陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

4月から始まる新介護予防

2006-02-15 07:54:08 | Weblog
介護保険は自立支援へと旗振りが変更と、いろんなウワサが早くから飛び交っているが、現場への通達は漠然として、シャッキとしない。

要支援1.2と言う新しい介護区分が出来、そのケア・マネジメントは地域包括センターが行う事になり、うちの事務所のケアマネもひとりそちらに移動になる予定。今、研修中。

介護申請の折に徐々に移行すると言う話は聞いたが、介護を受ける側に、

『ハイ明日から予防給付ですよ。やれる事は自分でね。』

とはいかない。
どうなるのかな?と不安だけが先行している。自分で努力して介護状態にならないようにしてもらい、介護保険をあんまり使ってもらわない様にしようと言うのが趣旨。

正直、だれでも高齢になってまで、努力努力と尻を叩かれるのはしんどい話。
と、介護現場の人間も思う。わざわざ認定を受けて、さぁ努力しなさいと言う指導を受けたい人がいるだろうか?介護認定を受ける人が減るかもしれない。今まで、要介護1でうるおっている介護産業は淘汰されて、いきそうな気配もある。

場当たり的な政策で、いっぱい出来てしまった介護産業はどうなるのだろう?
人件費カットで、乗り切ろうとする経営陣の姿もチラついて、あんまり働く者に見通しが明るい業種ではない。現場に若い人が増えて来たけれど、処遇の悪さで職場ジプシーも多い。就職してもすぐに辞めてしまう人も多い。どこも慢性的な人手不足。

今の戦争を乗り切った。結構、お国、行政に従順な世代から、戦後、民主主義で育った世代が介護年齢に成る。介護する側も押し付け介護は必ず批判される時代が来る。人の気持を大切にする本来の介護は今でも、必要不可欠だけど、現実は…。いろいろ利用者サイドの要求は厳しくなっていきそうだ。

支えているのは3K職場に甘んじている人々。われわれが高齢になる時、少子化で介護にあたる人自体が減っている。誰が担うのだろう?介護ベットにくくりつけられて、介護ロボットに世話してもらうのかな?

中高年の豊かな老後は、結局お金がモノを言いそう。

こう言う時節にケアマネに成ろうとしている訳だけれど、このまま臨時職のような職場しかない様な気がしてきた。同じ働いて、日給月給。病気になったらアウト。こんな不安定な状態が続くのだろうか?

『下流階級』が去年の流行語にあったが、一億総中流から二極化が進んでいると寒い世間の風で知る。障害者にもお寒い自立支援法が4月から施行。今年の春風はつめたい。

ぶつくさ言わず、仕事に行ってきます。明日はケアマネ研修4日目。今夜も研修所泊。放送大学の面接講座に出かけている息子とスレ違う~息子よ猫をよろしく。

『なごり雪』を知らない高齢者川柳会

2006-02-15 00:50:27 | Weblog
長らく休会の川柳会から昨夜お誘いの電話があって、8ヶ月ぶりくらいに参加した。いろんな川柳大会で上位入賞者が数人いつも出る実力派が揃っている。年齢も高く、川柳歴も50年以上の人も居る。入会1年ちょい。それも休み休み、なまけもの若輩者は本当のところ、お呼びでない。

  なごり雪春来て蝶になる少女

なごり雪の歌みたいだと言ったら、60代の作者は歌を知らなかった。参加者10人の内知っているのは中年のおじさんと私だけ。イルカは知っているけど、この歌はよく知らないんだって。ギョェ~

伊勢正三ってもっと知らないだろう。歌っているイルカも伊勢正三も60歳にちょっと足りない歳。ものすごく世代が違うとは思えないけれど、興味の対象が違ってその時代が過ぎたのだろう。

若い娘世代は母の鼻歌で覚えたと、結構知っているものだから、メジャーな歌だと思い込んでいた。この会の平均年齢が高すぎるのかな?

ついでながら今宵、その場で題を聞いて句を作る席題の稚句。
題は『寒い』だった。

  寒い時だけぴったんこ気まま猫