「日本列島は8日、全国的に強い寒気におおわれ、東京都心では4月として5年ぶりに雪が降った。」
(4月9日の朝刊より)
「雪が降るかもしれない」などとは全く知らずに目覚めた昨日の朝、まだ90%ぐらいは寝ぼけた頭でカーテンの隙間から見える景色にビックリ仰天、「ゆ、雪?」
あまりの驚きに90%ぐらいは目が覚めて(笑)、気が付きました。
なんと桜の絨毯でした!
小さなモミの木だってまるで雪片を抱いたクリスマスツリーです。
たしかに昨日は、そろそろクリーニングに出そうかと思っていた冬のコートをもう一度引っ張り出さねばならぬほどの寒さ。
そんな日に限って、外での予定が満載です。
さあてどこから書きましょう。
やっぱり「花より団子」で行きましょうか(笑)。
かつては、蔦が正面の壁を覆っていた三越裏にあったレストラン。
今では、三越新館にぴたりとはめ込まれてしまったレストラン。
それでも中に入れば昔の雰囲気は健在です。
それが「みかわや」という「洋食屋」です。
シルクハットに燕尾服を着て歩く二代目店主の渡仲耐治さんの姿は「銀座の名物」でした。
毎朝、横浜からこのお姿で出勤なさると言うのです。
かつて渡仲さんとご縁を得てインタビューをし、記事を書かせていただいたことがありました。「みかわや」の歴史、銀座への思い、「洋食」へのこだわり、、、興味深い話をたくさんうかがった中で今でも心に残るのは
「『おいしい』ということはもう絶対です。」
「『ロマン』が私の目指しているレストランです。レストランの扉はロマンスの扉です。ロマンスのないレストランなんてつまんないですよね。」
「レストランは舞台だと思います。自分も俳優の一人となって料理を作る。作る者と食べる人が一つとなって最高の舞台を作るのです。」
そんな渡仲さんに、ある時こんな質問をぶつけてみたことがあります。
「『西洋料理』と『洋食』の違いはなんですか?」
すると、しばらく考えた後でこんなことをおっしゃいました。
「おいしいご飯と漬物で食べていただくことでしょうかね。」
昨日、久しぶりに訪れた「みかわや」は、店舗が変わったとはいえ、やはり「みかわや」でした。
一見かなりお高めのメニューにはこんな表記が並びます。
ビーフステーク 9,200円
ハンバーグステーク 2,700円
ポークカツレット 2,800円
かにクロケット 2,900円
ボール盛りサラド 2,000円
オードゥーブル 4,700円 etc.
やわらかなお肉がたくさん入った「ハヤシライス」には、たしかに「おいしいご飯」と「漬物」がそえられ、銀のカトラリーと一緒にお箸がついてきました。よく冷えたお水の横には湯気を立てた日本茶、そしてお醤油の小瓶です。
不思議なことに、それだけで妙に落ち着くものです。
もともと高めのお値段にさらに10%のサービス料が加わりますから、いくら美味しい、いくら落ち着くからと言って、そうそう行ける場所ではありませんけれど、メイおばさんの「スペシャル」な場所、あるいは「ちょっと贅沢だけれど、ま、いいか」の場所のひとつです。
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「雪が降るかもしれない」などとは全く知らずに目覚めた昨日の朝、まだ90%ぐらいは寝ぼけた頭でカーテンの隙間から見える景色にビックリ仰天、「ゆ、雪?」
あまりの驚きに90%ぐらいは目が覚めて(笑)、気が付きました。
なんと桜の絨毯でした!
小さなモミの木だってまるで雪片を抱いたクリスマスツリーです。
たしかに昨日は、そろそろクリーニングに出そうかと思っていた冬のコートをもう一度引っ張り出さねばならぬほどの寒さ。
そんな日に限って、外での予定が満載です。
さあてどこから書きましょう。
やっぱり「花より団子」で行きましょうか(笑)。
かつては、蔦が正面の壁を覆っていた三越裏にあったレストラン。
今では、三越新館にぴたりとはめ込まれてしまったレストラン。
それでも中に入れば昔の雰囲気は健在です。
それが「みかわや」という「洋食屋」です。
シルクハットに燕尾服を着て歩く二代目店主の渡仲耐治さんの姿は「銀座の名物」でした。
毎朝、横浜からこのお姿で出勤なさると言うのです。
かつて渡仲さんとご縁を得てインタビューをし、記事を書かせていただいたことがありました。「みかわや」の歴史、銀座への思い、「洋食」へのこだわり、、、興味深い話をたくさんうかがった中で今でも心に残るのは
「『おいしい』ということはもう絶対です。」
「『ロマン』が私の目指しているレストランです。レストランの扉はロマンスの扉です。ロマンスのないレストランなんてつまんないですよね。」
「レストランは舞台だと思います。自分も俳優の一人となって料理を作る。作る者と食べる人が一つとなって最高の舞台を作るのです。」
そんな渡仲さんに、ある時こんな質問をぶつけてみたことがあります。
「『西洋料理』と『洋食』の違いはなんですか?」
すると、しばらく考えた後でこんなことをおっしゃいました。
「おいしいご飯と漬物で食べていただくことでしょうかね。」
昨日、久しぶりに訪れた「みかわや」は、店舗が変わったとはいえ、やはり「みかわや」でした。
一見かなりお高めのメニューにはこんな表記が並びます。
ビーフステーク 9,200円
ハンバーグステーク 2,700円
ポークカツレット 2,800円
かにクロケット 2,900円
ボール盛りサラド 2,000円
オードゥーブル 4,700円 etc.
やわらかなお肉がたくさん入った「ハヤシライス」には、たしかに「おいしいご飯」と「漬物」がそえられ、銀のカトラリーと一緒にお箸がついてきました。よく冷えたお水の横には湯気を立てた日本茶、そしてお醤油の小瓶です。
不思議なことに、それだけで妙に落ち着くものです。
もともと高めのお値段にさらに10%のサービス料が加わりますから、いくら美味しい、いくら落ち着くからと言って、そうそう行ける場所ではありませんけれど、メイおばさんの「スペシャル」な場所、あるいは「ちょっと贅沢だけれど、ま、いいか」の場所のひとつです。
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