えりはうたう「今日の発見」

趣味はガーデニング
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母のこと

2011-09-07 | 日々の発見


あるところに生まれたばかりの赤ちゃんを亡くした
女の人がいました。悲しみにくれ、涙でお釈迦様に訴えると
「よしよし、私がなんとかしてあげよう」とお釈迦様。
ただし「家々をまわって芥子(けし)の種を手に入れること。」
女の人はうなずきます。続いて出された条件が
「芥子の種は、誰も死人を出していない家から手に入れなければならない」

女の人は芥子の種を求めて尋ね歩きますが、どこの家も
「おじいさんが死んで」「母が亡くなって」「娘を亡くしました」
と死人のいない家が無い。そこで女の人は気がつくんです。
みんな誰かを亡くして悲しみを抱えながら生きているってことに。

母が病気で自分に残された時間が短いって知った時
最期を迎えるための準備を自ら着々として、それは見事でした。
心配したのは感受性強く繊細な、小学生の甥ちゃん(孫)のこと。
母と感性が合い、仲良しだった2人。
母は、人生に別れはつきものなのだ、だからいつまでも悲しみに
執着していてはいけないのだということを、彼に教えるように!
と甥ちゃんママ(妹)初め、私達にしっかり言い遺した。

涙の別れの後、甥ちゃんは近くで母の話をされるのを嫌がり
悲しみに引きずり込まれないようにしているようだった。
でもベッドに入る時など、1人でボンヤリと思い出したり
考えたりしていたらしい、と妹の談。

先日「ゆうべ、みーちゃん(母)の夢見たんだあ」と言ったら
甥ちゃんが「どんなの、どんなの?」と興味を示したので
少し悲しみが変化してきたのかなーなんて思います。
今月はみーちゃんがいなくなって二回目の誕生月。
野原でお花を摘んで綺麗に飾って、ケーキ用意してね
なんて夢の中で言うんです。言うといっても声は聴こえず。
やっぱり自ら花を摘みにいっていたな・・・。
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