日々是好舌

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まだ出来ぬ STAP細胞 なんと見る

2014年08月22日 18時14分53秒 | 日記
 私は科学者ではない。野次馬根性の強いただの田舎親爺である。
だからSTAP細胞にまつわる一連の騒動を終始醒めた目で見てきたつもりである。

 小保方晴子博士が理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)ゲノムリプログラミング研究チーム(若山照彦研究室)客員研究員としてSTAP細胞の研究に取り組むようになったのは2011年4月から2013年2月までの間だそうだ。

 小保方博士は幹細胞を取り出す実験を繰り返すうちに、取り出しているのではなく刺激でできていることを発見したとされる。この外からの刺激で体細胞を初期化する現象を「刺激惹起性多能性獲得」(英語名のstimulus-triggered acquisition of pluripotencyから「STAP」)、それで得られる全ての生体組織と胎盤組織に分化できる多能性を持った細胞を「STAP細胞」(スタップさいぼう)、STAP細胞に増殖能を持たせたものを「STAP幹細胞」、胎盤へ寄与できるものを「FI幹細胞」と名付けた。

 2011年11月には若山照彦氏の指導のもと、キメラマウスの作成に成功、2012年4月にはネイチャーへの論文投稿と米国仮特許出願を行う。しかし論文はリジェクトされ、セルやサイエンスへも投稿し直すが、全てリジェクトされてしまう。その後2012年12月に笹井芳樹氏、2013年1月に丹羽仁史氏が参加し、論文を再執筆。なお、この間の11月15日に小保方博士に対して研究ユニットリーダー(RUL)応募の打診があり、12月21日に採用面接を受けている。

 2013年3月1日には研究ユニットリーダーに就任し、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 細胞リプログラミング研究ユニットを主宰する。

 2014年1月末にはSTAP研究を発表し、「リケジョの星」として一躍時の人となるが、STAP論文や博士論文において様々な研究不正の疑義が発覚。2月17日には理化学研究所やネイチャーが本格的に調査を開始。3月28日には早稲田大学も博士論文について調査委員会を立ち上げ、3ヶ月程で報告を行うと発表した.

 4月1日には理化学研究所の調査委員会が最終報告を行ったが、小保方博士は4月7日から入院し、調査不服申し立てのために三木秀夫氏ら4名の弁護士からなる弁護団を雇う。4月8日には記者会見を行ったものの、通常は弁護団経由でコメントを発信しており、会見やコメントも様々な批判を受けた。また、入院していながら5月下旬から検証実験への助言のため、CDBに出勤していたことが報道されている。

 と、まあSTAP騒動のあらましは以上のとおりであるが、小保方博士は会見でSTAP細胞は200回以上作製していると公言している。
STAP細胞の研究に取り組んだのは2011年4月からとされるから2014年1月の発表まで3年弱である。

 仮に3年間36ヶ月として、この間に200回作製したとすると200回割ることの36ヶ月で答えは約5.6回となる。つまり、単純計算では月に5~6回はSTAP細胞が出来ていたことになる。

 料理でもそうだが200回も同じものを作れば道具や材料、火加減までレシピを見なくても上手にできるだろう。

 ところが、小保方博士はその後一度もSTAP細胞の作製に成功していないのはどうしてだろうか。こっそりと一人でやると出来るのに、衆目監視のもとでは出来ないとでも言うのだろうか。

 小保方博士はもうそろそろ出来る・出来ないの結論を出すべき時期ではないかと思う次第である。

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