介護現場、56%が暴力被害 セクハラも (共同通信) - goo ニュース
これまで介護者からの暴力はニュースになってきたが、今回は反対の立場。夜勤でひとりの夜、認知症の人の暴力に怒りを覚えて、熱風で死に至らしめた事件も過去にあった。
施設から自宅へ帰られた人で、入所中、押さえつけられてオムツ交換をされていたらしく激しいオムツ交換拒否。訪問開始時には、ヘルパーを殴る、蹴るが続いたケースや、着替え、清拭中にヘルパーのおっぱいやわき腹を強く掴む認知症の人等々。うちの事務所でもないことはない話だ。
悪ふざけが好きで、関わるヘルパー全員に『くそババァー』と言う人は実際に担当している。
暴力行為に及ぶまでの背景や、状態、介護者との関係など微妙な部分はなかなか現場をしっかり検討しないと、実際のところはわからない。セクハラ、言葉の暴力などの場合、本人にどれだけ『悪い』と言う判断能力があるか否かも問題になると思う。
人として尊重出来るゆとりが持てる人員配置であるかどうか?
尊厳を傷つける言葉かけやケアはなかったか?
気持を察してもらえない、辛さを受け止めてもらえない。
そんな思いが形を変えて暴力になってはないだろうか?
そして受けけた暴力の処し方を検討、あるいは関係の修復を共に職場で考える職場の体制があるかどうか? 利用者にも介護者にも優しい介護現場になるにはどこをどう変えていったらいいのか?
ポンと出た数値はもっともらしく語りかけるが、裏にある真実の見極めが大事な様に思う。