本日、2か所の介護施設を見学した。
見学したひとつはデイサービスだった。
利用者さん同士の会話が賑やかで、
電動車いすであっちこっちに移動している人もあった。
職員さんに車椅子はもういらないジャマだと言っている人もある。
私に、リハビリ機器が面白いから使ってみてと声かけする利用者さんもあり。
椅子でうたたねの人も見えたが、全体に活気が感じられた。
スタッフと利用者さんの区別が一瞬つかない。
スタッフは大きな施設名の入ったTシャツを着ていることで見分ける感じか?
片や、まだオープンして間がない有料の老人ホーム。
入居料金の安さで気になっていた施設。
高齢者専用賃貸住宅(高専賃)と1年ちょい前は言っていたが、
最近は、サービス付き高齢者住宅(サ高住)と言う。
なんでも良いが、国の基準が変とネーミングまで変わり、ますます分かりにくさが増す。
話がそれたが、入ったとたんに排泄物の匂いが漂った。
入居の人たちはほぼ寡黙。生気がない。
新しい割に雑然としている。
ドアが開いている居室の空ベッドはどこも乱れたまま。
ドア外の通路へポータブルトイレが置いてある。匂いの原因の一つかもしれぬ。
犬の鳴き声が聞こえた。
どうやら館内に居る。
案内の施設長名刺をくれた人にそれを聞くと「すいません」と謎の返事。
入居生活状況などを細かく聞きはじめると、
「ケアマネさんは通常、料金を聞いてこられます。」
とのこと。
生活保護を受けられないお金に困っている人の受け皿になっているとの説明が続いた。
生活保護受給者になれれば、しっかり守られる事が出来るのにと思うケースがある。
その隙間を救うために出来た施設…確かに助かる人もあるはず。
ここではコストダウンの努力が尽くされているらしい。
介護の沙汰も金次第って現実が突きつけられる。
いささか憂鬱でここを出て、
ふとデイサービスを辞す時の、玄関先のやりとりを思い出した。
猫が施設内に入ろうと隙を狙っているからと、
「利用者さんが玄関の自動ドアスイッチを切ってしまったので手で開けてください。」
と案内スタッフさんから言われ、手でガラスの自動ドアをこじ開けて出た。
スタッフがどここうでなく、
利用者さんの思いがここでは優先されている事も覗えた。
外に出ると
生後1ヶ月くらいの子猫が2匹ころころじゃれ合っていた。
黒で鼻から口にかけてと足先だけが白いおんなじ模様の2匹。
一匹は三角耳がピンとして尻尾が長い。
もう一匹は耳折れしてて顔がくちゃっと平たい。
スコティッシュの血が混じっているかんじ。
案内スタッフさんの話によるとこの子は『ドンくさい』
何匹か生まれて職員が自宅へ連れ帰った子もあるとのこと。
『ドンくさい』と聞いて、思わず我が家へ連れ帰りたくなった。
もう一匹とじゃれていたから、連れ帰るなら2匹いっしょだとまで一瞬思った。
仕事中で、
利用検討のご家族をお連れしている自分の立場をころっと忘れるところだった。
デイサービスの方は野良も阻害されてはいない。
『ドンくさい』というくらい見ているってことだ。
もう一方、施設内で鳴き声が続いていた犬は中型から大型の感じだった。
施設長が飼い主か?
「すいません」ということは施設のアイドルではなく、
密かに連れてこられて閉じ込められている?
衛生上の事をつつかれそうで「すみません」なのか?
鳴き声だけで姿は見なかった。
ここの運営には「すみません」がいっぱい隠れているやもしれぬとふと思ったりもした。
人への接し方と小動物への対応に、どこか共通項したモノがあるや否や?
命は尊ばれるべきものだというのは、単に観念論か?
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見学したひとつはデイサービスだった。
利用者さん同士の会話が賑やかで、
電動車いすであっちこっちに移動している人もあった。
職員さんに車椅子はもういらないジャマだと言っている人もある。
私に、リハビリ機器が面白いから使ってみてと声かけする利用者さんもあり。
椅子でうたたねの人も見えたが、全体に活気が感じられた。
スタッフと利用者さんの区別が一瞬つかない。
スタッフは大きな施設名の入ったTシャツを着ていることで見分ける感じか?
片や、まだオープンして間がない有料の老人ホーム。
入居料金の安さで気になっていた施設。
高齢者専用賃貸住宅(高専賃)と1年ちょい前は言っていたが、
最近は、サービス付き高齢者住宅(サ高住)と言う。
なんでも良いが、国の基準が変とネーミングまで変わり、ますます分かりにくさが増す。
話がそれたが、入ったとたんに排泄物の匂いが漂った。
入居の人たちはほぼ寡黙。生気がない。
新しい割に雑然としている。
ドアが開いている居室の空ベッドはどこも乱れたまま。
ドア外の通路へポータブルトイレが置いてある。匂いの原因の一つかもしれぬ。
犬の鳴き声が聞こえた。
どうやら館内に居る。
案内の施設長名刺をくれた人にそれを聞くと「すいません」と謎の返事。
入居生活状況などを細かく聞きはじめると、
「ケアマネさんは通常、料金を聞いてこられます。」
とのこと。
生活保護を受けられないお金に困っている人の受け皿になっているとの説明が続いた。
生活保護受給者になれれば、しっかり守られる事が出来るのにと思うケースがある。
その隙間を救うために出来た施設…確かに助かる人もあるはず。
ここではコストダウンの努力が尽くされているらしい。
介護の沙汰も金次第って現実が突きつけられる。
いささか憂鬱でここを出て、
ふとデイサービスを辞す時の、玄関先のやりとりを思い出した。
猫が施設内に入ろうと隙を狙っているからと、
「利用者さんが玄関の自動ドアスイッチを切ってしまったので手で開けてください。」
と案内スタッフさんから言われ、手でガラスの自動ドアをこじ開けて出た。
スタッフがどここうでなく、
利用者さんの思いがここでは優先されている事も覗えた。
外に出ると
生後1ヶ月くらいの子猫が2匹ころころじゃれ合っていた。
黒で鼻から口にかけてと足先だけが白いおんなじ模様の2匹。
一匹は三角耳がピンとして尻尾が長い。
もう一匹は耳折れしてて顔がくちゃっと平たい。
スコティッシュの血が混じっているかんじ。
案内スタッフさんの話によるとこの子は『ドンくさい』
何匹か生まれて職員が自宅へ連れ帰った子もあるとのこと。
『ドンくさい』と聞いて、思わず我が家へ連れ帰りたくなった。
もう一匹とじゃれていたから、連れ帰るなら2匹いっしょだとまで一瞬思った。
仕事中で、
利用検討のご家族をお連れしている自分の立場をころっと忘れるところだった。
デイサービスの方は野良も阻害されてはいない。
『ドンくさい』というくらい見ているってことだ。
もう一方、施設内で鳴き声が続いていた犬は中型から大型の感じだった。
施設長が飼い主か?
「すいません」ということは施設のアイドルではなく、
密かに連れてこられて閉じ込められている?
衛生上の事をつつかれそうで「すみません」なのか?
鳴き声だけで姿は見なかった。
ここの運営には「すみません」がいっぱい隠れているやもしれぬとふと思ったりもした。
人への接し方と小動物への対応に、どこか共通項したモノがあるや否や?
命は尊ばれるべきものだというのは、単に観念論か?




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