過去に3匹。今2匹飼っているけどどの猫も全部違う。
この子は避妊手術以来の麻酔以来、
もう10年以上予防注射以外は医者知らず。
夫の会社の倉庫で生まれた。
野良の子だった。
三毛が欲しいと言った私のリクエストで夫が持ち帰った。
ふぃんふぃん一匹ではかわいそうだから
猫仲間を増やしてやるつもりだった。
事務員さんが
『もう少しかわいい子も居ますよ。』
と言ったとか。
我が家に来た子猫の模様は確かに三毛だけど、
私の知っているうつくしい三毛模様からはほど遠かった。
餌をやると体は5倍はありそうなふぃんふぃんを威嚇して
う~とうなりながら、
しかも体で餌をとられまいと覆い被さってガツガツと食べた。
鳴き声が枯れていた。
病気の親から生まれた病気子猫かもしれない。
すぐに獣医さんに診せた。
なにやらちっちゃな体に注射が打たれた。
もらわれたの?よかったね
獣医さんがものすごく喜ばれて、
お祝いに猫缶と首輪をプゼントされた。
確かにやせこけて、性格も野良根性で、
子猫のかわいい範疇からははみ出ている。
三毛模様は雀柄にも見えるからもともとの名前は『すずめ』。
やがて、『ちゅんちゅん』と呼ばれ、
スズメってどの子?になってしまった。
『う~』とうなって餌確保しなくても今はいつでも食べられるのに、
ふぃんの皿からかすめとる癖が抜けない。
あぁ~三つ子の魂百まで
この子に物怖じがない。お母さんのお腹の下からすぐ我が家猫になった。
最初は母猫を恋しがってなくから、
私がカンガルーのお母さんのようにエプロンにずっと来るんで抱えて台所に立った。
掃除の時はちょこんと肩にのっけていた。
誰かに守られた子供時代が良かったのか?
お客さんには好奇心いっぱいであいさつに出てきて、
猫嫌いの人にもスリスリして悲鳴をあげさせる。
人の加配が家から消えるまで、物影に潜むふぃんとは大違いだ。
キャリーにも嫌がらずに入るし、
錠剤を口に入れても抵抗がない。
世話をするのには手がかからない子だ。
ここのところもふぃんとは大違い。
足のふらつきは無くなったけれど、
まだキャットフードにも水にも顔を背ける。
門歯1本にぐらつきがあると言う。
もう少し早く病院へ連れて行けば良かった。
麻酔ってこんな風に心配を残すから、
ついつい二の足を踏んでしまうんだけど。
病院で
めずらしいかわいい
と言われた
ダルメシアン柄のあんよからの寝姿。
はやく元気になぁれ