杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

紀元前1万年

2011年05月07日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2008年4月26日公開 アメリカ 109分

遥かなる太古の時代。山奥でマナクと呼ぶマンモスを狩って暮らすヤガル族の村で、リーダーなのに村を出て戻らなかった父を持つデレー(スティーブン・ストレイト)と“四本足の悪魔”に襲われ村に逃げてきたエバレット(カミーラ・ベル)は互いに惹かれあって成長する。ある日、正体不明の男たちが村を襲う。デレクはさらわれたエベレットを救い出したい一心で、父の旧友のティクティク(クリフ・カーティス)らわずかな仲間たちと共に一団の後を追う。旅は長く危険なものとなり、一度は助け出したエベレットや仲間も再び捕えられてしまう。しかし、旅の途中で助けた牙(サーベルタイガー)との出会いにより、彼こそ予言の導き手と目されて仲間が増えていき、遂に大勢の戦士たちを率いるようになる。そして、過酷な旅の果てに辿り着いたのは、壮大なピラミッドが並ぶ、想像を絶する文明の地だった。神を名乗る絶大な権力者の下で、さらわれてきた大勢の人々が奴隷として働かされていた。デレーは自分の使命を理解し、人々を救うための戦いに挑むが・・・。


マンモスを狩って暮らしている、文明の夜明け前の時代を生きる主人公が、愛する女性を奪還するための旅を通して自分の使命に目覚めるお話です。
ロストワールドさながらの爬虫類的な鳥に狩られたり、溺れかけたサーベルタイガーを助けたり、果ては宇宙人的な大神が登場したりと、アドベンチャーファンタジーの美味しいトコ取りな娯楽作品です。

精霊と話が出来る村の老婆(巫女?)がストーリーテラーになっています。一方でピラミッドの建造や宇宙船を連想させる大きな船などSF要素も加わっているので、この大胆な解釈を素直に楽しめば面白いかも。

デレーのライバルとして登場したであろう幼馴染が、途中で彼の部下的扱いになってたり、クライマックスで「神」との壮大な戦いになるのかと思いきやあっさり倒されちゃったり、槍で貫かれて息絶えた筈のエバレットが息を吹き返すのも、ファンタジーと思って割り切りましょう(^^;

ただ一人青い目を持つエバレットが、鞭打たれたことで出来た星座型の傷を「神」が恐れる象徴の印としたのはこじつけが過ぎる気も・・。そもそも神が恐れる理由の説明が全くないのはちと不満かな。

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