あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

最後にきました。

2013-12-31 14:06:12 | Weblog
今日から地元に帰って、年越しそばと思っていましたら、大みそか午前1時、来ました。
解離のご連絡、開けてみたらAAE、、、、基部再建覚悟で開けてみたけど、やっぱり見た目も立派な洋ナシさんがいらっしゃいました。
ヘルプの連絡するも、飲酒中、不通などなど、そうだよね、すぐにあきらめ院内の内科の若きDRとと外科の当直医コール、外科の先生、外来呼ばれて途中退室、、、。
さすがにちょっときつかった、6.5時間とまー、それなり。
いつもの無駄口も叩く余裕なく、ひたすら集中、集中で、今回も優秀なコメディカルたちに患者ともども救っていただきました。
でも、帰室後にすぐ目覚めてくれて、一安心、年越しまでになんとか実家に帰ろうかと思うが、さすがに今朝の今晩ではしのびないのである。
あー、来年も良い年でありますように

年内閉店

2013-12-12 19:25:37 | Weblog
来週EVAR2件で今年の外科関連の症例は終了の予定です。もちろん緊急はいつでもやりますけどね。
患者さん自身が年末はやはりみな希望されませんしね。
ただ、ここのところ一気に寒くなったためか、緊急の入院が多いです。
以前に私が手術したかたが一気に入院しちゃいました。肺炎が2人、下血が1人、発熱1人、食思不振1人とこの2-3日で5人もです。
手術とは直接関係なくても、なんか心配、数か月たってからのIEってのもあったしね。
自分も体調管理しないとね。

美容面も大事なのだと

2013-12-09 17:56:55 | Weblog
ここの所、また、胸骨の部分切開を始めました。腋窩はやはりストレス多いので、安全で、ご本人が希望される方でよいいかなと。
部分切開のメリットは、どれくらいあるのか、やはり術後の回復は速い印象である。出血も少ないのは確かで。
ただ、文献などにあるような入院期間の短縮などは日本の場合はあまり関係ないかな。1-2週間過ぎたら、正中だろうがMICSだろうが、ほとんどの人は退院は可能、でもいつ帰るかは本人と家族の希望がおおきい。
手術時間はポンプのるまでが20分ぐらい余計にかかるけど、閉胸は10分ぐらい早いかも、つまりはAVRなどはほとんど変わらないかな。
胸骨の固定、安定性はどうなんでしょうか、バストバンドはこの病院に来てから廃止したけど、いまのところ正中切開だけで100人以上にはなると思うけど、何も問題なし、骨が裂けたのはラッキーなことにたぶんいない。そう思うと、手術の時にしっかり固定すれば正中切開でもバストバンドなしでも関係ないような。
ただ、部分切開なら上半身の安静は2か月もいらない気がします。ただ、断端が乗り上げてしまったり、偽関節になったりというのは、十数年前の第一次MICSブームの頃の先生方がおっしゃっていましたので、やはりしっかりと固定することが大事かと。
結局、最大のメリットは美容面でしょうか、心臓の手術で美容面をあまり前に押し出すと、怒られそうですが、できるだけ下部部分切開で皮膚ずらしてねやると、かなりいいかと。
先日も、ちょっとした講演会で1時間ほどMICS手術のお話ししましたが、やはり正中切開のあとは傷が気になって1度も銭湯や温泉に行ってないという患者さんの生の声を聴いて、うーん、美容面だってばかにはできないなーと思いました。

LMT

2013-12-09 17:49:05 | Weblog
本日はLMTの単独病変という、厄介なやつです。いちおうシネで90%狭搾はあるように見えて、冠動脈開けてみたら、あんまり勢いはよくありませんでしたので、本物だと思いますけど。LMTの単独は時にだまされることがあります。
術後にうつしてみると、内胸が痩せ細って、、、、、なぜかLMTの病変が75→25%になってたりして、初回がただのスパズム?なんてこともありますので。
いまはIVUSとかどこでも見れるようになったので、スパズムでなく動脈硬化病変と診断もつくことは多いのかもしれませんが。

ということで、今日は両側内胸とって左に2か所つないできました。助けに来てくれたお友達がこれまた、最高の前立をしてくれて、ストレスなく3時間ぴったんこで終了
元気な内胸でしたので、まず安心、でもやっぱりLM病変は遠隔期になるまでわからんでの、ただ、痩せ細るということは、そもそもバイパスいらないということでもあるが。

弁を取らなくてもベントール

2013-12-05 16:37:42 | Weblog
先日、弁を取らないベントールを教えていただきましたが、意外といいです。
今後は採用です。なんでも固定観念はいけませんね、盲点でした、弁置換なのだから必ず弁を切除するのが当たり前と思っていたけど、基部再建なら取る必要なし、残っている方がいろいろいいかもしれない、、、。
心房細動もあったのでAtricureでPV isolationを追加しましたが、その他は以前、指導医の先生に教えていただいた方法を100%守りまして、循環停止-脳分離しまし。この方法だと一滴も出血なしで、すぐ閉胸できますが、やはり時間はかかる、今回は前立が優秀だったので、5時間半と予定通りで終了です。
洞調律復帰して頭も問題なしと思ったら、4日目にPafへ、術前からアンカロン入れてたのに、とほほ、、、こんなもんか。

基部は1年に1-2回なので、まー、なかなか緊張しますが、私も何をかくそう、まだこれで3例目かな。
でも、やることは日々の積み重ねかなと思います。別にその場で考えることはほとんどなく、全ては術前のイメージトレーニングの中で終了していることばかりかと。
やることが多いだけで大変な手術ではありませんが、やはりコロナリートラブルとかは怖いですね。
これを部分切開でやっている人たちがいるので、恐ろしいものです。

営業マン

2013-12-05 16:33:30 | Weblog
今週末は営業があります。
一時間ほど一般の方向けの講演とのことで、そんなに話すことないので、困った時の画像ということで、いま、必死で手術ビデオダビングしてるけど、間に合うかな。
テーマはハイブリッドにしてみました。

年明けにも、講演あったが、ちょっと余裕なし、同じ内容でもいいかな。

師走となると、確かにいろいろやることあるのね。