杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

トランスポーター イグニッション

2019年08月10日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2015年10月24日公開 フランス 96分

2019年8月9日放送 午後のロードショー

プロの運び屋フランク・マーティン(エド・スクレイン)のもとに、妖艶な美女アンナ(ローン・シャバノル)から依頼が入る。時間通りにフランクが到着すると、3人の美女が彼の愛車アウディS8に乗り込んだ。そして銃を突き付けられ、人質に取られ猛毒がまわり命の期限が 12 時間に迫った父親(レイ・スティーブンソン)の映像を目にする。ルールを侵され怒るフランクだが、アンナたちはフランクの特殊部隊時代のライバルだったカラソフ率いる巨大売春カルテルに命を狙われていた。流儀や使命、命が脅かされている父の間で揺らぎながら、愛車を駆るフランク。そんな彼に、裏切りが待ち受ける……。(MovieWalkerより)


トランスポーターシリーズではあるけれど、リブート作品で、主役のフランクはジェイソン・ステイサムから変わっているんですね。 

3つのルール「依頼人の)名前は聞かない」「契約厳守」「依頼品を開けない」を厳守というのはこれまでと同じ。元特殊部隊出身で銃撃戦や格闘技に加え運転技術もピカイチの腕を見込まれてアンナからの依頼があったわけですが、彼女の真の目的は自分たちを追手から逃がすことでした。

これはルール違反だと断ろうとした彼に、「乗ってきたジーナ(ガブリエラ・ライト)とキャオ(ウェンシャ・ユー)は荷物だから違反はしていない」と答えたアンナは父親を人質にとっていることを伝えて強引に引き受けさせます。(金髪の鬘を付け、同じ服を着た三人は一見見分けが付きません。)仕方なく警察の追跡を振り切る際のドライビングテクニックにまず目を瞠ることに 彼女たちの仲間はもう一人マリア(タチアナ・パジコビク)がいます。

フランクシニアは命の危機にあってもユーモアを忘れないキャラで、悲壮感はありません。それどころか、彼女たちの真意を知ると進んで協力するんですね どちらかというと生真面目なフランクジュニアと対照的です。

アンナは12歳でロシアンマフィアのカラソフに売られた過去があり、他の仲間も同様のようです。彼女たちは復讐を計画し、彼の銀行の貸し金庫から宝石やお金を奪い、一緒に保管されていた手帳を使って仲間のイマソワの口座から1億ドルを引き出します。さらにもう一人の仲間であるユーリの飛行機に乗り込んで預金を奪うのですが、その時にジーナが負傷してしまいます。これを助けたのがフランクシニア野戦での経験が役立ったわけです。毒を盛ったという話はフランクに依頼を引き受けさせるための嘘であることを告白したアンナに依頼終了を告げ別れたフランクですが、この件にフランクが絡んでいると知ったカラソフに父親を拉致されてしまうんですね。(よく捕まる父親だこと

父親救出のため、再びアンナたちと手を組んだフランクはカラソフの船に乗り込みますが、そこにカラソフに金を盗られたと思ったイマソワとユーリも現れ、アンナの機転で仲間割れが始まります。その際、キャオとジーナが巻き込まれて犠牲になってしまうんですね。

特殊部隊時代の因縁のあるカラソフとフランクの決闘は素手対ナイフです。基本フランクの戦い方は素手プラスその場にあった道具を用いての肉弾戦で、怪我もするので見ていて痛そう 

アンナの銃に助けられ、カラソフは断崖の下へ・・・。一か月後、カラソフたちの口座から奪ったお金を犠牲になった仲間の家族とフランク父子に送金するアンナの姿でエンドロールです。 

スタイリッシュなヒーローキャラとドライビングテクニックはシリーズから継承されていますが、個人的にはステイサム君の方が好き

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