最近、家におこもりして、ひたすら仕事ばかりという日が続いている。
どこかに逃れたい。気分転換がしたいと思っても、
どこへ行くあてもなし。
そんな時に思い切って行ってしまうのは、お風呂である。
「夕方4時半のお風呂」は特別でよろしい。
洗い場にいる時はさすがに小窓を閉めるが、
バスタブに浸かっている時は、小窓を開け放っている。
オレンジの光と夕暮れ時の風の匂い。
虫の鳴き声や近くの鳥や雀の騒ぐ音など。5月になると虫の鳴き声などが、お風呂に流れ込んでくる。
皮膚から毛穴から、じんわり伝わってくるお湯の感触。
このお湯があって、あったかい。
あったかいー、という事がこれだけ幸福なこと、と気付く瞬間である。
阪神淡路大震災の時には熱いお湯が、何週間も出なかった。
手術後、抜糸するまでもお風呂には10日間入れなかった。
だから。というわけでもないが。お風呂のお湯があったかい。ということは日々平安の象徴のようなものである。
バスタブの中で足をグイッと持ち上げて、リラックスをしていると。
さっきまでは手足も、肩も、お腹も、そして心さえも。
硬直した緊張感の中にいたのだなぁと改めて知るのである。
夕方のお風呂の中で見るシャンプーの色など。あーーなんてキレイな色と
感動するのはちょっと妙というか不思議。(Nの椿のシャンプーの朱色)。完璧にお風呂の魔術(紗)にやられてしまっているのだ。
少しだけ本を読んで、上がった。
バスタオルには、微かにラベンダーの匂い。
そこで始めて、お塩にラベンダーの原液を7滴ほどいれて、バスソルトを作ったのだいうことを気付く。
夕方のお風呂に長くはいない。長風呂は深夜だけ。
日常と日常の間の、ほんのちょっとの贅沢な時間。
わが家にある、ほんの一角の小さなリゾートである。
一時。というのがたまらない至福だ。もちろん、缶ビールなどは飲まない。まだ夕方なのだから。
さあ、もうひとがんばりです。
(本日のアメニティ)
●岩塩、ラベンダーアロマ(デュランス)
●ジョンマスター イブニングPシャンプー
●ジョンマスター L&A インテンシブコンディショナー
●レスレクション ハンドソープ(マンダリン、アトラスシーダー、ローズマリー、オレンジ、ラベンダーほか)

ちょっとリセットできた気分で
こころにも体にも至福のひとときですね!
向田邦子さんと山田太一さん
二人とも日常のさりげない描写、せつない人間模様の描き方うまいね~
自然に感情移入していってしまう…
見出すとテレビから離れられなくなって、
なんとなく昔から見ていた記憶があります
山田太一さんのドラマは
岸辺のアルバム
夕暮れて
想い出づくり
日本の面影 は見てました。
もしくは浄化ともいう、それを求めているのでしょうかね。
山田太一さんの作品、よく見てはりますね。
私も「日本の面影」以外は全部見ていますよ。想い出づくりは、原作も持っています。
2月に放送された震災後の家族の崩壊と再生を描いた「時は立ち止まらない」はごらんになった?こういう脚本家は絶対に残ってほしいよね。