喉の痛みがあるわけでもないのに
咳がひどいわけでもないのに
今日もまた声が出ません。
情けなくて無声音で笑っちゃうぐらい(笑)。
シアトルでの仕事が終わって
ワシントンに戻った夫が電話をしてきましたが
一生懸命、声が出ないことを伝えようとしても声になりません(笑)。
驚いた夫が
「ひどいね。何言ってるかわからないよ。
メールで連絡し合おう。無理をしてはだめだよ。」
と電話を切ってしまったほどに(涙)。
よっぽど医者に行こうかと思いましたが
寒い中出かけて、待合室で待たされることを考えたら
家でじっとしてる方がいいやとばかりに
暖かい部屋でじ~っとしてました。
お昼寝もしました。
市販の薬を飲んでいるせいか
昼間から実によく眠れますが
今日も情けないぐらいに非生産的な日でしたよ。
本はたくさん読めましたが。
ま、こんな時は「神様からのプレゼント休息」とでも思って
焦らないことですよね。
何とか声を出そうとすると
ひどいしわがれ声になるせいでしょうか。
今日は無意識のうちに青江三奈さんの歌がぐるぐる頭をまわっていました。
歌はいろいろな思い出を連れてきます。
時に切なくなるぐらいに。
「BOAC航空851便、東京、アンカレッジ、ロンドン行きの出国手続きは間もなく終了致します、、、、、」
これは青江三奈さんの「国際線待合室」のイントロ。
まだまだ飛行機で海外へと飛び立つことが
大きな浪漫だった頃の歌です。
初めて海外へ飛んだ時には
羽田のVIPルームに大勢の方々が集まってくれて
乾杯で送られました。
お餞別までいただいたりもして。
たいして長い旅でもなかったのに
そんな時代だったのです。
送る方も送られる方も
特別な空気を身にまとうような
そんな時代だったのです。
そうした空港での華やかな歓送風景は
国際線の発着が羽田から成田に移されたのを機に
まず見られなくなりました。
そして、「空港」「国際線」という文字が持っていた
そこはかとない「浪漫」も失われました。
子供のころから飛行機が好きで好きで
飛行機に乗るたびに、あれほど心ときめかせていたこの私でさえ
今では飛行機はただの移動手段、ただの乗り物になってしまいました。
一度失った「浪漫」はもう二度と戻ってきやしません。
あの頃あんなに憧れていたBOACもPANAMも
もう存在すらしていません。
寂しいことです。
読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ライフスタイル ブログランキングへ
海外旅行 ブログランキングへ