杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

サンシャイン・クリーニング

2010年04月11日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2009年7月11日公開 アメリカ 92分

ローズ(エイミー・アダムス)はハウスキーパーの仕事をしながら問題児の息子オスカー(ジェイソン・スペヴァック)を育てるシングルマザーで、学生時代の恋人マック(スティーブ・ザーン)と腐れ縁のまま不倫中。彼女の妹ノラ(エミリー・ブラント)は、自立できずに父親と同居中でバイトも長続きしない。父親(アラン・アーキン)の方も怪しげな商売に手を出している。そんな息子と家族のために割のいい仕事を求めて事件現場のハウス・クリーニングを始めることにしたローズは、嫌がるノラにも手伝わせて慣れない現場に悪戦苦闘することに・・・。

いわゆる負け組みの姉妹が、人生の一発逆転を狙って始めた仕事が事件現場のクリーニングという普通じゃない仕事。高収入だけど、凄惨な現場に逃げ出したくなる気持ちを抑えて頑張るのは、お金を貯めて周囲を見返したい気持ちがあるから。昔はチアリーダーとして人気者だったローズにとって、不倫中の元恋人が自分を選ばなかったことを含めた今の境遇は悔しく納得いかないのでしょう。

ノラの方は姉のような必死さや上昇志向はないようですが、姉の頑張りが気持ちの中で負担になっていたことが、後にノラの不注意で大きな借金が出来て仲違いした時にわかります。
結局ノラは自分探しの旅に出るのね~~姉妹で再び・・という結末を予想してたけど、良い意味で裏切られたかな

好き勝手に生きているようで、この家族の絆ってけっこう強いです。学校で問題児扱いをされているオスカーのことも、決して否定的には見ていません。(というよりこの祖父と叔母に問題ありだからこうなったのかもですが)そして、この家族の中で育つオスカーの将来も絶対明るい筈だ~

あるがままの自分を受け入れてそこからやり直すことの大切さを教えてくれる作品でした。

登場人物で印象に残ったのはローズたちを助けてくれるウィンストン(クリフトン・コリンズ・Jr)。物静かで穏やかな人柄にです。

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