月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

雨の東京。 心は飛び立てるか

2021-08-11 08:11:00 | 東京遊覧日記

 

 

 



 

6月19日(土)雨

 

2021年1月以来、半年ぶりの東京。羽田までのフライト。ANAボーイング787。あいにくの低気圧が近づき、雨のせいで、途中で何度かふわっ、ふわっと揺れた。厚い雲と雲の間をぬけていく時である。

 

着陸。機内のアナウンスでCAさんが、「ANAボーイング787だけに贈られた特別のレインボーカラーでお客様をお見送りさせていただきたいと思います。またの搭乗をお待ちいたしております」。

と、言い終わるか、いなや。機内にかかったながーい虹。思わぬサプライズに飛び上がる。さあ、とエールをもらった気がした。

 



 

 

東京の気温は21度。雨からはじまる一日だ。

 羽田空港。人がまばらである。

お腹に何かいれようと、「アラスカ」というレストランでポテトコロッケとホタテ貝のクリームコロッケに、ロールキャベツ、線切りキャベツが山盛り入った洋食を選ぶ。

 

 




 

カウンターの両隣には透明なアクリル板を配し、わたしのすぐ前では中年のおばさんが伝票をくっていた。ランチを食べ遅れたサラリーマンや女性客が、入ってくると、おばさんは瞬時にキビっと動いて、お水とメニューを持って、素早い。常に、全体を把握して動く。この店はこの人でまわっているのだろう、という動き方だった。

 

 5時からの講評はまあ、想像していたよりはマシ。修正すべくところはどう変更するか考えよう。問題は、半分の分量にしたほうがいいというアドバイス!

 夜9時。コロナ渦で店が閉まっているので、Nが旅先で買ってきた食材で沖縄のソーメンチャンプルをこしらえてくれた。深夜1時半に就寝。夜中4時に目を覚ます。散歩にいきたいのを我慢。寝付けなくて、Nに気づかれないように、風呂で本を読んで朝になるのを待った。

 

 

 



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