Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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メリークリスマス!~キャンディーケインのお話

2013-12-25 08:17:45 | 文化の違い
今日がクリスマスなら、1週間後は大晦日。
大晦日と言えば紅白歌合戦。
紅白と聞いて思い浮かぶのはこんな幕。


「紅白幕は、ハレの舞台を演出するツールです。お祝い、めでたい行事に最適です。地鎮祭、安全祈願祭、竣工式、新装開店、お祝い事、結婚式やお祭り、卒業式(卒園式)、入学式(入園式)、祝賀会、記念日、入社式、新年会、お花見、祝勝会、などなどさまざまな用途でお使いいただけたらと思います。」(紅白幕の販売文)

アメリカでクリスマスシーズンによく見られるのが、同じく紅白のこんなもの。


「Candy Cane(キャンディーケイン)」と呼ばれるステッキの形をしたペパーミント味のキャンディーです。食べるばかりでなく、クリスマスツリーの飾り付けにも使われます。アメリカの友人たちは、「これを見ると、ああ、クリスマスだなあと思うわ。」とか、「子供の頃を思い出してちょっとおセンチになる。」などと言います。

どうやらこれ、歴史を遡れば、クリスマスツリーを飾るためにクッキーやキャンディーなどのお菓子を使ったヨーロッパにルーツがあるようです。キャンディーケインが登場したのも17世紀。

そんな風習が1800年代になってアメリカにわたりました。けれども、初期の頃は、この紅白キャンディーは何と真っ白だったというのですから、面白いですね。1900年以前のクリスマスカードには真っ白いキャンディーケインが描かれているのですって。現在のような紅白になったのは、20世紀始めのことでした

しかもね、もっと面白いことがわかりました。
スティックの形をしたこのキャンディー、ほらほら、上下をひっくり返せば「J」の字に見えるじゃないですか。


そうなんです。「J」とはイエスキリスト(Jesus)を表す文字。

ひっくり返さなければ羊飼いの杖の形。


こんなことも言われています。
白はキリストの純潔の色、赤は神の愛の色。

こうして、その形や色から、このキャンディーはいつしかクリスマスのシンボルとなりました。

メイもこの時期にはスーパーマーケットでキャンディーケインを買ってきます。
そのまま舐めるには喉を突きそうですので(笑)、もっぱらこんな風に使っています。

ジップロックに入れて、外側から擂粉木(すりこぎ)やスプーンでトントン叩いて砕きます。


そして、焼き菓子にまぶします。チョコレートとペパーミントの相性はなかなかですし、この紅白があるだけで、お菓子が一段と華やぎます。


ケイン(杖)の形はしていませんが、これもまた紅白のペパーミントキャンディーです。


こちらは年がら年中、見られます。
レストランの出口に自由に取って行けるようにおいてあったりもします。
でもこれがツリーに飾ってあるのは見たことがありません(笑)。

「J」の形の威力は大ですね。

これはメイの家のツリー。
キャンディーケインは飾っていませんが。


メリークリスマス!
どうぞ良い一日を!


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どうぞ良い一日でありますように!


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