陽だまりのねごと

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会社の常識 社会の非常識

2007-11-17 06:37:47 | Weblog
賞味期限1カ月延ばせ 「パートに全責任」念書を 「取締役が指示」証言 船場吉兆 元店員ら4人会見(西日本新聞) - goo ニュース

食品偽造のニュースが立て続け。
買う側は食品のラベル以外に頼るものがないわけで
詐欺以外のなにものでもない。

「取締役が指示」したにも関わらず「パートに全責任」を押し付ける。
大なり小なりこういう会社は他所にも存在していそう。

指示にしたがわなければ
「脅し」に入ったと言う。

私も会社から幹部から脅された経験を持つ。
狭い部屋で
男ふたりが私一人を前に据えてガンガン怒鳴った。

 『どこから給料もろうとるんや!』

社会の常識、会社の非常識であっても
会社の利益にならないことはしてはいけない。
常識や良心を曲げなければいけない。
イヤならそんなとこから給料をもらう暮らしを辞めるしかないのだ。

実際に「辞めます」と言ったら、
ひとりが必死で留意に回ったので、
なんとか留まったけれど、会社の体質は骨身にしみた。 

辞めてしまおうと言う思いはその時芽生えたのだ。
でも辞職願いの決行までには、短慮なワタシでも数か月を要した。
生活がかかっている。

いったいこういう会社は誰が一番利益をこうむっているか?
考えてみれば
従業員のガマンが経営者のみの利益に通じている。

コムスンの安い給料で締め上げられて窮々と生きる働く人と
あの六本木ヒル族の経営者と比較してみたら一目瞭然。

我が社は小さい会社だから社長ご一家も各所働いている。
従業員駐車場ははるか彼方にあり、そこから歩いて社屋へ入るが
社長ご一家のお車は歩く距離の短いお客さま駐車場にズラズラと並んでいる。
社員も会社もいわば
自分の持ち物であると言う経営者感覚が見てとれる。

ワタシは
この高級車の列を見る度に社長ご一家のために
社会の非常識を行い、
この人たちのこの車の購買力のために
良心を痛めてまで働くのはイヤだと
退職への思いを強くしていった。

老舗吉兆は
いつから腐ったのだろう?

自由に働く人々がモノ言える会社であるか?否か?
会社の常識が社会通念からかけ離れていないか?
そこで実際に働いてみないと分からない。見えない。

亡夫は転職の果て、あちらの世界へ旅立つ時は
ちいさなちいさなちいさな
『コッテと転ぶ小手会社』の雇われ社長だった。
いつも私の前で社長訓示をぶっていた。

   会社のために働いている人々の
   おかげで
   会社が回ってくれているから
   今の暮らしが成り立っている事を
   忘れてはいけない