日々是好舌

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校長は 知らぬ存ぜぬ 押し通す

2012年07月17日 13時35分37秒 | 日記
大津市立皇子山中学校の「苛め自殺事件」について大津市は第二回目の公判で和解の意向を示したそうだ。裁判当初は虐めと自殺との因果関係は不明だとして争う姿勢であったから、大津市側の方針は大きく変わったことになる。苛めがあったことを認めて和解への道を選んだ越市長の判断は正しいと思う。

それに引き換え、校長と教育長の往生際の悪さと言ったら噴飯ものである。言い訳と言い逃れに終始していた先日の会見の様子を見ていると、程度の悪い土建業者の談合場面よりも品の無い内容だった。つまり、彼らの主張する「知らぬ存ぜぬ」には整合性が全くないのである。

二度にわたってアンケート調査を行い、苛めに関する多くの回答があったにもかかわらず、苛めはなかったとする無神経さは理解できない。

女生徒からの通報が少なくとも二度はあったのにもかかわらず「いじめ」を「けんか」にすり替えて取り上げなかった担任教師の無責任な態度は容認できない。

事件後ではあったろうが、加害者生徒は転校しているのであるから、それが事件に起因するものであることは学校長として解らないはずが無い。

子供だましのような彼らの言い訳はすでに”開き直り”以外の何ものでもない。

皇子山中学校は最近まで「イジメなど問題行動を起こす生徒は存在しない」ことが前提となる道徳教育推進研究のモデル校だったそうである。そのような名誉ある学校で苛めがあったことを認めてしまうと、これまでの研究内容そのものが疑わしくなるから、常識はずれともいえる隠蔽工作に走ったのは疑う余地が無い。

現校長と前校長で今の教育長の二人の程度が悪すぎる。徹底した犯罪隠滅と、それが不可能になったら今度は「知らぬ存ぜぬ」で保身を図るというのでは教育者としてあるべき姿ではない。早晩この二人を排除して捜査を進めないと真相がいつまでたっても分からない。

直接虐めをして自殺に追い込んだのは加害者の三人の生徒かもしれないが、それを見て見ぬ振りをしてきた担任教師と校長、それを監督するべき立場の教育長はもっと程度の悪い加害者であることを指摘しておきたい。彼らこそが真の犯罪者である。
コメント (2)
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