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お日様がまぶしく照りつけ始めた朝7時
ホテルを出発し
地中海に沿って西へと走っていると
突然、日本から持ってきた携帯電話のメール着信音が鳴りました。
「Welcome to Greece! Get the best travel tip & exclusive offers with the Vodafone.
Explore Greece!」 (ギリシャへようこそ! ギリシャの旅のベスト情報はボーダフォンでどうぞ!)
続いて、アプリのダウンロードをするためのURLも貼られていました。
どうやら国同士の微妙な対立感情などは気にも留めない純粋無垢な電波ちゃんが、「あ、来た、来た!」とばかりに勘違いしてしまったようなのです。確かにはるか遠くにうっすらと見えるのは、ギリシャ領のメイス(ギリシャ名はメギステ)の島々です。
ギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を走っていた時にも、突然、「アルバニアへようこそ!」というメッセージが届いたことがあります。たしかに海の向こうに見えるのはアルバニアの大地でした。
それにしても、ちょっとやそっとでは片の付かない長い長い歴史上の確執があるトルコとギリシャです。トルコ料理はギリシャ料理と限りなく似ていますが、そんなこと、口が裂けても言えやしません(笑)。
写真のコーヒーは、アンカラからアンタルヤへの長距離バスのサービスエリアで頼んだ「トルココーヒー」です。小さな鍋で一杯分ずつ粉を煮出して作ります。注文すると、どのくらいの甘さにするかを聞かれます。運ばれてくる「トルココーヒー」は上澄みだけを飲みます。だって下の方はまるで泥なんですから(笑)。
実は「ギリシャコーヒー」も全く同じ作り方、全く同じ飲み方です。底にたまったドロドロの亀裂で占いをしてもらうことまで同じです。
それなのに、まちがっても「ギリシャコーヒーをひとつ!」などとトルコで頼んではいけません。同様に、ギリシャで「トルココーヒーをひとつ!」などと頼んでもいけません。
私、アテネのシンタグマ広場のカフェで、
覚えたてのギリシャ語でうっかり
「エナ トゥルキコ カフェ パラカロー」(トルココーヒーひとつお願いします。)
などと言ってしまったら、店のおじさんからこう言われたことがあります。
「そんなものはありません!」
あわてて、「リポン エナ エリニコ カフェ パラカロー」(それではギリシャコーヒーをひとつお願いします。)と言い直したら、おじさん、にかっと笑って、「マリスタ!」(ほいきた、合点承知の助!)。
こんな具合なんです。
メイはトルコもギリシャも同じように好きなんですけれど、、、、
ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!
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