Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

「ら抜き言葉」が気になって、、、(後編)

2019-02-08 05:14:10 | 言葉
明日もここに居れるかなあ、、、、
そしたらもう一回あのビデオを見れるかなあ、、、、
ついでにあの店のケーキ、また食べれるかなあ、、、、
ま、そんな虫のいいことばかりは考えれないな、、、、

さて、先回から続いている「ら抜き言葉」トークですが
「ら抜き」なんて言ってる方が
時世に乗り遅れているようにすら思えるほどに
いつの間にか、ごく当たり前に耳にし、目にするようになりました。

我が50年来の親友にして、日本語教授法の専門家である日本の友に
ここワシントンからメールで聞いてみたら
間髪を入れずにこんな返事が帰って来ました。
ちなみに彼女は札幌育ちです。

「『ら抜き』言葉ですが、私個人としては、メイさん同様、気になってしょうがありません。
 ただ、北海道弁では『ら抜き』が正統派、殆どの同胞たちは、それが当たり前と信じて
 『ら抜き』で話しています。それに日本語の教科書でもそれを許容するかのような記述も
 見られ始めています。例えば、今、○大でも使っているテキストには

* ra-less forms are gaining popularity especially among young speakers,
but are considered slightly substandard.

と書かれています。
 う〜ん、言葉は生き物だから変わって行くのはしょうがないでしょうけれど
 私としてはやはり、、、、、」

彼女が「書かれています」と言っているのはこんなこと。

「ら抜き言葉は、とりわけ昨今の若い人たちの間で普通の表現になりつつある。
 けれども、やはり本流ではないと考えられている。」

ちなみにそんな我が友が大人の恋で惚れた御仁は、小説や新聞記事の上などでも
正しく美しい日本語を使う方。

「彼から届いた今朝のメールの○○の豪雪の様子を知らせてきた文章もとっても素敵で
 うっとりとしながら読んだところです。」

そして、メールの最後にこんな素敵な言葉を残してくれました。

「『言葉』は使い方によって人を幸せにも不幸にもできる諸刃の刀、
  それなら慎重に、心を込めて使いたいと思うのです。
  ですから、言葉を大切にしない人は苦手です。」

いいなあ、この言葉。
さすが我が40年来の友!

不思議なもので、日本で暮らしている時よりも
日本を離れてからの方が「日本語」に敏感になっているように感じます。
ですから、上の三行の友の言葉もしっかりメイおばさんの心にしみいります。

こんな風に、ひょんなことがきっかけで
50年来の親友と、海を越えて「言葉」についてのやり取りをすることに
なりましたけれど

実は私たち3人組、もう一人、やはり大学卒業後に同じ会社の同じ部で仕事をし
海外での暮らしが長い友がいるのです。
彼女もまたこんなメッセージを届けてくれました。
ちょっと過激ですが(笑)。

「私も『ら抜き言葉』は苦手です!
 この頃、テレビのアナウンサーやラジオで喋っている人まで『ら抜き』が多くて
 良し悪しは別にして、時代が変わっているな、こうして文化が変わって行くんだなあ
 などと感じています。」

さてさて皆様はいかがでしょうか。
言い出しっぺのメイおばさんですが
この何日かつらつら考えて
こんな風に思うように至りました。

言葉は生き物。
時代や状況によって変わるもの。
大事なのは表現の仕方ではなくて、表現の中身。
外側ではなくて内側。

もしも気を悪くなさった方がいらしたら素直に謝ります。
ごめんなさい。

写真は全く関係ないのですが
昨日ワシントンの町で出会った「日本語」です。

極度乾燥(しなさい)?


福?


読んでくださってありがとうございました。
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