月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

2018年 年末年始の雑記より

2018-01-10 00:30:44 | 春夏秋冬の風




2018年は例年よりも穏やかに始まった。

夫婦ふたりで過ごす数十年ぶりの年明けだ。
大晦日の朝はNを空港まで送り届けるため伊丹空港へ。
ANAの出発ロビーに近いスターバックスコーヒーで別れを惜しみ、
家族そろって無言でラテを飲んだ。

そのまま無言で車に乗り込み、近隣の大型スーパーで年末の買い物をすることに。

おせちの材料やしめ縄。ふぐや、縁起のぶり、カニ、ローストビーフ、すきやき用牛肉など、おいしそうな品々が沢山出ていて、
店の人のかけ声もいつもより気合いが入り、とても景気がいい。
それで、さっきのしめやかな気持ちから解き放たれ、気持ちはすっかり高揚し、
正月気分に浸る。
元旦には私の実家へ行くのだし、それほど買い物は必要ないのに、
それでも、おせちの材料や野菜もの、今晩の夕食の買い物で籠は、そこそこ重い。


帰宅したら大掃除をしながら、おせちの煮炊きをする。
この時間が毎年、とても楽しい。わくわくする。
大晦日はとても忙しいのだけど、2017年という年が終わってしまうのが惜しくて、とても丁寧に一日を過ごしたくなるようだ。
(ありがとう。)と心の中で唱えながら、今日という一日を過ごす。


私がいそいそと家具に雑巾をかけたり、片付けものをしているので
パパも最初はテレビをみていたが、娘の部屋を気合いをいれて掃除しはじめ、
家の建具やガラスや、照明器具などを全部ふいて、水まわりを汗をかきながら掃除してくれていた。

暮れの夜は「ぶりしゃぶ」にした。
夜は紅白歌合戦を観戦し、
福井の生そばを買ったので葱たっぷりのにしんそばをつくる。
昆布を長く浸けていたのがよかったのか、鰹を入れるタイミングがよかったのか自分好みのだしの味に大満足。


私の大晦日の楽しみ「ゆく年来る年」の時間だ。
この番組は日本列島の年越しの情景を社寺から生中継してくれるのだし、
日本の各地からの除夜の鐘を聞くことができるので、
すごく厳かな気持ちで新年のカウントダウンを迎えられる良き番組だと思う。


今年も近くの氏神様へ初詣し、除夜の鐘をつきにいった。
そこで頂いたお餅で明日は、お雑煮をこしらえるのだ。
隣の神社にもお参りし、御神酒と柿の種をいただいた。
今年もお世話になり、良い一年をありがとうございました。
来る年も、明るく、希望にみちた素敵な一年になりますように。





2018年。
あけましておめでとうございます。

新年は清々しく、お天気のいい一日だった。
朝のお雑煮の味(白味噌)が、昨日に続いて
バシッと決まったので今日も気分がいい。
年賀状に目を通し、元旦に書こうと思っていた記事を1本書き上げて、
私の実家に出発する。

2日には、85歳の母を連れて城崎温泉へ行った。
「御所の湯」の隣にある四所神社へ参拝し、

「をり鶴」でカニ握りをいただいて、温泉(御所の湯)へ浸かる。










城崎は雪のちらつく寒い日で、温泉につかるとなおさらに家族そろって
新年を迎えられる喜びをしみじみと味わった。



洗い場そばの打たせ湯で、小さい女の子とお姉ちゃんらしき姉妹が
熱い湯をひしゃくでくみ上げては、打たせ湯の背もたれにジャージャーと流して遊んで居る様子がとても可愛らしくて、
私も背中だけ打たせ湯に打たれながら、一生懸命遊んでいる様子にしばらくみとれていた。

寒くなったので外の露天風呂へ。
お湯はさらっとして透明、すごく熱い。44度はあると予想。
目前にはゴツゴツとした赤茶の岩肌と山の木々が見渡せ、
上からは豊富な湯量の滝が流れおちていく。
健やかな新年の冷たい空気が山の木々から発散されて、それらを裸のからだで受け止めるのが気持ちいい。


湯から上がると母とともに、「御所の湯」の前のスイーツ処へ
ソフトクリームを食べにいった。母はわらび餅を食べた。
ガラス窓のむこうには、積もることのない軽い雪がふわりふわりと降っていた。






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