しくCABGの緊急が入り、先ほど終了、もう外は明るくなっており、朝飯食ったら外勤へと行かなくてはならない。
一睡もしていないが、昨日の昼間うとうと昼寝してたりしたので、今は意外と眠くない、このまま少しデスクワークでもやって外勤いこおっと。