2016年8月13日公開 アメリカ 111分
ノースカロライナ州の海沿いにある小さな町で運命的な出会いを果たして結ばれた、トラヴィス(ベンジャミン・ウォーカー)とギャビー(テリーサ・パーマー)。二児を授かり幸せな家庭を営む二人だったが、久しぶりのデートの約束にトラヴィスが遅れた日、ギャビーが交通事故にあってしまう。自責の念に駆られるトラヴィスは、目を覚まさないギャビーを前に「真実の愛のために人はどこまでできるのか」と何度も自問する。選択肢は白か黒か、二つしかない。トラヴィスには人生でもっとも重い、究極の選択が求められていた…。(公式HPより)
ニコラス・スパークスの小説「きみと選ぶ道」の映画化です。(ちなみに「きみに読む物語」などの恋愛小説の名手なんだそう。)
甘~い恋愛話かと思ったら、事故で意識不明の妻のためにこれまでの自分たちのことを語り掛けていたのね
二人の出会いは、隣に越してきたギャビーがトラヴィスの大音量の音楽と彼の飼い犬モビーが彼女の飼い犬モリーを孕ませた(誤解でしたが)と苦情を言いにやってきたところから始まります。互いに恋人がいた二人ですが、運命に導かれるまま恋に落ち、ギャビーは恋人ライアン(トム・ウェリング)との婚約を解消、トラヴィスも恋人のモニカ(アレクサンドラ・ダダリオ)に背中を押されて彼女にプロポーズ。めでたく結婚した二人の間には一男一女が生まれ幸せな日々が続くのですが、ある雨の日に不運が訪れます。獣医の彼にとって、急患を放っておくことはできなかったけれど、もしあの時遅れなければ・・・と自責の念に駆られ落ち込むトラヴィス。更に、回復の見込みがないとして延命装置を外す選択を迫られるのですが、悩んだ末、彼は断るのね。そして二人だけの秘密の場所を素敵に飾り立てます。もう一度目を覚まして欲しいと願う彼の気持ちが遂に通じて、奇跡が起こるハッピーエンドです
まぁ、恋愛小説がベースですから、1%の奇跡が起きたとしても驚きはしませんし、互いに傷つけた相手が二人を許し、逆に応援までする「いいひと」たちでも良いわけで
トラヴィスの父(トム・ウィルキンソン)や妹(マギー・グレイス)も終始二人を応援。なんて良い家族なんだ!!
冒頭にラスト前のシーンをもってきて、二人の出会いに遡る手法です。「あ~~やっぱりダメだったのね」と思わせて奇跡が!!という展開もベタではありますが、キュンとしますね
甘々ですが、たまにはこんな作品も良いかも