杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

フレンチ・ラン

2017年12月25日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2017年3月4日公開 イギリス=フランス=アメリカ 92分

パリ、革命記念日前夜、市街で爆弾テロが発生。容疑者として浮上したのは、スリの若者マイケル(リチャード・マッテン)。
捜査を担当することになったCIA捜査官ブライアー(イドリス・エルバ)は、イラクで命令を無視し、テロリスト6名を射殺した当局きってのアウトロー。いち早くマイケルを確保したブライアーは、彼が無実であることを感じ取る。ブライアーはマイケルの抜群のスリテクニックを買い、自らの無実を証明するために、捜査に協力することを持ちかける。誕生した“CIAとスリ”による前代未聞のコンビは、真犯人を探すため、パリの街を疾走する!そして、「36時間後の革命記念日にパリの街を制圧する」という犯行声明が出たことから、事件はフランスの国家的危機へと発展していく―。真犯人は誰なのか?事件に隠された巨大な陰謀とはー?(公式HPより)

CIAのはぐれ者捜査官とスリの天才がコンビを組んでテロ事件の犯人捜索のためパリを奔走するバディムービーです。
舞台はフランスですが、バディの二人はアメリカ人ってのがミソですね B級ではありますが楽しめました
 
恋人に騙され爆弾の運び屋にされたゾーエ(シャルロット・ルボン)ですが、直前に疑問を持ち悩んで頭を抱えているところを、金目の物をもっていると誤解したマイケルがそのBAGを置き引きしちゃうんですね~当てが外れてポイっとした次の瞬間BAGが爆発して死傷者が出てしまいます。ブライアーは監視カメラに映ったマイケルを探し出します。(この時の屋根の上の追いかけっこはパルクールっぽいアクションで良かったな)捕まえてみるとどうもテロリストの仲間ではないらしい マイケルのスリの腕を見て「これは使える」とばかりに犯人逮捕に協力させちゃうんですね。(冒頭のエピソードで彼のスリの腕についてはバッチリ魅せています。)
BAGの持ち主を訪ねた二人は彼女もまた騙された被害者であることを知り、これまた三人での逃走&追跡劇となっていくのでした。
 
当節テロというと疑われるのはイスラム教徒の移民です。移民排斥を唱える右翼や反対勢力は対立し、市民は過激化・暴徒化(フランス革命を連想させますね)していく中、それを裏で操っている人物によりブライアーに理解ある上司カレン(ケリー・ライリー)が殺されてしまいます。偽警官を見破ったブライアンたちは、この事件の真相(混乱に乗じた銀行強盗)に気付き、阻止すべく乗り込んでいくのです。ここからのアクションはブライアンの独り舞台ですが、マイケルやゾーエもここぞという場面でしっかりブライアンを助けています(そりゃバディものだから
 
ラストはマイケルの腕が一役買っていて、やっぱ悪人はぎゃふんと言わせなくっちゃねちょっと留飲下がりましたね。
で、マイケルはゾーエとくっついて、そんでもってCIAに入っちゃうのかな

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